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2022年10月24日

ジェンダーギャップはなくなるか?

このところ、男女平等とか、ジェンダーギャップをなくすためにとかいう話題をよく耳にするようになったと思います。
日本では昔から、子供が小さい頃には「男が泣くな」とか「女性らしくしなさい」と言われながら育つし、男性は外で仕事をして、家の事は女性がするのが当たり前の時代が長く続きましたよね。
昭和生まれの私も、公務員の父と内職をしながら家事・育児をする母という典型的な日本の家庭で育ちました。
長子で男であった兄は、小さいころから水泳や野球を習わされ、私は女の子だからとピアノや習字を習わされました。
小学生の頃、ファミコンが初めて家に来た時は兄と一緒に私より6つも歳が下のまだ保育園児の弟がゲームをするのを私は女の子だからやらなくていいと言われ、触らせてももらえませんでした。
そして兄は四年制大学に進学するも、女の私は「嫁に行けなくなる」と短大に行く事をすすめられ、私自身も「そうゆうものか」と納得とまでは行かなくても、短大でも行かせてもらえるのだからありがたく思わなければ・・と思っていました。
社会に出れば、同じ仕事をしている同期の男子が、自分より給与が良かったり(四年制大学卒ではなく二年専門学校卒)女性にだけ課される仕事、お茶くみやトイレ掃除、ランチ会のセッティングなどがあって、いつもなんだかモヤモヤしている自分がいました。

私が短大を卒業し、新社会人になったのは25年程前です。
4年程で寿退社し、子供を二人産んだ後にパートで働きだした時も、変わらず女性だけの仕事は当たり前のようにありました。
先輩から仕事を教えてもらう時も、その「女性だけの仕事」はセットで教え込まれ、当たり前のようにこなすことを求められます。
一見、自分の意見をしっかり言える気の強い先輩たちも、そのことについて不満を言っている所を見たこともないし、聞いたこともありませんでした。
私の知らないところで、もしかしたら議論が巻き起こったことがあったかもしれませんが、結局うやむやにされ、これまでと同じように「女性だけの仕事」がなくなることがなかったのかもとも思いますが。

なんだか女ってだけで損だよな・・と子供のころから思っていたことが、学生時代は割と薄くなったのに、社会人になると途端に再燃したように感じたのを覚えています。
なので、二人の娘たちには自分の経験を「今は時代が違うから、そんな事はないと思うけど」という前置きと一緒に話していました。

さて、今春新社会人になった長女。
都会の大企業に就職したので、私が経験してきたような「女性だけの仕事」というのは何一つないそうです。
というか、大企業・・は関係なく、やはり時代が変わって今はどこでもそうなのでしょうか。
そうであってほしいと思いつつ、今大学生の次女は、将来どんな会社に就職するのかな・・と考えたりしています。
そして性別や年齢ではなく、仕事の能力で判断してもらえる、そんな社会になっていればいいなと思います。






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