2019年03月29日
今度はクラウドバンク、そしてクラウドクレジット。影響がどんどん広がります。
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匿名化解除の影響の広がり
先週、ソーシャルレンディングで待ちに待った知らせがありました。
金融庁の公式見解として出されたのは
・「ソーシャルレンディングの投資家は、貸金業法の縛りを受けない(=貸金業登録不要)」
・「よって、ソーシャルレンディングでは案件を匿名化する必要は無い」
というものです。
これまでの繋がりもあり、また貸付先の中には一定数「匿名化してほしい」という希望もあると思うために
すぐさま全案件の匿名性が無くなるということはないと思いますが、朗報には違いありません。
少なくとも、「納得できる理由がないのに匿名化している」という事業者は「良からぬ事をやっている」と
噂されても仕方ないでしょう。
つまり匿名性の解除により、素行のよろしくない事業者の参入を防ぎ、またあぶり出しができるわけです。
匿名性の解除の一報を受け、早速動いたのは2つの事業者。
「Funds」と「SAMURAI」です。
それぞれの事業者のリリースについては、下記の記事をご覧下さい。
・Fundsに続いて、次はSAMURAIが「基本的に実名開示」方針を決定!
さらにこれに続いて、2つの事業者が方針を明らかにしました。
その内容について紹介したいと思います。
その1:クラウドクレジット
一つめはクラウドクレジット。
金融庁の公式見解を受け、「QuickMoneyWorld」に杉山社長のインタビューが掲載。
この中で匿名化解除を歓迎し、その対応について以下の用に前向きに発言されていました。
――融資先の「匿名」原則の解除どうみる
「当局が匿名化の方針を転換することは、当然必要な措置だと考えており歓迎しています。まっとうなソーシャルレンディング事業者はどの会社も、匿名化に反対してきました。匿名化は、当初から民間事業者が懸念していた通り、悪質な事業者が詐欺的なファンドを日本の個人投資家に大量に供給する温床となってしまったため、非常に残念に思います」
「当社は匿名化解除が実行された時点で、ほぼ全案件の融資先企業の社名を開示します」
・ネット融資仲介「貸付先の非匿名化は歓迎」 クラウドクレジット杉山社長
クラウドクレジットの場合は海外案件が多く、社名公開の影響については未知数なところもありますが、
得られる情報が多くなるということは投資家にとって悪いことではありません。
クラウドクレジットは2月から法人投資家向けのプライベートファンドも開始しており、事業者の信頼性は
高いものと考えています。
(一方で案件には一定のリスクがあり、内容を良く見て投資することが大事ですが)
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その2:クラウドバンク
もう一つはクラウドバンクです。
クラウドバンクは3/22、公式サイト上に匿名性解除を受けての見解を発表しました。
こちらも状況が整い次第、4月を目処に貸付先の案件を公開する方針であることを明示しています。
この公表(SALLOW注:匿名化・複数案件化が不要となるための条件の公表)を受けまして、弊社といたしましては、「匿名化・複数化以外の方策」として挙げられている要件等を速やかに満たすよう対応し(本年4月上旬頃を予定しております)、以降に募集するファンドにおいては融資先の同意が得られたものから順次、直接的な融資先が特定できる情報提供も行う等、更なる情報充実化を図る方針です。
・融資先の情報開示等に関する方針につきまして
このような動きが、他の事業者にも広まること、そして実効性のある「案件の明確化」が行われることで
ソーシャルレンディングが発展していくことを願いたいと思います。
(個人的には最も看板の重いSBI SLと、色々渦中にあるmaneoの動きが気になるところです)
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posted by SALLOW at 17:00
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