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2022年12月12日

昭和天皇がポツダム宣言を受諾したのは、虐殺から国民を守るため

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私が昭和天皇の3つの大きな功績のうち、2番目に挙げなければいけないと思うのは、ポツダム宣言を受諾したことだと思うんですね。
若き頃の私は、今のようにきちっと物事を考えることができなかったですね。一つは能力がなかったこと、それから自分の先入観というものに囚われて、それに支配されることがあったということと、それから他の人が言ったり、それからテレビとか新聞に書いてあることをそのまま自分の考えのように錯覚をするという、そういうまあレベルの低い段階でありました。

32の時に第1弾のそういうことを目覚めました。私がそれまでに行動していることは、自分がいいと思って行動してるんじゃなくて、社会がそういう風なものだと言われていることを行動してたということを知ったのが32の時でしたね。

それから少しずつ成長してきまして、42の時に体が元気になってきてから、まあもちろんテレビとか新聞とか書籍、それから私の恩師とかいう方々が言われることを非常に参考にしました。しかしやはり常にどんな場合でも事実ベース、事実がよく自分で分かったなと思ったら、まあ自分で自分の考えを作っていく。しかし作ってもそれにこだわらずに、また次の新しい事実なり、そういうのが入ってくれば、それに応じて変える、もしくは変えた時に他の方にご迷惑をかけたときは謝ると、そういうことができるようになりました。

それで今日の2番目のですね、昭和天皇の3大功績の2、ポツダム宣言の受託。これは私はですね、もう反省しきりなんですよ。っていうのは、日本は戦争に負けたと思ってたんですよ。敗戦ですね。敗戦、戦争に負けたので、仕方なくポツダム宣言を受諾して、降伏したと、こう思ってたんです、実は。
それでその時にはどうしてそう思ってたかっていったら、みんなが敗戦敗戦って言うものですからね、自分も敗戦だと思ってたと。こういう言葉一つのですね、みんなが敗戦と言ってるから敗戦だと考えてたのは、私は40以下の時ですね。

敗戦、日本が戦争に負けたと言ってても、自分で本当に負けたのかということを確認するまでは、敗戦という言葉は使わなかったですね。
もちろん侵略戦争だとみんなが言っても、自分でひとつひとつ戦争の実態をして、本当に侵略なら侵略というふうにすると、そういうのが1つでした。

それで50ぐらいまでかかりましたかね。これもっとかかったかもしれません。
日本は敗戦なのか終戦なのか、ということを考えましたね。で、それと共に、戦争というものはどういうものなのか。ギリシャからローマ時代の戦争から始まって、中国もずいぶん戦争をやっております。ヨーロッパも100年戦争をはじめとした、もう長大な戦争をやってますね。
それからヨーロッパは非常にこう戦争で苦しんだもんですから、ウエストファリア条約、これ1648年ですね、それから近世ではパリ不戦条約とかまあそういうのが、一つは平和をもたらすための戦争のルールなんかをこう話し合った一つの例ですね。

そういうやつもずっと勉強し、並行して日本の戦争の状態をつぶさに、またこれも勉強しました。 当時はやや好戦的な本でありましたけど、「丸」という雑誌もありましてね。それを読みふけったりしました。
というのは私はですね、もともと戦後に教育を受けたものですから、どちらかと言ったら教育の中心はヨーロッパ史観、もしくは占領軍史観だったもんですから、逆側のものから見ないと、両方がよく分からなかったんですよ。それでまあ両方を読むということで、その「丸」なんかも一所懸命読みました。それによってだんだん戦争の実態、戦争っていうのはどういうものかというのが分かってきましたね。

このヒバリクラブでも1回か2回はお話ししましたが、戦争というのはルールがあるんですね。昔はルールがなかった。昔はっていうか紀元前はですね、あまりルールをはっきりしておりませんでしたが、基本的には戦争は人間として避けられない、むしろ避けるというよりか、賛美する傾向もあるんですね。
正義のために剣を取れ、国を守るために剣を取れっていうのは、これまあ人間の基本的な、まあいわば道徳の一つなんですよ。

剣を取るということは戦争をするってことですね。これで多くの人も間違っておられまして、例えば平和運動っていうのあるんですよ。リベラルの方のやってる平和運動って本当におかしなもんで、平和のために剣を取れとかね、平和のために戦えなんて言ってるんですけど、これは一体何を言ってるのかって分かりませんよね。それでこういったことがありましてね。

で戦争っていうのは私も深く理解をしました。ですからいろいろその後のですね、例えば生物兵器とか、それから化学兵器がなぜ禁止されているのか。なぜ非難の対象になるのか、とかですね。そういうことも一所懸命勉強いたしました。
その結果、まとめれば、これはもうこのひばりクラブで1、2回言っておりますので、お聞きになってる方はもう理解されてると思いますけれども、戦争というのは兵隊と兵隊が戦争するんですね。軍隊と軍隊と言ってもいいと思うんですよ。つまり相手を殺す武器を持ってる人たちが、その同士で戦うんですね。これが戦争というものなんですね。

この頃は戦争でないものを、戦争戦争って言ってるんですけども、まあ私がよく講演会なんかで言うのはですね、道で縄跳びをして遊んでる小学校の女の子にライフルを向けて撃ち殺すのは、これ戦争じゃないって言ってるんですね。これは虐殺だ。殺人とか虐殺とかいうのであって、決して戦争ではないと、こう言ってるわけですね。これがまず第一の条件なんですけど、もう一つはですね、降伏できるってことなんですね。

降伏して捕虜になることができる。これはまあ割合と近代からなんですが、まあそれでも過去にもですね、そういうことをやってた国もあります。
自分がもうどうしても、これは負けるというふうになったら白旗を掲げて降伏すると、自分が殺されることはないんですよ。ちゃんと捕虜として処遇されて、人間らしい処遇をされるんですね。その時はもう細かく決まっております。指揮官がまず出てきて、白旗を掲げる。兵士はその後に付いて来て、肩の後ろにこう鉄砲とかそういう武器を置いて、そして出てくる。で武装解除されたらちゃんと降伏した相手の敵軍の指示に従うという、これきちっとしたルールがあるわけですね。
だからまあそれは実際上も実行されております。

例えば有名なワーテルローの戦いですね。19世紀の初めに行われて、ナポレオンが失脚した最後の戦いなんですけども、その時にナポレオンの近衛兵は、これはだいたい近衛兵というのは真っ白な服着た貴族のだいたい長男なんかがやるんですね。プライド高いわけですよ。最後に多くの連合軍に囲まれて、さあ降伏しろと言われたんですが、フランス近衛兵は、自分たちの名誉をかけて降伏しないと。全部殺してくれと。まあこう言って死んで果てたというのもあるんですが。必ず戦争はそういうルールに従ってやられるものなんですね。

さてそういうことを私が十分に勉強した後、この大東亜戦争の終わり方っていうのを十分見てみましたらね。色々理屈があるんですよ。日本軍はもっと前から降伏するべきであったとかね。硫黄島ぐらいまではいいけど沖縄戦ぐらいからあとはもう、降伏するのが良かったんだっていうことを論じている評論家なんかいるんですけど、僕も最初それに引っかかりましてね。もうちょっと降伏が早ければいいなと思ったけど、とんでもないことだったんです。逆だったんですね。つまり1945年、日本が戦争が終わる1945年の3月頃には、だいたい戦争っていうのは実はもうしてなかったんですね。

硫黄島の戦いまでは明らかに戦争でした。硫黄島という場所で、日本軍とアメリカ軍が戦うということですから、これはもうまさに戦争なんですね。
沖縄戦になりますとね、かなり微妙で、沖縄の島に一般の人はいましたね。ですから少なくともアメリカ軍は、沖縄の島を囲んだ後、1週間ぐらいが必要でしょうね。これから戦争に入るから、島の中に日本軍がいるのは全然構わないけど、島の人たちは、例えば北の方に逃げてくれと。沖縄は島が長いですから、北半分のジャングルの中に潜んでたら怪我しませんからね。それから戦争をやるとかですね。それから島からボートとか船で逃れる人をちゃんと手伝うということは、米軍がやらなきゃいけなかったと思います。しかし沖縄戦についてはまだ議論があると思うので、ここではちょっとそれを避けて東京大空襲ですね。これから話を始めますと、4月に入ってからってことがいいかもしれませんね。

1945年の4月5月6月7月8月の前半まで、日本は全くアメリカ軍と戦争しておりません。何でかって言ったら日本軍とアメリカ軍が正面衝突したのは、せいぜい戦艦大和、これも沖縄戦の途中ですけど、そういう時であってですね、軍隊と軍隊がぶつかったってことは、ほとんどないんですよ。ですから1945年の4月からは、東京大空襲にしろ日本各地の空襲にしろですね、それから広島、長崎の原爆にしろ、これ全部戦争ではありません。虐殺ですね。っていうのは戦争の要件を果たしてないんですよ。

まず例えば東京大空襲については、ここではずいぶんお話をしましたので、広島の長崎の原爆が簡単ですからこれで行きますとね。
広島上空にエノラ・ゲイっていう名前のついたB29がやってきますね。原子爆弾を抱えて。戦争であればまず、原爆を落とすと被害を受ける先に民間人がいてはダメなんですよ。
だけどあの当時もう広島にはほとんど軍隊はいなくて、女性、子供がほとんどでしたから。ですからもともと広島に原爆を落とすということが戦争行為でありませんが、それでも広島に落とす必要があったとしますね。そうしましたらスピーカーで、B29からですね、繰り返し繰り返し広島の住民に向かって、これから原子爆弾っていう爆弾を落とすと。広島の中心地から10キロぐらいにいる人は全部死んじゃうから早く退避しろと。退避の期限はまあ10キロぐらいだったら1日で逃げられますから。明日もう1回来て、原爆を落とすから、ちゃんと逃げろと。こういうことをやったり、ビラを配ったり散々してですね、みんなが降伏する余裕がまず必要なんですよ。
それからもちろんそういうことをやればね、日本軍は今度高射砲を準備して、アメリカ軍が来たら高射砲で撃ち落とすということやるでしょうし、それこそが実は戦争なんですね。
相手にも十分な準備をさせて、軍隊と軍隊で戦うよということが、まあいわば典型的な戦争であります。

しかし何もしませんでした。広島市民は日常的な生活をしていて、女子供がほとんどで、軍隊ほとんどいないという街に、原子爆弾が落ちて、一面焼け野原になったわけですから、これはもう典型的な虐殺なんですね。 ということは4月ぐらいから始まった日本本土への空襲ですね。それから広島、長崎の原爆投下っていうのは全て虐殺であります。で日本軍はその時どうしていたかというと、これはもう日本列島に下がって、国を守らなきゃいけないということで、確か第一軍艦区から第6ぐらいまででしたかね、軍艦区を決めて、エリアは消して、そこに日本軍がずっと武器を持って待機してたわけですね。アメリカが上陸したらやるぞと。アメリカ軍は日本に上陸して日本軍と戦ったら、どのくらいのアメリカ軍の方に死者が出るかっていう計算をしておりまして、大体60万人ぐらい死ぬかなと言われておりましたね。第二次世界大戦でドイツを攻めた連合軍とソ連軍は、共にベルリンまで行ってドイツ軍を壊滅し、それの指導者だったヒットラーが自殺しましたね。これが敗戦というものなんです。

軍隊がいなくなって降参したというのは敗戦です。もちろん。軍隊はいなくなるまでに白旗を上げることができますが、いずれにしても軍隊が対応するのが戦争であります。しかしもうこれ虐殺に継ぐ虐殺なんで、昭和天皇がお考えになったことはですね、戦争ならまだ日本軍が戦うんだから、軍隊ですから戦争に敗れて死ぬのはこれ軍隊なんですから、これ残虐でも何でもないんです。
ところがもう4月から戦争はもう終わってると。アメリカ軍は全然上陸してこない。空襲をしたり。空襲もですね、もちろん当然ながらまずは日本軍を狙ってやらなきゃいけないですよ。ところがアメリカ軍の空襲は、東京大空襲もそうですし、それから名古屋も付近とかそういうのが全部市民を狙った空襲をしました。これはもう残虐行為なんですね。それで昭和天皇はそれに耐えられなかったわけですよ。日本人が虐殺するのを耐えられない。だからまだ日本軍が日本列島に十分にいてもですね、やはりここはもうポツダム宣言を受諾するしかないということで、ポツダム宣言を受諾しましたので、昭和天皇は戦に負けて、降伏したんではではないんですね。日本の民族を虐殺から守るために、ポツダム宣言を受諾したわけです。従ってあのポツダム宣言受諾の玉音放送については、軍が絶対そういうことさせないと。いくら天皇陛下でも、それはちょっとひどすぎると。まだ我々は負けてないんだから、という気持ちがあったのは当然であり、かつ8月15日の後にですね、千島列島に侵入してきたロシア軍を日本軍が迎え撃ったというのも、別段おかしくはないんですね。
敗戦して武装解除したわけじゃなくて、これ以上家族が虐殺されるのを見ておられないという天皇のお気持ちからポツダム宣言を受諾したんであると。

このことはもう本当にはっきりと、我々日本人は理解しておく必要がある。いくらね天皇陛下がもうお亡くなりになったので、自分のお気持ちはもうお話できないとか、そういうことじゃなくて、我々日本人はですね、天皇陛下がどういうお気持ちでポツダム宣言を受諾されたか。戦争はどのくらいまで続けられたのか。何が一番良かったのか。ということもう1回心を平らにして、新聞とかテレビがどう言ったかとかアメリカ軍がどう言ったかとかいうことを関係なくですね、事実をご自分で精査して、そしてご自分の意見を作ってもらいたいと私は思っています。

武田邦彦 ヒバリクラブ
昭和天皇の3大功績(2)ポツダム宣言受諾 2022.11.29
https://youtu.be/-jzbdFP_41k


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2022年12月11日

昭和天皇の功績1

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昭和天皇の3大功績というものを、このひばりクラブで取り上げてみたいと思いました。
この天皇陛下の功績というのを取り上げるのは非常に難しいんですね。
つまり天皇陛下っていうのは非常に偉い方なので、日本社会においては天皇陛下の功績を論じるということはできるのか。この問題がまずあるんですね。
天皇陛下の評価をするようなのですから、ちょっと恐れ多いと、それは。というような感じもあるんですが、私は愛知のトリエンナーレで天皇陛下の写真が焼かれ、特攻隊が揶揄され、全く今では嘘だと分かっている朝鮮の従軍慰安婦が取り上げられる。もうこれを取り上げるというだけで、誰が私たちの命を救ったのかということについて、本当にこう、なんて言うんでしょうかね。不見識とかそういう当たり前の言葉が使えないぐらいの怒りを感じますね。

その人たちは本当にこうインテリの人たちというふうに思われますし、バックが朝日新聞でしたからね。しかし自分たちの儲けのために、何でもかんでもやるっていう人たちは世の中にいますけども、しかしこの前の戦争のことを正面から見て、今までヨーロッパ人が世界の有色人種のことをどうやってきたか。今でも正面切って朝日新聞の人たちに、あなたは人種差別のは正しいんですかと聞いたら、おそらくまあずるい人たちですから、表面上は少なくとも人種差別はいけないと言うでしょうね。

日本が最後の戦争をすることになった、この前の大東亜戦争ですね。この戦争は今は、歴史学者がヨーロッパに騙されて、第二次世界大戦と言っておりますが、私は全然内容が違うと思います。
ヨーロッパは確かに、いわゆる第一次世界大戦ってのが第一次ヨーロッパ対戦であり、それから第二次ヨーロッパ戦争がこの前の、いわゆる第二次世界大戦だったと思うんですね。
ヨーロッパは常にドイツを中心として、ドイツと周辺国ということでもいいし、それからまあその理由としては、植民地を持たざる国と持った国との争い、その植民地を持つということをする悪辣非道な国同士の争い。これが第一次、第二次ヨーロッパ戦争なんですね。

それから見ますとアジアの方で行われた、いわゆる第二次世界大戦とか太平洋戦争って言われるものはですね、日本の呼び方だったら大東亜戦争です。これは植民地解放戦争ですから、全然立場が違いますね。時期もほぼ同じとはいえ、ちょっとだけずれております。

でこの戦争は世界的には非常に意義のある戦争で、なんていっても大東亜戦争は、アメリカ、イギリス、オランダ、この国が今まで世界を支配していた。これが日本だけは違う。日本だけはやっつけなきゃいけない。ルーズベルト大統領が言ったと伝えられる言葉で、他のアジア人はいいだろう。だけども日本人だけは皆殺しにしなきゃいけない。なぜか。日本人だけが正義があったからですね。

まあもちろん他の国も正義があったけども、軍事力で負けて屈したという国はあります。
ただ中国人なんかは、正義はヨーロッパ人と同じですね。自分が得すればいいという正義を持っている。ところが、日本人は、自分が得すればいいという正義ではなくて、正義は礼儀であるとか、誠実であるとか、恩義であるとかですね。そういった礼節とか、そういったもんだから、全然人間に対する見方が違うんですね。
人間に対する基本的な見方が違うという民族がこの地上にいたら、これはね百田さんのおっしゃってる言葉ですが、日本以外の国の中に、一つだけ日本という礼儀を尊び、誠実である民族がいたんですよ、この地球上に。それをやっぱり悪人は叩き潰さなきゃいけないと思ったわけですね。

しかし世界全部を相手にして日本が戦うというのは無理があった。だから日本の国民のことを考えておられた昭和天皇は、御前会議で何回も何回も、やはり戦争は避けたいということをずっと言っておられた。しかし立憲民主主義ですから最終的なご判断は天皇陛下がされるにしても、やはり政府もしくは軍部が決断をしたら、君主っていうのはそれに従う必要があるわけですね。

その意味では1941年の11月に行われた最終的な御前会議で政府は、このままでは日本は滅びてしまう。なんて言ったって、75%の石油、鉄鋼系は70%をアメリカから輸入していた。このアメリカが日本に石油も鉄鋼も供給してくれなければ、日本はもう滅びるのはそれは間違いないんですね。
船も自動車も走れない、ビルも建てられない、軍艦も作れないって言うんですから、もうこれはいっぺんにですね、政府はこのままでは日本は滅びてしまいますと、こういう風に言った。
軍部の方は、軍部もアメリカとイギリスとオランダを相手にして戦えば、日本が勝つとはなかなか思えないということになり、結局最終的にはですね、では2つの道がある。それ以外の道はもう閉ざされてしまった。 戦わずして滅びるか、戦って滅びるか、という2つの道しかない。それならば我々の子孫は戦って滅びた方が、まだプライドが残るから、日本国は再生できるかもしれない。ここにいる我々が全部死んでも、また次の世代が日本を再興してくれるだろうと、御前会議でお話をしてですね。

だから今の緊迫感と全く違いますね。天皇陛下はそれを受けてやむを得ないと。明治天皇のお歌を吟じられてですね、なんでこの世の中はみんな人間がいて、殺し合うはずがないのに、これだけ殺し合うんだろうかというお歌を歌って、決戦の覚悟をしたわけですね。

これについて何で日本は戦争したのかということを、今でも言っている。歴史的な検証っていうのはそれからずいぶん行われたので、日本が好んで戦争したんじゃないってことはもう明白ですね。歴史的には明白です。まあ私に言わせれば、科学的事実としては明白です。しかしそれでもまだ、いわゆる日本にいる左翼の人たちとかリベラルという人たちですね、政党にもそういう人たちがいますが、そういう人たちは日本が悪いとか日本が戦争したとか、日本が東南アジアを侵略したとか、こう言っておりますね。

その頃もちろん東南アジアってなかったわけですね。フィリピンはアメリカだし、インドシナはフランスだし、インドネシアはもともと国名もなくて、オランダ領東インドと言ってたわけですね。
インド、マレーシア、ビルマ。これは全部イギリス領ですね。したがって日本が侵略したっていうことはないけども、やっぱり人間のこうなんて言うんですかね、強いものに巻かれたいとか、先入観を優先したいっていうのは非常に強いですね。
なんで人間っていうのはちゃんと自分で考える頭脳を持ちながら、人の言うことがいつまでも頭を離れないんでしょうかね。大人であれば、やはり戦争は日本が好んでしたんではないということは、御前会議の記録を見ても、諸外国の軍隊の配置を見ても、それから当時のアジアの地図を見ただけで分かりますよね、はっきり。

中国の問題もまた難しい問題がいっぱいあるんですが。中国のことを考えれば、あの時に中国人がどう動いたのか。ここではもう、このヒバリクラブで随分お話ししましたから言いませんが。まあ理に聡いというか、自分たちが有利になるならアジアの人たちを全部捨てても、自分たちは白人側に付こうと判断したわけですね。これがアジアの盟主であるとか、中華思想なんですよ。
違いますよね。中華と名乗るのなら、一旦事があれば、アジアの国を守るというのが大切なことであって。白人側に付いて、アジア人を裏切ると。これはもうずっとそうしてますね。日本っていうのはほとんど対外戦争は白人としておりますが、中国は対外戦争ほとんど全部が有色人種としてます。ほとんど全部というか、全部がそうですね。つまり中国人の考え方は、自分が得すればいいということですから、もちろん強い白人よりか弱い有色人種を狙うと。こういうことになりますね。

だからここでまずこの開戦についてはもう1回やはり話をしておきたいと思うんですね。っていうのは、この当時の日本人が、戦争しなくても滅びる、戦争しても滅びる、同じ滅びるなら我々は全部死んでも、日本人の次の世代が世界でプライドを持って生きていくためには、やはり戦って負けた方がまだいいというこの判断ですね。これは本当に正しかったんです。

実にその戦争が終わってしばらく経って、1960年から1990年までの30年間の高度成長の時代に、日本はジャパンアズナンバーワンと呼ばれるように、また世界で一番になり、そしてG7、それ白人国家が世界を支配するための世界のトップ会議の一員にですね、これ名誉のことかどうかちょっと分かりませんよ、一員に選ばれて、日本の首相が常に参加してるって事は、これはやはり、ヨーロッパ人から見ても、ヨーロッパ人は理に聡いけど、自分たちは理に聡いけど、日本人はちょっと偉いという風に思ってるんだと思うんですね。

その中でやはり国の一番中心の人たる天皇陛下がですね、あれだけ開戦を嫌だった。あれだけ戦争を嫌がった。これは東京裁判になった時に、アメリカから来た検事がいろいろ書類を調べたりもしました結果、日本には特殊な左翼の人たちが、一部が、戦争をしようと、まぁ朝日新聞なんかがそうですが、そういう風に煽った以外は、国の中枢部の人たちは総じて戦争を賛成した人はいなかった。なぜこの国は戦争したんだろうと、こういうことを述懐しておりますが、まさにその通りで、追い詰められて滅びる道を2つ選べと言われたら、戦って滅びる道を選んだっていうのが、戦争になったきっかけであり、それを一番強く主張されたのが昭和天皇だったという点で、まず我々は、昭和天皇のこのご発言とか行動を、もう1回よく考えてみなきゃいけないと思っております。

武田邦彦 ヒバリクラブ
昭和天皇の3大功績(1)開戦
https://youtu.be/2YE9YOzuctw


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2022年12月10日

政策を語らない政治家が今の不幸な日本を作っている 現代13

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日本の経済の問題はですね、まあいろいろ今日は新しく、絡合というものを考えた経済というものを組み立てたんですけども。その時に昔の池田勇人首相を思い出しまして。この方は宏池会、この写真がそうなんですが。宏池会って池田隼人さんが首相になるために作ったような派閥なんですが、その派閥の現在続いている宏池会から今度岸田首相が出てるわけですね。

個人個人の内容っていうのは、その人と深く知り合わないと、なかなかその価値っていうのは分からないんでありますが。政治家ってのはやっぱり政策があってですね、それが庶民によく分からなきゃいけないですね。その点じゃあ池田勇人首相は、ご病気になって、少し早くお亡くなりになって、極めて残念なんです。65歳かなんかでお亡くなりになったんでね。もう少し長く生きて、日本の政治のために活動してほしかった人なんですけども。

所得倍増計画。私は若い頃、池田首相の所得倍増計画を聞いて、演説を聞いてですね、こんなバカなことないじゃないかと。その頃まだ所得とかそういうの、よく分かってないですね。日本人が一所懸命働いた分だけ所得が上がるわけで、所得が倍増するっていう政策を作ったから所得が倍増するって、そんなことないじゃないかと。その頃私の給料は10万円もいってなかったでしょうね。それが突然20万になるなんてことないじゃないかと。まあこういう風にアホだったんですね、僕は。そう思いました。

それから池田首相の有名な言葉では、貧乏人は麦を食えと、こう言ったりですね。どちらかというと経済優先政策で、あの当時日本が高度成長の時にはやっぱり私は、あの所得倍増計画とか経済重視政策が重要だったと思うんですね。それも国民全体で同じことをやるという時代でしたね。そういう社会の段階でした。今のように成熟して、一人一人の人が一人一人の人生の幸福を考えて生きるっていう時とは違います。その点で、まあもちろん当たり前ですが、政治っていうのはその社会その社会の発展度に応じてきちんとした政策を作り、それが国民に分かるように繰り返し繰り返し言うと。
そういう点では、割合と池田首相の政策は、全体としては温厚というか穏やかな政策で、国防なんかも、国防を重視する人たちにとっては池田さんの政策は生ぬるく見えたかもしれませんが、全体としては経済政策に重きを置いた、非常にがっちりした政治家だと。広島県出身で、まさに岸田首相の先輩に当たるんですけど、まぁね、今のところですよ、岸田内閣は全然ダメな弟子だっていう感じですね。これは世襲のためでしょうね。池田さん自身もそれほど家柄は悪いっていうわけじゃないんですけど、まあやっぱりまだ明治の気風が残っていて。それから戦争もありましたし、極めて固い強い意志を持った方だったという風に見えるんですね。

だけど私は、政治家で一番大切なのは、まあ頭がいい方がいいし、人柄もいい方がいいし、意志も固い方がいいんですが、なんてったって政治家で一番大切なのは、民衆に、国民に希望を与えるだけのはっきりとした政策を述べるってことですよ。その意味では首相自らばかりでなく、先回、先々回とお話をしましたが、例えば外務大臣だったら対中国政策をどうするのかということはですね、秘密なんかないわけんですよ。だって各国ともに対中国政策がどうするかってことは公にしてるわけですからね。 もちろんそんなのは日本だけが隠したってダメな話でしたし、明らかに中国が日本に対する敵視政策をとっているのは明らかですから。それに対してどうするのかっていうのは外務大臣絶対言わなきゃダメだけど、今は外務大臣ばかりじゃないんですよ。
文部科学大臣も教育をどうするか、もう全然何にも言わない。私ね、国民に今の文部科学大臣が教育改革をどのように考えてますかとか、明治時代の小学校の教育をどのように変えようとしてますかって聞いたってね、返事がないと思いますよ。

厚生労働大臣もそうだし、国土交通大臣もそうだし。環境大臣なんてもっとひどくてですね。中国船が海にプラスチックを捨てたと。プラスチックだけは海に浮きますからね。あとは沈んじゃいますから。大西洋の真ん中あたりでガンガン捨ててたんですよ。それで海がプラスチックで汚れた。これ犯罪行為ですね。中国が犯罪行為をやったから日本人がレジ袋の代金を払え。これが小池都知事とか小泉進次郎元環境大臣の考え方なんですよ。
どういう考え方ですかね。犯人が分かってるものを、犯人を捕まえればいいし、国際的に捕まえることができなければ国際的な非難をすればいいわけで、全くしないんですよね。

温暖化騒動もそうでしたよ。私があるテレビでね、そんな日本人だけに我慢させたって、日本人なんか3%ぐらいしかCO2出してないんだから。もう中国がちょっとね、経済成長したら、もう日本なんかなくたってあったって同じぐらいの温暖化するんだから。いや僕はCO2で温暖化しないと思うけど、するするって言ってるからね。あなた国会議員だったら中国に言ったらどうですかって言ったらね、いや日本人が温暖化で苦しめば、中国人も反省してCO2を減らすなんて、全然そんなことありませんよ。いやそんなこと考えてんですかって、その時僕テレビで言ったんですけどね。検討違いなんですよ。日本人をいじめればいいっていうそういう政治が多いんですよ。

それから、こんなこと言ったらクビになるって。まぁ3人もクビになっちゃいましたけどね、今度。とにかくクビになるってビクビクしてるわけですよ。やはり政治家は、ちゃんと自分の信念をきちっと言って、それで非難されたら非難された、自民党を除名されたら除名されたでいいじゃないですか。だってそれが人生なんですから。

多分もう食事をするのに困る、住むところに困るっていう大臣はいないと思いますからね。もちろん大臣ばかりじゃなくて一般にも国会議員たるもの、市会議員たるもの、県会議員たるものはですね、やっぱり自分の意志と自分の考えを持って、それをしっかりと有権者に訴え、そして支持をされ、それをまた全うする、失敗したら謝ると。そういう、ちゃんとした考えを持たなければダメなんですが。これ3回目かな、11、12、13でやりましたけど。3回目ですね。
しかしこれはやっぱり突き詰めて言えば、国民の責任なんですけどね。まあ池田さんが首相だった頃は、池田さんばかりじゃなくて、首相になれるような力のある人は山ほどおられましたよ。

誰がなってもいいぐらいに、みんなが声を上げて、俺はこうしたい、俺はこうしたいって言ってましたよ。ええ。ですからまあ中曽根首相ができる頃まではそうでしたかね。
1990年2000年ぐらいから怪しくなってきましたね。それでその後はもう首相になる人を探すのが大変だ。今なんかそうですよ。あの安倍さんの後も、まあちょっと無理やりというか、少しそういう風に。個人的な、言うこと悪いんですが、無理やりまあ首相にどなたかがなったわけですが、本当だったら、日本の首相ですから、安倍さんがお辞めになったら、その後まあ5、6人は、少なくともそういう力量の人がいると。その人たちのことを僕らがみんな知っていると。政策も知ってると。人柄ばかりじゃなくてね。
これにはメディアの政治評論家にも責任があります。私あのテレビ出るときにずいぶん政治評論家にですね、辛口を叩いたんですけど。いやいや時局の話とかね、政局の話はまあほどほどにしておいてくださいと。誰と誰が親しいとか、こういういきさつで、この人が大臣になったとか、そういう話じゃなくて、日本の政策としてどうするべきか。そしてこの人はどういう政策を持っているか。その政策を今までどういうふうに進めてきたのか。そういうことを言ってくださいというふうに、メディアでもずいぶん私言ったんですけども。

もう今はメディアも週刊誌みたいになっちゃいましたね。
政治評論家ですら週刊誌みたいになっちゃって、誰と誰が付き合ってるだとかね。そういうことばかり追うと。
まあ週刊誌とかそういうのはまた必要ですよ。それも大切なことかもしれません。しかし一番大切なのは、政治家一人一人がどういう政策を持っているかってことなんですね。
私具体的な名前言いませんけどね。皆さん民主党が政権取った時に、大変に失望された人が多いと思うんですが、私はあの頃盛んにテレビに出てましたので、国会の議員会館なんかに呼ばれてですね、あの当時の民主党の首脳部とずいぶん個人的にお話をしたり、講演会をしたりしたことがあったんですけどね。
まあ民主党に大変に恐縮なんですが、そういう私がその時会った民主党の首脳部で、はっきりとしたポリシーと理論と実践と意見と熱い情熱を持っている方には、残念ながらお会いしませんでした。

実はテレビで、この人はちゃんとした人でいい人だな、意志もはっきりしてるしいいなと思ってお会いしても、ダメでした。その頃自民党の人もそうでしたね。自民党の首脳部の人、2009年から3年間ですから2012年ですか。その頃の民主党も自民党もですね、その首脳部にお会いして、1時間ぐらいもお話しすると、その人の力量って分かりますよ。それから情熱も分かりますね。全然一人として、お会いしませんでした。それからお年寄りの方にお会いしたら、なかなか立派な方もおられました。人間として立派な方はおられましたね。しかしもう調整役で、もう激しく自分の論理を言ってっていう人はいませんでしたね。

皆さんはご存知かどうか知りませんが、昔民社党というのがありましてね。民社党の偉い方だったある人に、名古屋のパーティーで、5年ぐらい前にお会いした。その人は私と会うなりですね、もう一所懸命、パーティーですから立ってて、もう10分ぐらい捲し立てるんですよ。私なんかになんか捲し立てても、何にもメリットありませんよ。しかし彼はそういう情熱がありましたね。もう全然引退した人ですけども、それでも日本をこうするべきだ、私はこれはこう思うと、もう一所懸命言っておられましたね。やっぱり今の閣僚とかこれからね、岸田内閣が怪しいとか、支持率が低いとか言ってますけども、これで即選挙したってね、国民は誰を選んでいいか分かんないですよね。全然分かんないですよ。だって政策が分かんないんですから。

政策って考え方いいんですよ。まあ僕は参政党で、あんまりはっきりした政策よりか参政党の党員の方々がこれから出てくるやつを党の本部で協議して、少しずつ政策を作っていった方がいいっていう、やや慎重派なんで、なんか言ってることが違うと思いますけど。
参政党もはっきり言ってるんですよ。今までと違う政治のやり方、国民から自分はどういう人生を送りたいかっていう意見をちゃんと集約する。そしてまた国民に議論してもらう。これが基本だと。それから、もうかつてと同じようじゃなくてね。とにかく日本人も多様化してるわけだから、それ1人1人の人の人生を幸福にするための最大の政策を取るという、こういう政策に対する考え方でもいいんですね。

政策と言いますとすぐ、日本は核武装すべきかとか、原子力発電所を運転するべきかとか、そういう具体的なことを聞きますけどね。具体的なことよりか、まず哲学ですよ、政治は。これは日本であんまりそういう政治学がきちっとしてないんですが、政治の一番の中心はまず第1段階、哲学なんです。
2が大きな戦略なんですよ。そして何をやるかなんです。だから皆さん今ね、私なんかあの国民の人から聞くのが、まず何をやるかをはっきりしてくれ。そうじゃないんです。哲学なんですよ。
自由民主党はどういう哲学で国民を、この日本国をやろうとしてるのか。もう立憲民主党なんか全く分かりませんね。だからまずは、政治に哲学を取り戻せ、というのでもいいわけですね。

これは政治に政策がいると言っても同じです。政策の上には戦略があり、戦略の上には哲学があるわけですからね。ですからまあ政策を取れば必ずそこに従って哲学が出てくると、こういうわけですから。
だからこの哲学という意味で、この池田勇人首相をここに、写真をちょっと使わせていただきまして。これが同じ宏池会の人かとね。人間も古くなれば、組織も古くなれば傷んでくるのは当然ですけども、ちょっと痛み方が激し過ぎるんじゃないかと思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
現代(13)大臣が政策を熱く語らない? 2022.11.27
https://youtu.be/6cZDAFPcMqQ


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2022年12月09日

日中議連会長の林外務大臣を任命する岸田首相 現代11

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現代の11番で少し岸田内閣についての苦情を言ったんですが、今日は外務大臣ですね。それか外交政策というか。まあ皆さんも感じておられると思うんですが、岸田内閣ができて林外務大臣になって何をしてるか分からないっていう感じなんですね。で、これを言いますとね、政治をよく分かった方は、いや彼は日中議連の会長だからね、動けないんだよ、なんていうような返事が必ず返ってきますけども、私は日本国の大切さっていうのはそんな簡単なもんじゃないと思うんですよね。

林さんは外務大臣を引き受けるにあたっては、自分が日中議連の会長であるとか会長じゃないってこと関係なく、やはり日本国の外交をどうするのか。それはもし林さんの胸の中で決めておられるとしたらね、それはやっぱり就任後もうだいぶ経ちますから、胸の内をちゃんと国民に話すべきだと思うんですね。
現在日本人の多くが対中政策で悩んでるっていうか心配してるのはですね、なんといってもやっぱり中国が日本に対して敵国政策をとっているって事なんですね。明らかに敵国ですよ。だからそれがですね、日中議連で親睦を深めるというのは非常に大切なんですが、まずはここに図を示したようにですね、中国からの核ミサイルが日本の都市を狙っているという状態がまずこれが本当かどうか。本当に一般にこういうふうに言われるようにですね、この図なんかはですね、政府が必ずコメントを出さないといけないですよ。
嘘なのか本当なのか。まずね。だけど大っぴらにこう出てますしね。私なんかもこういうの使わざるを得ないですよね。それはだって他に防衛省とか外務省からデータ出てるわけじゃないんでね。これを使わざるを得ないわけですよ。そうするとまず第一に、中国は日本と戦争する気はないんですよね。っていうのは、戦争っていうのは軍隊と軍隊が国際的に決められた戦争の規則に沿ってやるもんですからね。ですから軍隊は軍隊と戦って相手を殺してもいいけども、一般人、全然何もつけてない武器を持ってない一般人を殺すってことはできませんから。これは虐殺ですから。戦争犯罪ですからね。ですからこの図が本当であれば、つまり中国がミサイルで日本を狙っているならですね、これは中国の犯罪ですから。戦争準備じゃなくて犯罪ですからね。だからこれはもう中国に、厳しく糾弾しなきゃいけないわけですよ。

それからもう一つは、ミサイルというものはもともとですね、ミサイルを撃たれる相手が降伏ができないわけですよ。で戦争っていうのは必ず相手が降伏ができるということ。降伏したらですね、相手を殺しちゃいけないってこと。これはもう戦争の大原則であり、これこそが平和運動というのは結構日本にもあるんですけどね。平和運動活動はなぜこれを言わないんですかね。
戦争っていうのは軍隊同士が行って、相手が降伏するときは降伏できる。降伏して捕虜にした捕虜は、人道的立場で人間らしい生活をさせなきゃいけない。これはもう国際社会の鉄則なんですよ。この鉄則を守るだけで、平和は結構保たれるんですよね。

例えばこの日本と中国の例にとってみれば、中国が核ミサイルもしくは通常兵器のミサイルで、日本の都市を狙っているということ自体が戦争準備でも何でもなくて虐殺準備なんですよ。ですからこういうことやっては困ると。じゃあ日本の軍隊になぜミサイルを撃たなきゃいけないのか。それは日本にアメリカ軍が駐留してるからか、この図を見ますとね、必ずしもアメリカ軍の基地ばかりを狙ってるわけじゃないんですよ。日本の都市を狙ってるわけですね。ということは日本人を虐殺する意志があるのであって、戦争する意志があるわけじゃないんですよ。

そこのところ外務大臣まずどう考えてるかってことですね。中国問題で一番大きいのはこの問題だと思います。それから大臣同士ですから、ぜひ外務大臣とそれから文部科学大臣とか話し合っていただいてですね、現在文部科学省は中国の留学生をどんどん受け入れて、日本の国立大学で訓練をして、それでその訓練が終わった中国の人たちは中国に帰って日本にミサイルを向けるという、そういうことをしてるわけですから、やはりこれはかなり考えなきゃいけませんね。それからトヨタ自動車。僕はトヨタ自動車の経営というのはいいと思いますけども、トヨタ自動車が中国の特殊鋼を買ってるってことは非常に問題だと思いますね。これに対してもしも万が一、政治的な圧力があるとか外務大臣としてこれはどう思うのかということですね。これもやっぱり外務大臣から直接に国民に向かってアナウンスすべきことじゃないかと思うんですね。

それからですね。北朝鮮の問題についてもですね、私の見解はこうなんですね。北朝鮮はミサイルをどんどん打ってるけども、あれはどういうことかっていったら、原爆をそれほど作れないかだと思うんですね。っていうのは北朝鮮は元々原爆の材料を作る装置を持ってません。遠心分離法とかその他の方法、もしくは原子力発電所、これがなければですね、原爆を作ることはできないんですね。原料がありませんから。この原料をもし中国とかロシアから供給を受けてるとしたら、それはものすごく大きな国際的問題ですからね。
これはこれで問題を取り上げなきゃいけません。もしも外務省とかそれから防衛省がそういう情報を得てるならばね、それを国民に示してそして、日本国をどうやって北朝鮮から守るかというのをやらなきゃいけないと思います。

私はこの前の原爆実験の時に起こった北朝鮮の地震の規模ですね。確かマグニチュード7.6だったと思います。私それで計算しましたらね、100メガトン級の原爆軍があの時に失われたと思うんですね。あれが事故であればその事故の時にですね、北朝鮮の原爆に関する技術者の大半が命を落としたんじゃないかと思うんですね。施設も壊れたと思うんです。だからこそあの事故の後、北朝鮮ではほとんど1回も原爆実験が行われてないということと附合いたします。
しかし私は民間ですし、調査機関持ってないので、そういう外側のものしか分かりません。これは日本国民全員がそうだと思うんですね。私はまだ地震の規模から原爆に使用されたウランの量とかプルトニウムの量を計算することができますが、普通はできませんね。しかも日本のメディアとか新聞はそれを発表しません。そして北朝鮮からどんどんミサイルが打たれれば、そのうち核ミサイルが日本に飛んでくるのではないかというふうに心配するのは日本国民としては正当なことっていうか当たり前のことですよね。だからまず外務大臣としては最低でも中国と北朝鮮の脅威についてどのように考えるのかということが必要ですし、それは韓国が一時非常に反日でしたね。この問題はやっぱり外務大臣の問題ですよ。

韓国と友好関係を築いていくということが大切で、まあそれについてはですね、韓国人がわざとっていうか故意にですね、反日感情を持たないように韓国の反日教育についても外務大臣としての立場を表明するべきだと思いますね。それから朝日新聞が嘘をついた従軍慰安婦についてはもう報道した朝日新聞自身が嘘だったってこと言ってるんですし、それからまあ愛知のトリエンナーレではですね、それにも関わらず慰安婦像を展示した。それをしかも愛知県の大村知事がそれを認めるというような情勢についてね、これはどういうことなのかということを日本国としてはね、慰安婦問題っていうのはどういうふうに考えるのかっていうともう外務大臣がしっかりと言わなきゃいけないと思います。
それから拉致問題もそうですね。まあこういう問題もですね、直後の場合は色々難しい問題があるって事はありますが、もう拉致問題が起きてから非常に時間が経ってるわけですね。したがって拉致問題の時に日本国としてはなぜ日本の国土から日本人が拉致される、しかも中には年端のいかない子供まで拉致された。それはどこに欠陥があって、今後それを防ぐにはどうしたらいいか。この問題を外務大臣と防衛大臣がよくお話をしてですね、国民によく納得できるように言うべきだと思います。そういうのほかですね、もちろん世界は大きくウクライナ問題にしてもですね、それからアメリカとの間の安保的なものにしてもですね、今現在のような非常に日本に屈辱的な条約をどのくらいまで続けるのか。そういうグランドデザインをですね、国民に向かって語るのが外務大臣であります。

外務大臣が何にも言わないというような今の状態はですね、ほとんどもう外務大臣としては役に立ってないということなんで、大いに反省してもらうということですね。やはりこれもあの11回目の岸田内閣の時に言ったように、やはり大きな原因は自民党の世襲ですから。岸田さんもそうですし林さんもそうなんです。いずれにしても世襲ですからね。やはり国民としては選挙の時に世襲議員を選ばないこと、世襲議員はほとんどポリシーを言いません。だってポリシーを言うのが政治家なんですから。だから政治家の一番大切なポリシーを述べないのでは政治家として失格ですね。
例えば選挙区の人にも呼びかけたいんですが、選挙区では誰々の親父の子供だから、こういうのあるでしょうね。しかし国会議員とか、まして大臣になるような人はですね、それで選挙区民が選んじゃいけないと思うんですよ。やっぱり選挙民は首相にふさわしい人、大臣にふさわしい人、そういう人を選んで国会に送ってもらわないとですね。あの地域性を非常に重要視して、昔からここには金を落としてくれたとか、自分の息子を世話してくれたとか、そういうようなことで国会議員を選ぶってことになると、これはむしろ政治家の責任というよりかは選挙民の方の責任ってことになります。
今外務大臣がこんな状態であるってことは、外務大臣を選出した山口県の方だと思うんですが、山口県の選挙区の方がどう思われているか。もしいろいろお話であればですね、そのお話の方が聞きたいなという気もいたします。

いずれにしても民主主義では政治というのはある意味で国民の責任でありますから、現在の外務大臣のように何にも言わない外務大臣というのが出るって事はですね、日本の恥であり、日本の政治の堕落でありますので、そこのところも我々としては考えなきゃいけないことだと思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
現代(12)無策な外務大臣 2022.11.26
https://youtu.be/wmrVjBUsQt8


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2022年12月08日

ポンコツ岸田政権 現代11

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今日は本当に久しぶりに1日何もない日ができましたもんですから。
最近は土日がですね、ほとんど講演会で埋まっておりまして、土日に休むってことができないので、まあ3週間に1回か1ヶ月に1回ぐらいはですね、何も予定のない日があればいいなと思ってるんですけど。
今日はちょうど対談の計画がですね、企画があったんですが、それが中止になりましたもんですから、大変に素晴らしい休みの日を過ごしております。
ただ私は休みといってもどちらかというと自分の今興味があることがありましてですね。まあそれを一所懸命調べるというようなことに費やすもんですから、まあそれが私の無常の楽しみであります。何の苦痛もありませんが、食事をゆっくりとってそれで調べ物をして、軽い運動をするという1日を計画しております。

ところで今日は、あのネットとか新聞とかテレビ見ますとね、やはり現在の政権だとか現在の経済っていうのをずいぶん皆さん書いておりまして、私ももちろんちょっと考えがあるんですが、あまり人のことをちょっと批判したりしたくないってこともあって、あまり言わないんですけど。まあここまで酷くなるとやはりヒバリクラブでも問題にしなきゃいけないんじゃないかと思いまして、国際的な動きを5回やりましたね。
世界は大きく動いてるんですよ。それから見ると、このタイトルにつけたように大変失礼なんですが、ポンコツ岸田政権と書きました。まあ本当にね、日本人として少し悲しいっていう感じですね。時々ポンコツ政権っていうのはできるんですよ。それは仕方ないことなんですけどね。ただ全体的な地盤沈下の中でできてしまうポンコツ政権っていうのは、あまり良くないわけです。なんで地盤沈下が起こったかってもちろん当たり前で、当然のことなんですが、自民党政権が世襲だからですよね。

実はね、封建主義、例えば徳川幕府とかまあそういうものに比べてなぜ民主主義がいいかっていったら、封建主義じゃないからなんですよ。つまり世襲じゃないからなんですよね。
世襲っていうのはどうしてもダメになるってことは、長い人間の歴史でもう分かってるんですよね。ですから世襲じゃない制度を作るというのが民主主義なんですね。ですから政治家の方は見識があったら、自分が政治家ならば息子とか娘は政治家にさせないというぐらいの見識がなくて、政治なんかできませんね。

政治っていうのは自分のため、自分の家族のため、自分の繁栄のために政治家になるんではなくて、日本人の中に、自分を少し捨てても日本全体を良くしたい。それで恩に報いたいと。自分が日本で生活した、人生を送った恩に報いたいと思う人が政治家になるんであってですね。
これは実は学者でもそうなんですよ。私もずっと学者だったんですけど、非常に悲しい思いをいっぱいしてきたのはですね、学者っていうのは世の中の栄達を考えるのではなく、お金のことを考えるんではなく、本当に学問が好きで、学問の発達のために自分を投じようと思う人が学者にならなきゃいけないのにですね、ところが今は補助金を取ったりすることに長けていて。あと外国に行って美味しいワインを食べるとかですね。大学の教授なんかになりますと、皆さんからチョンチョンされるので、それが快適だとかね。そういう人が大学の先生になってる場合も多いんで、まあ人のこと言えないんですけども。

政治家はせめて、やはり今みたいにまず世襲じゃないこと。だからもうこれはやっぱり国民の責任ですから。選挙制度は一応ありますからね。絶対に世襲には入れないと。自分の選挙区に世襲の人しかいなかったら、その人はいらないと。まあどんなに妥協しても2代まで。それはあの例えば世襲防止、世襲禁止の法律を作ったらどうかっていう説がありますが、選挙っていうのは国民が意識を示せるわけですから、その意思を示す機会に、やっぱり誰かに頼まれたとか、親父以来のあなたとかってそういう本当に封建的なことを考えるんじゃなくて、民主主義の基本を活かすと。それが活きないのはやっぱり国民の責任だというふうに考えるべきだと私は思います。そしてそれが日本の発展になり、子どもたちのためになるというふうに思いますね。やはりあの明治時代の緊張感を、今の令和に求めてもダメということもあるけどね。これはやっぱりその国民が、自分たちの国をどのくらいしっかりさせようか、自分たちの国をどのくらい愛してるかということによりますね。

岸田さんの内閣っていうのはもちろん、今は閣僚選定したところでも問題がありました。どういう問題かというと、ほとんどの閣僚が、どういうことを得意としているか、何が専門か、どういうことをこの人に託していいかっていうのは、全然国民が知らなかったってことですね。それでその結果、まあ今すでに3人ぐらいの閣僚が、いろんな失言だとかそういったもので辞任してますけどね。この辞任を待たずしても、普段からちゃんと国民に対して発信して、あの人は経済は非常に良いとか、あの人は外交的に意味があるなと、そういうふうに国民が思う人が大臣に就かなきゃいけないわけですね。まあ総理大臣1人の責任じゃないんですよ。ところが岸田さん自体も、長く外務大臣をやっておられますけども、ご自分では自分の外務大臣時代は、大変に一所懸命やったんだっていう話をされてましたけども、やっぱり安倍首相の下にいてですね、岸田さんの外交政策というのは私には見えませんでした。

ただね、外務大臣といって、そして色々国と国の親交を深めたことはそうでしょう。ただですね、最も大切な外交は今やっぱりどうしても日中関係ですよ。とにかく中国という大国が我々の隣にいて、それでミサイルを日本に向けていると。これに対して岸田さんも今の外務大臣も、日中友好協会に所属しておりますしね。一体日中友好協会ってのは何をやるところかということをを岸田総理から1回も話を聞いたこともありません。これは私が聞いたことがないんじゃなくて、テレビ、新聞に全く出ませんからね。長期的にどうするのか。中国は日本をどんどん非難してる。日本は中国をほとんど非難しない。そして中国の留学生を受け入れて、その留学生を日本の国立大学で訓練して、そして中国に戻して、中国が反日的行動をすると。この形が延々と続いているわけですね。

日本は決して戦争中も、中国に悪いことしたわけじゃありません。これはもう満洲というのはもともと、日本は満洲国を作ったんですけど、満洲って元々中国ではありません。これは万里の長城がどこにあるかを見れば分かりますね。中国の万里の長城っていうのは満洲と中国の間にあるんです。これはですね。秦の始皇帝なんて今から2,000年も前に作ったっていうなら分かりますよ。秦の始皇帝の時に1回作って、それから約2,000年経った明の時代に大改修をして、やはりそこが中国の北のはずれであると宣言してるわけですよ。日本で言えば海みたいなもんですからね。
万里の長城を作るっていうのは。フランスが第2次世界大戦の前に、フランスとドイツの国境に、マジノ線という万里の長城みたいなものを国境400kmにわたって作ったんですけども、こういうのは明確な国家の意志なんですよ。だから今の中国人というのは、昔からそうかどうかちょっとよく調べてみないか分からないんですが、非常にウソつきなんですよね。

台湾は一つの国だっていうけど、そんなことはないし、あのチベットなんて全然別の国でしたよ。ウイグルは時々中国の勢力が大きくなった時に占領してる時はありましたけども、基本的には民族も違いますね。それから内モンゴルは少しずつ少しずつ漢民族をあそこに入れて中国化しようとしてるわけですよ。だからその口で言ってることと実際にやってることが全く違うわけですね。そういう国を直接的に非難する必要はありませんが、日本としてはそういう国に対してどういう立場を取るか。例えば防衛費の増額というふうに岸田さんを言ってますが、何の目的でどういうことで防衛を良くするのかってことをはっきり言わないんです。
言わないのはね、中国との関係を考えてますけども、中国が日本を罵倒してるわけですから。それはね、あの中国にはちゃんと本当はね、日本と友好関係を築ければ日本も軍事を増強することはいらないけども、あなたのように日本を罵倒していたら、やっぱり日本も準備しなきゃいけませんということははっきり言わなきゃいけませんね。日本の核武装については、私ちょっと他の人と意見の違うところがありますので。それは順次、この現代というシリーズでですね、お話ししていきたいと思うんですが。いずれにしても岸田さんも全然個別の発信がないんですよ。
例えば少しまあ今どんどんどんどん増税してますけども、なぜ増税しなきゃいけないのか。それからどんどんどんどん税金を特定の業界に配っておりますけども、それもなぜそういうことをしなきゃいけないのか。その具体的なことだけが発信されて、根本的な思想というのは全く言っておられないんですね。だからまあ課長内閣とよく言われますが、本当にそう思いますね。まあ部長が上にいてポリシーは部長とか社長が言うから、課長は実務をやるんだと。これでは話になんないんですよ。

内閣自体はもしかしたら性格として時々は、実務内閣でもいいんですけれども、首相はやっぱり国民にポリシーを語って、国民が夢を持ってやれるというふうにしなきゃいけないわけですね。
例えば厚生労働省が年金とかそういう支給を5年延ばすとか、まあそういうことはどんどん発表しなきゃいけません。そうしないと100歳時代はうまく行きませんからね。しかしそれに対して首相というのは、国民生活をこれからどうするんだ、国民の多くが夢を持てるっていうのはどういうことなのかということをどんどん発信しなきゃいけないわけですね。それが今自民党に欠けているのは、それは世襲だからなんですよ。もう世襲が最もガンですからね。だからもうそれをね、まず我々有権者がですね、世襲に選ばないということに、もう徹底しないとですね、日本は滅び、我々の子供たちが本当にダメになり、毎日毎日一所懸命子供たちのために考えたり勉強させたり、また一所懸命働いたりしてもですね、やはり根本的な政治がそれでは全然ダメだと思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
現代(11)ポンコツ岸田政権 2022.11.25
https://youtu.be/38cDDpjUMRk


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2022年12月07日

国連幻想を利用する人達 現代10

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今日の話題は現代の10番目。5番目から政治の課題に移りましてね。
食の問題をやらないわけじゃないんですけども、食を5個やったので、あと5個はちょっと政治の問題をやろうと思いまして。

ドイツだとかまあそういった、現在世界が大きく動いてるんですね。
国家主権がどんどん衰退して、その代わりになんだか分からない感じですね。
EUの大統領の顔分かんない、ダボス会議というのが世界の経済を引っ張ってるようですけど、誰がやってるか分からない。
もう一つ今日はですね、国連とはもうないも同然なんですね。もう国連崩壊しちゃったんですよ。

国連安保理、国際連合とこう日本では呼んでるんですが、これは日本訳なんで、必ずしもそれは適切かどうか分かんないですけども。
第1次世界大戦の終わった後、国際連盟ができましたね。日本訳で国際連盟と訳してるわけですが、これはワシントン、パリの講和条約の後できた。日本、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、この辺が中心になって作ったわけですが、その後アメリカとイギリスとフランスが中心となって運営をしたというのが国際連盟ですね。

そして第2次世界大戦になってしまったわけなんで、どうしてだろうかと。これは大国が、戦争を始めてしまうということが問題ではないか。もう1回平和を目指して国際連合というのを作ろうじゃないかということでできたわけですね。
特に平和が問題ですから、国連の仕事の中で一番重要なのが安全保障理事会という理事会を作って、そこに第2次世界大戦の戦勝国であってかつ大国であるというアメリカ、ソ連、イギリス、フランス、中国と、先勝5か国が入ったわけですね。それでこの5か国に常任理事国ということで拒否権があると。国連でいくら決議をしようと思ってもこの5つの国が拒否権を発動したら、少なくとも戦争とか平和に関しては国連は決議ができないというシステム。現実的なシステムと言われましたね。私も中学校や高等学校ではそう習いました。
それで世界の平和は、この国連の安全保障理事会が責任持つんだと、こういうふうに言って。今でももしかすると社会とか歴史の教科書にはそういうウソが書いてあるかもしれません。これははっきりとしたウソですね。国連ができてから70年経つんですけども、これほどはっきりしたウソでも、日本の教科書はウソを子供に教えても平気なもんですから、そのまま教えてるんじゃないかと思うんですけれども。

実は国連ができて安全保障理事会ができて、常任理事国が決まった。この常任理事国に拒否権があるという制度は、結局何をもたらしたかっていうと、この常任理事国5か国が、次々と戦争をするっていう事態を招きました。この5か国の中で一番多く戦争したのはもちろんアメリカですね。アメリカは朝鮮戦争は別にしたら大きなところだけでもベトナム戦争、それから日本でほとんど報道されておりませんが中米及び南米でのいろんな政治紛争ですね。戦争と言ってもいい奴が中にあるんですけども。それから中東の方ではイラク戦争とか湾岸戦争とかですね。さらにはNATO群の後ろに隠れているという意味では、アメリカがやった戦争としてアフガニスタン戦争とかですね。それからコソボの戦い、それからリビアの爆撃というようなものもですね。それからかなり頻繁にアフリカ諸国とかいろんなところに、CIAを中心としたまあ戦争ともいえる、戦争とも言えないってなことを仕掛けておりますね。

で、国連における拒否権の使用数というのは、アメリカが一番多いんですね。ところが我々は今度のウクライナ戦争の時の日本の世論の動きなんか見ても、アメリカはいいけどもロシアはダメだという、好き嫌いがちょっと出てるわけですが、この好き嫌いが出るのはやはり日本のメディアによりますね。テレビにしても新聞にしてもアメリカには大甘で、それから特定のロシアとかそういうところには非常に辛いということがありましてね。
日本人は、ロシアは北方四島を返してくれないじゃないか、そんなこと言うんですが、アメリカが日本を今占領してる状態ですからね。軍隊が常駐するっていうのは、占領されている状態ですから。日本が独立してないことには、やっぱり北方四島は帰ってこないでしょう。

でアメリカが一番戦争数が多いんですね。その次は中国ですかね。これはなかなか難しいんですが、チベット、ウイグル、南モンゴル、それから満洲。満洲はもともと中国じゃありません。満洲国は全然、昔で言えば金とかリョウとかですね、そういうまあ名前も普通は漢字じゃなくて日本語で訳して読むときには王様の名前ですが、ヌルハチとかですね。そういう風な、こうちょっと中国の名前とは全然違う名前なんですね。まあこういうことで中国が朝鮮戦争もやりましたし、1978年にはベトナム、北ベトナムに攻め込みましたしね。それから中国、インド間の紛争もあるし、中国、ソ連間の紛争もあるということで、次には中国が非常に戦争が多かったですね。もちろん中国は常任理事国で、そういう時に拒否権を使えます。

それから次というと段々難しいんですけど、ロシアですかね。ロシアはアフガニスタン戦争がありまして、それからジョージアとの戦いもあって、今度ウクライナの戦いもあると。しかしアメリカなんかに比べれば、圧倒的にロシアの戦争数は少ないんですね。アメリカのアフガニスタン戦争、ロシアのアフガニスタン戦争、これは同じなんですが、アメリカはイラクを攻撃してですね、まあ最後にはフセイン大統領を絞首刑にしてしまいましたけれども。
この戦いはイラクはものすごい大量の市民が死にましたね。これはほとんど日本の文化人は非難しません。しかし今度のロシアに至っては、民衆が死んでいるって大騒ぎしてますね。非常にまあ同じようなことでも、同じように平和が大切なんだっていう人でも、実はアメリカの戦争はいいけども、ロシアの戦争はダメだという風になっているんですね。それから日本のメディアもロシアの拒否権は必ず報道しますので、我々はアメリカよりかロシアの方が拒否権の発動が多いような気がしてますが、実は違います。

またイギリスのフォークランド戦争もありますし。フランスはあまりありませんね。だけども少なくとも国際連合の平和を守るべき組織、安全保障理事会の常任理事国が一番戦争しているようではね、国連とは何の役にも立ってないんですね。

時々国連の機関が決定したからって偉そうなこと言う人いるんですけども、国連とはもうそういう意味じゃ有名無実化しております。
現在G20ってのがもうそろそろ終わります。インドネシアで始まってましたね。これは主要な20カ国の会合ですね。それからG7とありますね。白人の国家と日本が入ってるG7。こういったやつが存在するっていうのは、国連が機能しないので勝手にやろうと。私的グループで勝手にやろうと。こういう国際関係に、現在なってしまったってことを示してるわけです。
これ以外にこの現代というところでいろいろ説明しましたが、ダボス会議であるとかですね。そういうような、EUであるとか、訳の分からないような国際組織がいっぱいできて。それでまあ世界を支配してるということな訳ですね。

もちろん世界の秩序を作るというのは非常に難しいということは分かりますよ。難しいということは分かりますが、国際連合のこの第2次世界大戦の後、起こった戦争の数と、それにどういう国が関係したかということを見ますと、いくらなんでもこれでは国連というものが機能しているとは言えません。しかも国連というのは非常にそういうふうに恣意的になってしまったんで、日本の左翼の人たちが日本の中で言っても分かんないんで、よく事情が分かんない国連に行って言おうやって、国連に行って言ったやつの一つが朝鮮人を強制連行して慰安婦として働かせたという朝日新聞の誤報に基づく問題ですね。これなんかまあ、日本人の弁護士が日本人でありながらウソを言って。これ本当だったらまだね、まだ多少いいんですけど、ウソを言って日本人を痛めつけるって事やりましたね。
慰安婦というとよく分かんないからセックススレイブ、性奴隷と言ったら非常に世界の人たちが分かってくれた、なんて意気揚々と日本に帰ってきた弁護士がいるんですけど、あの人まだ弁護士やってますかね。もう弁護士やめてほしいですね。自分でやっぱり恥ずかしいと思って、こんなことやったらダメだったら、ウソをついて自分を有利にするっていうのは、法律では最も禁じられることですからね。

まあそういう意味で、今日はその国連でそういうことを訴えたり、最近ではまあグレタっていう少女がですね、もう、もちろん彼女は地球温暖化が起こるかどうかなんてさっぱり知りませんよ。それは知らないに決まってます。それからまああの北欧の国ですけどね。南の国がどういうことかってことを知りませんね。それからまあスウェーデンの人ですけども、スウェーデンの国民がどのくらい裕福な生活をしてて、ほとんど温暖化がもしCO2で起こるとしたら、フィンランドなんかものすごい犯人なんですけど、そういう状態にあるということも多分知らないでしょうね。ただ単に誰かから金をもらったと思います。金をもらわなければ国連総会で演説なんかできませんから。金をもらってなんか訳の分かんないこと言うと。まあそういうことで、まあそういう国連とかそういうもの内外を通じてですね、破壊されまして、国家主権が集まってあることをやると。非常に民主的にきちっとやっていくという社会がこのところもろくも崩れてしまった。

だからまあ戦後70年経ちますんで、やっぱりこれは70年っていう年限がですね、いろんなものを壊していったということなんですね。そこで我々が日本人として考えることはですね、もう国際的な組織はないということです。まだ今でも国際司法裁判所っていうのが有効だと思っ てるような人とかですね、それから国連の決議が大切だと思ってたり、いろいろな機関が、国連の機関だと錯覚してる私的な機関であってもなんか名前が国際的であると、世界なんとかとついてるとですね、どうもこれが公的なもんじゃないかというふうに考える癖がありますが、ここ数年間で、そういう意識を少し払拭してですね、正しく国際関係を見るようにしないと。この現代の6番から10番にお話したことをですね、できればよく噛みしめて、日本の子供たちがひどいことになんないように考える必要があると思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
現代(10)国連はすでに廃墟 2022.11.23
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2022年12月06日

世界を支配する人達と、建前を教える学校と、グレタと、未だに朝日新聞を購読する人々 現代9

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先回にEUの大統領と書いてあった人の写真を出しまして、皆さんそれをこの人分かりますかと。EUのとにかく代表ですからね。イギリスの代表とかドイツの代表とかご存知であれば、ロシアのプーチン大統領とかご存知であれば、当然その上のやっぱ組織の人ですよね。ロシアはもちろん入っておりませんが、いずれにしても国の規模としてはアメリカ、EU、中国というふうに、世界の3局を牛耳る大きな国家的組織、そのトップの人を我々誰も知らない。これを不思議に思わない。その人が実際にお飾りだけなら別だけども、G8で世界の首脳と会い、ずいぶん自分のご意見を言っておりますね、EUとしての。これ何だと一体思いますよね。

もっと今日はそれの行ったやつですね。一つは皆さんが知ってるダボス会議。この正確な名前はこれですかね、ワールド・エコノミック・フォーラム。読みたくないんですよ、私。第一、ワールド・エコノミック・フォーラムっていうのが英語だしね。世界経済雑談って言うんですかね。まあそういうようなもんですね。
まあこれが非常に有名で、日本人で日銀の総裁だとか、首相も確か出てたように思うんですけども、そういう人たちが、なんでこんないかがわしい集会に出るのかなと、僕なんか思うんですけどね。だけども日本人はまあちょっとヨーロッパコンプレックスもありまして。英語コンプレックスもありましてね。
コンプレックスなんて持つ必要ないんですよね。ヨーロッパ文明より日本文明の方が、ずっとずっと優れてるので、コンプレックスを持つ必要ないんですが、まあ実態はコンプレックス持ってるわけですね。
それでダボス会議なんて呼ばれると得意になって、俺ダボス会議に行ったと、こういう感じになるわけですが、この人たちは民主主義に反しますよね。だって今世界は一応、各国国民が選挙権を持ち、選挙し、選んだ議員さんとか首相とか大統領をもとにして国家主権のもとで国家を運営し、そのもとで、できるだけそこに住んでおられる国民の方が幸福になるように、幸福な人生、自己実現をするようにっていう体制になってるわけですね。
で国際的にはその首相とか大統領とか、批准するのは議会の場合が多いんですけども、そういう体制のもとで国際的な協調も進めていくというのがポイントですけどね。

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ところがこの写真に出ておるダボス会議に出ている人っていうのは皆さん、顔を見たら分かりますかね。これいろんな写真があるんです。山ほど。その中には一所懸命探せば、各国の中央銀行の方が並んでたり、外務大臣が並んでたりすることがあるんですけども、大半はこういう全然分からない、なんか市民みたいな感じで、服装もなんかあれで、そういう人たちが集まって話してるんですね。

で、よく私ねこの図を出すのはですね、ディープステートとか国際金融資本とか隠れた政府とか、まあそういうのいくらでも言いますよね。ところがそうすると我々は、そういったディープステートっていうんですから、隠れた政府みたいな感じがして、そういうところでなんかお金のある人が議論をして、それで国の方向を決めるとか、世界の方向を決めるということが行われていると思ってしまうんですけども、実は今、もうそうじゃないんですよ。

それは1929年のアメリカの大恐慌の頃ですね。あの大恐慌が起こった理由っていうのは、ある意味ではディープステートっていますか、金融界の裏取引で大量の資金が動き、それによってアメリカの市民が騙され、それで株に浮かれて、ある時に計画的に株価が下がって大騒ぎになって、財産を失った人が多数出たっていうわけですね。
個人的なことはあんまり言えないんですが、ケネディ大統領のお父さんというのは、それに参画していた一人で、彼が陰謀に元々加担して、その1929年の大恐慌を演じたとは、私なんか事実関係では思わないんですが、いずれにしても1929年の大恐慌の前に、自分は株をずっと支配してきたんですけども、その前に株価が高い状態で全部売り抜いて、そしてブラックマンデーを迎え、ブラックマンデーが全部終わって大混乱してて、少し落ち着いたところで、アメリカの国家のそういうものを支配する公的な、大統領に任命された委員長になると。それでその息子が今度大統領になる。こういう経過をたどったわけですね。

そうしますと、まあもちろんこういった動きはアメリカ人の考え方なら分かりますね。ヨーロッパ文明ですから。ヨーロッパ文明というのは、自分だけが良くなればいい、それが法律とかそういうのに適合してれば別に悪ではない。つまりヨーロッパ文明というのは、自分が知恵の限りを果たして、どんなに不義理をしようと、どんなに自殺者が出ようと、それは問題ではない。それは貧乏になったり自殺した人が悪いんであって、判断力がないんであって、世の中は騙し合いである、人を騙すってことは何が悪いんだ、もしくは騙すまでもいってない。
例えばケネディのお父さんはちゃんと合法的な手段で、株価がそろそろ下がるから株から手を引くというふうにやってるわけですから、これは何ら悪いことではない。自分の判断力が優れてた。これほど株価が過熱して、経済実態から離れれば、必ず暴落するだろうということが分かって手を引いたわけだから、悪くないというふうに主張するわけですね。
これは機会均等、つまりチャンスが同等に与えられれば、平等は保障されるというヨーロッパ文明のやり方なんですね。

しかし日本文明は違うんですね。日本文明は人それぞれに生きる価値があり、幸福な人生を送る権利があるというのを先に出してですね、そのためにそれが実体的に達成されないようなシステムとか社会は不当であると考えるのが、日本文明なんですね。つまり人間っていうのはどの人も同じではない。100メートル走れば10秒で走る人もいるし、20秒で走る人もいる。しかし10秒で走る人が生きてる価値があり、20秒で走る人は生きてる価値がないという見方がヨーロッパですね。
生きてる価値があるとかないよりか、10秒で走る人は大金持ちになっていい、20秒で走る人は、あるいは事業に失敗して自殺してもいい、まあこういう考え方ですね。それは本人の能力とか努力とかそういうものに起因するものであって、システム自体が悪いもんではない。オリンピックで100メートルの競争をする、もしくはその100メートルの競争で優勝した人に莫大な商品を上げるということ自体は、何ら問題がないというのがヨーロッパ文明ですね。だから日本とは非常に大きく違います。

まあそれがどちらがいいかと。私はもう全然構えが違うんですけどね。そういうことで、そういう風なシステムの中でやってたんですが、最近このシステムはもう逸脱しようと。国家主権なんかもどうでもいいんだと。このシステムが、みんなに認められたものじゃなくて、何かファッション的に、ダボス会議とか。なんかかっこいいですね。大きなスクリーンで、前になんかなんとなく世界を代表するような感じの人たちが並んで、そしてまあ非常に高度な議論をする。幕間には美味しいワインが出て、それを飲んで歓談してと。立派なホテルに泊まると。我々は支配者なんだと、こういう考え方ですね。

それだけだったらいいんですけど、さらに最近進んで参りまして。前回にお話したEUの大統領とか、議長とかいうものの全然顔の知らない人が、G20というような国際的な会議に出て、偉そうなことを言ってるというのと同じように、実はスウェーデンの一少女であるグレタさんというのが突然出てきましてね。あろうことか国連総会で演説なんかしてるんですよ。もちろんこのグレタさんは高校生、あの当時高校にも入ってなかったかもしれませんがね。まあいずれにしても、地球温暖化を理論的に解析するのができないし、現在まで例えばグレタさんのスウェーデンはですね、ちょうど西暦1000年にすごくあったかくなって、今よりかずっとあったかかったんで、グレタさんの祖先がですね、スウェーデンから船を漕ぎ出して、いろんなところで活躍したと。そういう時代にはまだ生きてないんで、それはまあ知らないでしょうね。あまり勉強してるような感じもしませんからね。ただ非常に感情的に。

それでこれに対して色々解析がありますよ。一般的に、なぜグレタさんが出てきたのか。これは1960年代の若者の反抗によるものと似てるんだと。現在の社会に対して、若者の反抗がこういう形になって現れたんだと、こういうふうに言う人もいるんですけど、それは結構なことだなんて言ってる人もいるんですけど、私はそう思いませんね。私は民主主義というものであれば、やはりグレタさんがなんでここで代表で出てきたかということも経緯も説明すべきですし、グレタさんの背後に常にしょっちゅう言われる、お金の出所。これもやらなきゃいけないし。なぜスウェーデンの一少女が、国連総会という場に出てくるのか。しかもヨーロッパ人が出てくるのか。国連総会とはヨーロッパのものではありませんからね。国連っていうのは世界中のものですから。どういう人が知ってたのか。世界の各首脳はそれを認めてたのか。そういうことをきちっと報道するのが実はメディアなんですけど、メディアは全く言ってません。特にまあ、もうメディアというべきかどうかも分かんないような朝日新聞はですね、あの少女の涙が分からないのかっていう社説を掲げました。いやこれほどね、売国的っていうか、売民主主義的ってないですよね。もしもグレタさんが訳の分かんない人たちに、反社会的な人たちから金を受け取って、国連総会で演説することができるようになって、それでああいう演説をしたということになりますとね、これはもう反社会的行為として厳しく糾弾すべきであり、場合によってはもう牢獄に入ってもいいような行為ですよね。つまり我々の社会というのはある秩序を持ってやるべきであって、国連総会にどんな少女でも出していいよと、どんなものでも言ったら朝日新聞が、少女の涙は分かんないのかっていう社説を書くと。その朝日新聞が、そういう非常に不見識な社説を書く新聞が、まだ300万部ぐらいも売れてるっていうのは一体何なんだと。我々は架空の世界に住んでるんじゃないか。

特に私はこういう時いつも思うんですが、中学校とか高等学校の先生方が、建前だけを生徒に教えてるんじゃないか。生徒というのはこれから建前を教えられて、社会で活躍するわけじゃないんですよね。本当の実装、現在の社会の実装というのはどうなってるのか。それをしっかり勉強して、成長して、そして今よりかより素晴らしい社会を作ってもらうのが学校ですから。その意味で、もしこのヒバリクラブをご覧の方に、中学校、高等学校の先生がいたら、やはり事実を伝えるということにさらに重きを置いていただきたい。それが重要な事態であるというふうに思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
現代(9)世界を決定する人達 2022.11.22
https://youtu.be/9oWM1JsFIH4

画像引用
flickr https://www.flickr.com/photos/worldeconomicforum/46785802122/


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2022年12月05日

EUの大統領 現代8

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ひばりクラブをご覧の皆さんはですね、まああのかなり先端的なことを本質的なことをご理解いただいていると思うので、まだ世界には民主主義があるというふうに思ってる方あまりないと思うんですね。

先回ドイツ、アメリカというふうに話してきました。ドイツも、国民の電気代が3倍ぐらいになって、全然自分たちと関係ないウクライナの戦争に加担することを強制され、ドイツに来ていたロシアからの天然ガスパイプラインの供給が止まるというような事態になっておりまして。何のために国を運営しているのか全然分からないというような状態になってますよね。

それからイギリスはこの前、なったばかりの首相がすぐ退任しまして。退任した理由は、大臣の中にいわゆるグローバリストっていうんですかね、世界支配者、次の世界を支配したいと思うなんか訳分からない人たちから閣僚を送り込まれて潰れてしまいました。だからこれも国家主権のもとでの民主主義っていうのはもう、イギリスにはないんです。

それから3番目にアメリカですね。アメリカの今度の中間選挙の結果を見ると、もちろん選挙におけるインチキとか、まあそういうものを別にしても、ほとんど同数の民主党と共和党が選挙ごとに変わって、51対49が今度49対51になったとか、そういうことで政策が大きくぶれてるわけですね。これもやはり国民の民意を組み込んで政治をやるという民主主義の形じゃないです。

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さらにすごいのはヨーロッパ全域なんです。今日はちょっとここにあの誰も知らない大統領ってことで、1人の顔を出しました。これはシュルツ(注:2012年1月17日から2017年1月17日まで、欧州議会議長)っていう人です。それでこの人は、実は大統領かどうかもはっきりしないんですね。EUの大統領と言われる人だと記事に書いてありました。

普通大統領って言われる人はね、もうひとりいるんですよ。トゥスク(注:2014年12月から2019年11月末まで、欧州理事会議長)っていう人が。この人は欧州理事会のトップなんですね。 欧州理事会も、シュルツが議長をやってる欧州議会もEUの立法機関なんです。だから、立法機関だから大統領っていうの変なんですよね。大統領っていうのは行政の方ですからね。議会とは違いますから。だから多分、ネットを書いた人も、この誰も知らない大統領って書いてあるんですけど、EUのシュルツさんっていうのを知らないんですよね。

僕の認識では、今まで欧州議会の議長さんだったような気がするんですよ。
立法機関の議長っていうのは別に議会で多数決を決めた方がやりますから、自分の意思っていうのはそれほどはっきりと示していけないんですね。これはあのインドネシアで今行われているG20で、中国少しあんまりでしゃばるなとか言ってるやつの記事なんですが、一体世の中どうなってるんですかね、これ。
アメリカは大統領、イギリスは首相、ドイツも首相、フランスは大統領、日本は首相、中国はなんか分からないけど習近平、こういう風になってるわけですよね。ロシアは大統領。これは一応みんな選挙の、中国は共産主義ですから別ですが、一応選挙の洗礼を受けて、そして多くの人が、顔はもちろん知ってると。フランスのマクロンの大統領、まあまあやってやると知ってると。少し有名になるとドイツの元のメルケル首相をみんな知ってると。少なくとも自分の国の首相とか大統領は知ってる。ところがこの人はほとんど顔を知らない。しかも記者も知らなくて、この議長のことを大統領と言ったりしてる。
で他の資料ではEU理事会のトップ、トゥスクさんのことを大統領って書いてあったりする。

それからEUの大統領に相当する人は、委員会というのがあって、委員会が閣僚会議みたいなものなんですけど、これのトップは、ユンケル(2014年から2019年まで、欧州委員会委員長)さん。だから行政はユンケルさんですね。
誰も知らないですよ。だって選挙の洗礼を受けてませんからね。

EU議会、欧州議会って言ってもですね、これは各国で選ばれた人が互選しますから、まあちょっと首相に近いって言えば近いけど、ちょっとそれも強弁ですね。ってことはどういうことかと言いますと、EUはEUに加盟している国の上にいるんですよ。これは何を言ってるかって、変なことなんですね。国家主権で選ばれた首相より決定権を持ってるのが欧州委員会というところにいるってことですよ。
欧州委員会っていうのは選挙で選ばれてるか。まあ部分的には選挙で選ばれると言えないことはないけども、例えばEU理事会とか欧州委員会なんかは、これどういう人が立ってるかってちょっと調べても、すぐには分からないんですよ。どういう選挙結果とか選出結果で出来たか分からないんですよ。

これは恐ろしいことですよね。それは共産主義とか今までの絶対王政とか封建主義では、それは世襲であるとか、縁故であるとか、誰かの息子であるとか、まあそういう人がトップに立つわけですが、今世界は民主主義のはずなんですけども、実はEUができた時にEUの選挙っていうのは行われてないんですよ。EUの選挙というのは、そこの国民がEUに参加している国民が投票するのはないんです。やっぱり国家単位なんですね。イタリアの首相、フランスの大統領。ところがその上の人がね、でかいこと言ってんですよ。G20に出てきてね。G20ってEUが出てくるのかどうかも疑問ですけどね。とにかく出てきて。EUはだからダブルですよね。フランスも出てくる、EUも出てくるっていったら、フランスの権限は1.2倍ぐらいになりますからね。喋る回数から言って。だから日本は、これは不当ですよと言わなきゃいけないでしょうね。

まあいずれにしても、ここで非常に重要なのは、誰も知らない大統領、まさにそうなんですよ。要するに我々は今ですね、長い間、日本で言えば飛鳥時代ぐらいから、中国で言えば清の時代、メソポタミヤで言えば紀元前3500年ぐらいにできた国家主権、それに基づいてずっとやってきて、民主主義であれ何主義であれ、国家主権が一番上だと。それに加えて民主主義で選挙っていうのができて、決まり方はいろいろあっても国民の投票によって決まったトップがその国民の政策をやって、幸福にしたり不幸にしたり戦争を起こしたりすると。
それは変な人もいると。中にはヒトラーみたいな人もいた。ヒトラーってなかなかいいんですよ。ヒトラーを悪く言うのはヒトラーのことを正しく伝えてないからなんですね。ちょっとそれはあまりに皆さんの意識と違うんで、ここで一言で言っときますと、ヒトラーが登場したのはフランスがあまりに過酷な、第一次世界大戦の戦時賠償を要求したために、ドイツはもう経済が破綻してしまって、ある年の正月に300円で買ったパン、300円でパンが買えたと。そのパンがその年の大晦日、1年経ったところでは家も買えないと。4000億円だったかな、パン1つ。そうなっちゃったんですよ。まあものすごいインフレですね。この中でねどういう政権を選ぶか。もうたまらないですよ。その時のドイツに住んでた人の身になってみればね、正月に400円でパン買ったのが暮れになると4000億円になると。貯金はもちろんできないでしょ。生活をどうしていいか分かんないじゃないですか。給料をもらって例えば50万の給料をもらったら、その給料を使い切る。月末にはもうそれ5円ぐらいになっちゃってるんです。どうにもならないんですよ。生活のしようがないんですね。そういう中でもうヒトラーのような、ああいうちょっと特殊な政策を持ってるところしか生きていかなかったんですよ。そしてその通りになりました。
ヒトラーがドイツの首相になってからは、ドイツ人は安心して生活ができるようになりました。それを言わないで、400円のパンが4000億円になったってことは言わないで、ただヒトラーが出てきたのはおかしいっていうのはよほどね、なんか本当のこと知りたくないと、全部感情でやりたいっていうことですね。

そういう点ではこの欧州理事会、これが我々にも影響してるんですよ。だってヨーロッパが決めることっていうのは貿易にしろ軍事にしろ今度のウクライナにしろ、日本人の生活とか幸福にもすごく大きな影響はあるんですね。ですからせめて我々は、この人たちがちゃんとした民主主義の手続きの中で出て来たんなら、それは諦めはつきますよね。ところはそうじゃないんですから。イギリスがあのブレグジット、つまり欧州という組織から離れた一つの原因は、この不明朗な制度にもあるんです。
その他に、東ヨーロッパの人たちがどんどん移民で入ってくるというようなこともあるんですけどね。まあ複合的ですね。しかしやはり、こういうことはいけない。それでこれはいけないかどうか分からないですよ。実はいけないとあまり言っちゃいけないんです。つまり今は、世界は何で争ってるか。これまでの国民主権で行くのか、それとも名もない人、全然知らない人たちが世界を支配して、そこで世界に対して指令を出すと。もしくはまあ今度だってインドネシアのG20で、このEUの人たちがどんどん口利いてるんですよ。もちろん環境の国際会議とか、国連なんていったらガンガンやってるんですよ。そういう非常に不明朗なことで我々はいいのかと。

我々が住んでる社会はそれでいいのかということを考えなきゃいけないと思いますね。
私は個人的には現在のところ反対ですが、これから100年、200年経った時に、世界が世界政府になってるのか、それとも国家主権でやってるのか。これが一番の問題ですね。これを一番我々は今考えなきゃいけないと思います。

武田邦彦 ヒバリクラブ
現代(8)誰も知らない大統領 2022.11.20
https://youtu.be/2z9lXdlglMk

画像引用 wikipedia マルティン・シュルツ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%84

※注 現職はそれぞれ下記の通り
欧州議会議長 ロベルタ・メツォラ氏
欧州理事会議長 シャルル・ミシェル氏
欧州委員会委員長 ウルズラ・フォン・デア・ライエン氏

※注 このサイトは、武田先生の配信を伝えるのが目的で行っていますので、一部を切り取ることはせず、原則この配信のすべてを文字化していますが、内容のすべてを肯定しているわけではありません。


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2022年12月01日

アメリカの民主主義 現代7

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ヨーロッパ、アメリカの政治情勢というのがどういう風になってるか。
アメリカには民主主義があるのかという話を、この中間選挙というものを通じて考えてみたい。

日本のメディアはアメリカの中間選挙の結果だけを微に入り細に入り報道する。これはもうほとんど何の重要性もない。特に日本人に何の関係もない。

日本人としてこのアメリカ中間選挙を、我々の日本の政治のために、もしくは我々の日常的な生活のために、もしくは我々の幸福のために、子供のためにということで聞く。
一番重要なのは、選挙の結果がほとんど伯仲してるってこと。上院だったら50対50とか、下院だったら220対220とか、ほとんど同じ数。

民主主義とは一体何なのか

民主主義っていうのは投票によって決める。多数派が一つでも多ければ総取り。
政策をするときにアメリカの国民の民意を示す形で政治が行われるなら、50対50なら、共和党の政策半分、民主党の政策半分やるのがいいはず。
だって投票が民主党と共和党とほとんど同数なんですから。
ほとんど同数の時に、政治をどうやったらいいか。

私たちが高等学校とか中学校で習う民主主義というのは、日本のような状態を想定している。
自民党が3分の2ぐらいで、あとの3分の1が野党なら、主たる政策は自民党がやるが、少数意見も考えなきゃいけません。こういう言い方ですね。
これは正しいですね。3分の2は自民党の政策、3分の1は野党の政策を入れた政策を、自民党がやるって言ってもいい。
民主主義は国民みんなの意思が実現するようにやるもの。

女の人も自分で子供を育てたい人もいれば、保育所に預けて仕事に出たい人もいる。結婚はあまり大きな意味を持たないと思って人生を送る女性もいる。それぞれの女性がそれぞれの人生を、自分の思う通りに過ごせる。それがもしかして政治だとしますよ。
高齢者でも仕事に疲れたから、ゆっくりとした毎日を送りたいという人もいれば、私のように若い頃ちょっと病気がちで、十分に仕事ができなかったので、年取って社会に少しでも何かお役に立てればそれをやりたいと思う人もいる。それぞれ。

選挙結果、もしくは現在ではネットなんかありますから各政策について国民の意見を十分に汲み取って、AIを使って、国民一人一人の意見を形に表せばどういう政策がいいか。 AI党はどうか。もしくは参政党が近いことをしている。

国民みんなが希望していることを実現するような政治をやる。
利権関係なく、国の発展ということでしっかりやるというのが、僕は民主主義だと考える。

世界で国民の幸福とか、人間の誠っていうのを大事にするのは日本だけ
正義とか礼儀とか節度とかが大切だと思っている国民は、実は日本人だけ
中国、中東、特にヨーロッパ、アメリカ。ここの人たちは、自分が得になればいい。それをどう社会システムとして実現するか。つまりアメリカ人3億人が一人一人自分が得になった方がいいと思っている。ありえない。
アメリカの富をどう分配するか。恵まれない人、恵まれる人をどうやるか。自分だけが良くなればいいという思想と、相矛盾する。その相矛盾するやつをどう解決するか。体裁上、正義ならいい。

男女平等。それは機会均等であればいい。つまりみんなが同じようなチャンスを持つんであれば、それが平等であるという考え方。これは全く平等じゃない。 筋肉の力の弱い女性、子供を産む女性、子供を育てなければいけない女性が圧倒的に不利になる。
ヨーロッパの今までの歴史は、女性は人間ではない、戸籍なんか作るか、結婚したって女性は全然違う動物だ。
日本のように日本は節度、子供。結婚したら夫と妻で一緒に家庭を営み、子供と一緒に家庭を育てていく。そういう考え方と全く違う。

アメリカの現在の民主主義には、民主主義がない。上位1%の人が40%の富を持っている。 ものすごく身分差別がある。昔、黒人をアフリカから強制的に連れてきて、それを奴隷にして使ったってわけですから、平等とかそういった思想を生むはずがない。
ただ彼らのやり方が間違ってるかどうか、分かりません。日本人から見れば間違ってるように見えるということ。
一人一人は自分のため。自分の利益のため。体裁上はそれが表面に見えない方がいい。

フランス革命(注1)とかアメリカの独立の時(注2)に、「我々は生まれながらにして平等である」というふうにこう書いてある。だけどその時に、「我々は」という単語に「白人男性」という単語を使う。これが彼らの考え方です。形式的にはそれを、日本人の誰かが「我々は」というのに訳したのが悪いんですけど。
「白人男性が」と訳して私たちがフランス革命を学べば、ずいぶん印象は違う。それからその後の判断も誤らないし、日本としての独立性も保てたんですが、日本の文化人が、白人男性と書いてる単語を相手のことを慮ってっていうか「我々は」とか、「人類は」と書くものですから、皆さん多くは間違う。

アメリカの中間選挙を見るときに、上院が何票対何票だとか、下院がどうであるとか、バイデン大統領がどうするとか、トランプ大統領が復活するとかいうことは、我々日本人にはほとんど関係ない。
問題は、ほとんど均衡した状態で選挙が行われ、そして多数決の原理で片方の人が全取りをする。全部取るというのは、どう見ても民主主義ではない

※注1 フランス人権宣言の正式名称「人および市民の権利宣言 / Déclaration des Droits de l'Homme et du Citoyen」 homme:男性

※注2 アメリカ独立宣言から抜粋
We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal, that they are endowed by their Creator with certain unalienable Rights, that among these are Life, Liberty and the pursuit of Happiness. men:男性の複数形

武田邦彦 ヒバリクラブ
現代(7)アメリカの中間選挙と民主主義
https://youtu.be/I0_JFowAhwA


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2022年11月30日

身勝手なドイツのエネルギー事情と小池都知事と小泉進次郎議員

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現代は、食品の問題といいエネルギーの問題といいウクライナの戦争といい、なんか日本人の思考が止まっちゃったんじゃないかっていう気がするんですよね。先回までトランス脂肪酸を中心ってやったんですが、食品の安全も、もう無茶苦茶なんですよ。私今度少し調べたんですけど、割合と管理栄養士とかちゃんとした人が、データをまったく調べずに、もしくはアメリカのデータだけ使って。食品の専門家ですから、アメリカ人がワカメを食べられないとか、ごぼうを食べられないって知ってるわけですから、よその国のことの食品を持ち出したところでどうにもならないんですよね。

それで日本人の女性なんか、すごく怯えているところがあります。ウクライナ戦争もそうですね。アメリカがイラクを攻めて、フセイン大統領を殺したという時と何が違うんですかね。アメリカという大国が、イラクは特にアメリカについては地球の裏側です、その国を攻める。今度ロシアが、まあほとんど民族一緒ですね。ルーシーの民族のウクライナを攻めるというのを2つ比べてこれほど違う感情、それから対応をするっていうのは、驚くべきことですよ。

日本人というのが戦争に対してどういう気持ちを持ってるのか、私さっぱり分かりませんね。自分が好きな国が戦争するんだったらいいよと。嫌いな国だったらダメだよって、これでは戦争反対でもなんでもないですよ。平和主義でも何でもありません。

それでこの頃、ドイツがやや崩壊しかかってるんですね。ヨーロッパ全体が崩壊しかかってるんです。ちょっとここでドイツ、イギリス、フランス、イタリアというふうに若干ヨーロッパ、アメリカについて触れようと思ってるんです。私はあまりヨーロッパに触れるのは好きではないんですね。っていうのはヨーロッパっていうのは全領域で、ブラジルと同じぐらいの大きさなんですよ。で今や世界はですね、中国があまり台頭してるのは気に食わないんですけどまあ中国、インド、ブラジル、まあこういった大国ですね。それから工業生産としてはまだまだなんですが、インドネシアとかですね。そういうところが少しずつ重みを増してるわけですね。
中東は石油がありますし、アフリカもだんだん元気になってきてるわけですよ。で日本人の報道がそうだからとも言えるんですけども、文化人もほとんどヨーロッパ、アメリカだけしか目が向いてないんですね。今度のエリザベス女王の葬式も、アフリカ諸国が謝罪として葬式なしと言ったことに関して言えば、日本人はだらしなくなったなあと。昔はアジア、アフリカを代表して、本当に頑張った国だったんですね。まあこういうことはちょっと別にして、今日はドイツのエネルギー事情ですね。

どのくらいになるか分かりませんが、家庭用のエネルギー費用が3倍になるとか、一家でだいたい1年に100万になるとか、いろんなデータが出てまいりましてね。ドイツが苦戦に陥ってるわけです。これは当然ですけど、まずこの図を見ていただきます。

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これは主にロシアからヨーロッパに流れている天然ガスパイプラインの図です。網の目のように張られているということと、ヨーロッパが使う天然ガスはロシアから供給されていたという2つがよく分かるので、このグラフを使用させていただきました。

エネルギー資源っていうのはヨーロッパは主に風力、石炭、火力、原子力、こういうものでもってるんですね。石炭は比較的ドイツでというとルール地方とかですね、。それから北欧でも取れます。イギリスでも取れますから、昔から石炭火力。フランスは自分たちのアフリカの植民地が原子力だったもんですから、そこからウランを仕入れて原子力発電をする。ヨーロッパは地震がほとんどないので原子力発電には最適であるということですね。それから水力発電は、スウェーデンとかそういうところで昔から多くしてます。
しかしそれではちょっと間に合わないので、最近では最近というかこれ30年か40年前からイギリスとか北海油田の海上ですね、海のところから石油を掘っております。これもそれほど量が多くないので、やはり何かに頼らなきゃいけない。ドイツもですね、あの地球温暖化とか環境問題があって、石炭火力を少し止めてるんですね。
石炭火力だから環境を汚染するってことはありません。そういう意味ではどの発電もですね、大量な熱を発生しますから、排水の、排熱の問題もあるし、それから廃棄物の問題もあるんですね。これは技術的に解決するっていう手段もあるんですけども、ヨーロッパは環境問題でちょっと頭おかしくなりましてね。
太陽光発電とか風力発電でこの社会を持たせようとしているわけですが、そんなことはもう計算上無理なので、グレタさんっていう少女ぐらいだったらね、まあそういう現象。まああの少女はお金をもらってやってると思いますよ。
イラク戦争の時もね、イラクで私は酷い目にあったってアメリカの中学校の女子生徒が議会で泣いてやって、これがかなり戦争を勃発する原因の一つとなったんですけども、これは全くお金でしたから。後で分かったのがですね。お金もらってやったわけですからね。女子中学生とか女子高校生だから真面目とは決まってないんですよ。お金だったら何でもやるって人間はまあどこにでもいるって言やあ、どこにでもいるんですよね。 まあそういうことで太陽光発電なんかを主力にやり始めたわけですよ。しかし簡単に言えば石油、石炭を使えばkw/hあたり10円、原子力もほとんど同じですけど。
原子力は使い終わった原子力発電所の廃物をまだ処理することがまだできないので、それちょっと考えなきゃいけませんが。
まあここはそういうことの細かい議論は別にして、石油、石炭、天然ガスは10円、で太陽光発電は30円かかるわけですね。なんで30円かかるのか。太陽の光は無料なんですよ。ドイツに降り注ぐ太陽の光も無料なんですよ。それでも30円かかるのはなぜかっていったら、それはシリコンの太陽電池の製造装置作るからですね。いやねこれはねなんかねおかしいんですよ。エネルギーがあるから電気に変わるわけじゃないんです。エネルギーだけあれば電気に変わるんだったらば、別に水力発電を作るときにコンクリートいくらでもいらないし、原子力だってウランだけ置いとけばいいわけですね。ところがエネルギーから電気を取り出すのに、非常に大きな装置がいるわけですよ。それはもちろんあの太陽光発電ね、あれはまあ巨大装置でありませんがパネルがいりますね。あのパネルが後で大変なことになると思いますけどね。

それからもう一つはね、もう人間とは自分勝手で太陽の光は人間だけが使ってると思ってるんですよ。そんなことありません。太陽の光こそが全生物の命の綱なんですよね。もちろん植物は光合成しなきゃならない。もちろん植物は光合成をして生きていく。植物の樹木が地上からまっすぐ生えてるのはなんでかっていうと、曲がると隣の木に負けるからなんですよ。必死で太陽の光を受けなければ植物は生きていけないんですね。しかも植物は動きませんね。動かないもんですから、あの日陰に入っちゃったらどうにもなんないんですよね。だから植物はもうCO2と太陽の光の2つがいるんですよ。ところがなんかね、ドイツは何を考えたか、CO2はいらないと。できるだけ少ない方がいいと。太陽の光は人間が使うんだ。じゃあ植物いなくなっちゃっうじゃないですか。
植物がいなくなれば、動物は植物の葉っぱとか実を食べる以外に生きていけないんですよ。あの空気中の CO2と太陽の光で光合成で植物が自分の葉っぱとかなんか作る。それを食べてその炭素ですね。その炭素なんですよ。
低炭素社会なんてまたバカなこと言うもんだから分かんなくなっちゃうんですけどね。この頃理科のことを話しにくいんですよ。もう新聞、ラジオ、テレビでウソばっかり言うもんですからね。だからまあそれを食べて動物が生きてる、だから動物も植物も、ドイツにはいなくなるわけですよ。簡単に言えば。人間が太陽光発電やればね、まあそれを実際やったんですよ。しかしそれだけじゃダメだっつうのはいくらね、ドイツ人がアホでもやっぱりそれはそうは思わないので、ロシアから天然ガスをどんどん買ったわけですね。でこれは天然ガスの方がCO2の出方が少ないって、ちょっと少ないだけなんですよ。だから別に天然ガスとか石炭とかそんなに違いがあるわけじゃないんで、それをまあ政治的な言い訳として天然ガスを使えばいいじゃないかって、ここに示したみたいな天然ガスパイプラインを山ほど引いてるわけですね。

ところが自分たちでウクライナ戦争を始めたじゃないですか。ウクライナ戦争を始めたのはロシアじゃないですよ。ロシアを戦争に追い込んだのがNATOですから。NATOはもともとですねワルシャワ条約機構というソビエト、ロシアの軍事に対抗して作った軍事機構なんです。ところがロシアが1990年にソ連が崩壊してロシアになりましたね。でワルシャワ条約機構は崩壊しましたから、NATOってもう意味がないんですよ。
意味がないんだけど、その当時西ドイツ、東ドイツの境のところに、スイスとねオーストリアの堺のところにあったNATOの前線をどんどんどんどん東にして、今ポーランドとかリトアニアとかバルト三国ですね。ずっとこう東に移動してきた。いよいよジョージアとかウクライナをNATOに取り込もうとしてるわけですよ。これはやっぱりロシアにとってはたまらないですね。

ちょうどあのかなり前にキューバにソビエトが核基地を置くということでミサイルが運び込まれようとした時に、もうアメリカとソ連の間で戦争一歩手前まで来ましたね。その時にアメリカはなんて言ったか。自分のね隣の国に共産国の核ミサイルがあるの困るって、戦争になりかけたわけです、核戦争に。これはみんな知ってますよ。キューバ危機。それと同じ状態ですからね。あの時にはアメリカのケネディー大統領が猛烈な勢いでもう核戦争も辞さないって言ったわけですよ。その時にアメリカを支持した人たちが今度今ロシアを反撃してるんですね。

僕はね国際関係っていうのはね、ケネディー大統領の顔はいいけど、プーチン大統領の顔は悪いなんてことで判断したら、日本の将来もないし日本も栄えませんね。もう少し冷静になって国際的な情勢っていうのはその国その国で考え方が違うんだということに基づいてですね、やっぱり話を進めていかなきゃいけない。ドイツはこれから酷い目に遭います。それはね10円でできる電気を30円の太陽光発電をやり、しかも太陽の取り合いを動植物と人間がして、どうせ人間が勝ちますから。そしてドイツの自然をダメにすると。自然はダメになる。ドイツ国は衰退する。

これと同じことを今日本でやろうとしているのが小池都知事と小泉進次郎さんでしょうね。日本人はもう少しこのドイツの例を見てですね、考えてエネルギー政策をやらなきゃいけないと思います。
温暖化というのは日本では平安時代の気温まで行くのにあと250年かかりますから、全く問題はありません。

武田邦彦 ヒバリクラブ
現代(6)ドイツのエネルギー崩壊
https://youtu.be/baVbo3F_iR0


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