2022年12月10日
政策を語らない政治家が今の不幸な日本を作っている 現代13
日本の経済の問題はですね、まあいろいろ今日は新しく、絡合というものを考えた経済というものを組み立てたんですけども。その時に昔の池田勇人首相を思い出しまして。この方は宏池会、この写真がそうなんですが。宏池会って池田隼人さんが首相になるために作ったような派閥なんですが、その派閥の現在続いている宏池会から今度岸田首相が出てるわけですね。
個人個人の内容っていうのは、その人と深く知り合わないと、なかなかその価値っていうのは分からないんでありますが。政治家ってのはやっぱり政策があってですね、それが庶民によく分からなきゃいけないですね。その点じゃあ池田勇人首相は、ご病気になって、少し早くお亡くなりになって、極めて残念なんです。65歳かなんかでお亡くなりになったんでね。もう少し長く生きて、日本の政治のために活動してほしかった人なんですけども。
所得倍増計画。私は若い頃、池田首相の所得倍増計画を聞いて、演説を聞いてですね、こんなバカなことないじゃないかと。その頃まだ所得とかそういうの、よく分かってないですね。日本人が一所懸命働いた分だけ所得が上がるわけで、所得が倍増するっていう政策を作ったから所得が倍増するって、そんなことないじゃないかと。その頃私の給料は10万円もいってなかったでしょうね。それが突然20万になるなんてことないじゃないかと。まあこういう風にアホだったんですね、僕は。そう思いました。
それから池田首相の有名な言葉では、貧乏人は麦を食えと、こう言ったりですね。どちらかというと経済優先政策で、あの当時日本が高度成長の時にはやっぱり私は、あの所得倍増計画とか経済重視政策が重要だったと思うんですね。それも国民全体で同じことをやるという時代でしたね。そういう社会の段階でした。今のように成熟して、一人一人の人が一人一人の人生の幸福を考えて生きるっていう時とは違います。その点で、まあもちろん当たり前ですが、政治っていうのはその社会その社会の発展度に応じてきちんとした政策を作り、それが国民に分かるように繰り返し繰り返し言うと。
そういう点では、割合と池田首相の政策は、全体としては温厚というか穏やかな政策で、国防なんかも、国防を重視する人たちにとっては池田さんの政策は生ぬるく見えたかもしれませんが、全体としては経済政策に重きを置いた、非常にがっちりした政治家だと。広島県出身で、まさに岸田首相の先輩に当たるんですけど、まぁね、今のところですよ、岸田内閣は全然ダメな弟子だっていう感じですね。これは世襲のためでしょうね。池田さん自身もそれほど家柄は悪いっていうわけじゃないんですけど、まあやっぱりまだ明治の気風が残っていて。それから戦争もありましたし、極めて固い強い意志を持った方だったという風に見えるんですね。
だけど私は、政治家で一番大切なのは、まあ頭がいい方がいいし、人柄もいい方がいいし、意志も固い方がいいんですが、なんてったって政治家で一番大切なのは、民衆に、国民に希望を与えるだけのはっきりとした政策を述べるってことですよ。その意味では首相自らばかりでなく、先回、先々回とお話をしましたが、例えば外務大臣だったら対中国政策をどうするのかということはですね、秘密なんかないわけんですよ。だって各国ともに対中国政策がどうするかってことは公にしてるわけですからね。 もちろんそんなのは日本だけが隠したってダメな話でしたし、明らかに中国が日本に対する敵視政策をとっているのは明らかですから。それに対してどうするのかっていうのは外務大臣絶対言わなきゃダメだけど、今は外務大臣ばかりじゃないんですよ。
文部科学大臣も教育をどうするか、もう全然何にも言わない。私ね、国民に今の文部科学大臣が教育改革をどのように考えてますかとか、明治時代の小学校の教育をどのように変えようとしてますかって聞いたってね、返事がないと思いますよ。
厚生労働大臣もそうだし、国土交通大臣もそうだし。環境大臣なんてもっとひどくてですね。中国船が海にプラスチックを捨てたと。プラスチックだけは海に浮きますからね。あとは沈んじゃいますから。大西洋の真ん中あたりでガンガン捨ててたんですよ。それで海がプラスチックで汚れた。これ犯罪行為ですね。中国が犯罪行為をやったから日本人がレジ袋の代金を払え。これが小池都知事とか小泉進次郎元環境大臣の考え方なんですよ。
どういう考え方ですかね。犯人が分かってるものを、犯人を捕まえればいいし、国際的に捕まえることができなければ国際的な非難をすればいいわけで、全くしないんですよね。
温暖化騒動もそうでしたよ。私があるテレビでね、そんな日本人だけに我慢させたって、日本人なんか3%ぐらいしかCO2出してないんだから。もう中国がちょっとね、経済成長したら、もう日本なんかなくたってあったって同じぐらいの温暖化するんだから。いや僕はCO2で温暖化しないと思うけど、するするって言ってるからね。あなた国会議員だったら中国に言ったらどうですかって言ったらね、いや日本人が温暖化で苦しめば、中国人も反省してCO2を減らすなんて、全然そんなことありませんよ。いやそんなこと考えてんですかって、その時僕テレビで言ったんですけどね。検討違いなんですよ。日本人をいじめればいいっていうそういう政治が多いんですよ。
それから、こんなこと言ったらクビになるって。まぁ3人もクビになっちゃいましたけどね、今度。とにかくクビになるってビクビクしてるわけですよ。やはり政治家は、ちゃんと自分の信念をきちっと言って、それで非難されたら非難された、自民党を除名されたら除名されたでいいじゃないですか。だってそれが人生なんですから。
多分もう食事をするのに困る、住むところに困るっていう大臣はいないと思いますからね。もちろん大臣ばかりじゃなくて一般にも国会議員たるもの、市会議員たるもの、県会議員たるものはですね、やっぱり自分の意志と自分の考えを持って、それをしっかりと有権者に訴え、そして支持をされ、それをまた全うする、失敗したら謝ると。そういう、ちゃんとした考えを持たなければダメなんですが。これ3回目かな、11、12、13でやりましたけど。3回目ですね。
しかしこれはやっぱり突き詰めて言えば、国民の責任なんですけどね。まあ池田さんが首相だった頃は、池田さんばかりじゃなくて、首相になれるような力のある人は山ほどおられましたよ。
誰がなってもいいぐらいに、みんなが声を上げて、俺はこうしたい、俺はこうしたいって言ってましたよ。ええ。ですからまあ中曽根首相ができる頃まではそうでしたかね。
1990年2000年ぐらいから怪しくなってきましたね。それでその後はもう首相になる人を探すのが大変だ。今なんかそうですよ。あの安倍さんの後も、まあちょっと無理やりというか、少しそういう風に。個人的な、言うこと悪いんですが、無理やりまあ首相にどなたかがなったわけですが、本当だったら、日本の首相ですから、安倍さんがお辞めになったら、その後まあ5、6人は、少なくともそういう力量の人がいると。その人たちのことを僕らがみんな知っていると。政策も知ってると。人柄ばかりじゃなくてね。
これにはメディアの政治評論家にも責任があります。私あのテレビ出るときにずいぶん政治評論家にですね、辛口を叩いたんですけど。いやいや時局の話とかね、政局の話はまあほどほどにしておいてくださいと。誰と誰が親しいとか、こういういきさつで、この人が大臣になったとか、そういう話じゃなくて、日本の政策としてどうするべきか。そしてこの人はどういう政策を持っているか。その政策を今までどういうふうに進めてきたのか。そういうことを言ってくださいというふうに、メディアでもずいぶん私言ったんですけども。
もう今はメディアも週刊誌みたいになっちゃいましたね。
政治評論家ですら週刊誌みたいになっちゃって、誰と誰が付き合ってるだとかね。そういうことばかり追うと。
まあ週刊誌とかそういうのはまた必要ですよ。それも大切なことかもしれません。しかし一番大切なのは、政治家一人一人がどういう政策を持っているかってことなんですね。
私具体的な名前言いませんけどね。皆さん民主党が政権取った時に、大変に失望された人が多いと思うんですが、私はあの頃盛んにテレビに出てましたので、国会の議員会館なんかに呼ばれてですね、あの当時の民主党の首脳部とずいぶん個人的にお話をしたり、講演会をしたりしたことがあったんですけどね。
まあ民主党に大変に恐縮なんですが、そういう私がその時会った民主党の首脳部で、はっきりとしたポリシーと理論と実践と意見と熱い情熱を持っている方には、残念ながらお会いしませんでした。
実はテレビで、この人はちゃんとした人でいい人だな、意志もはっきりしてるしいいなと思ってお会いしても、ダメでした。その頃自民党の人もそうでしたね。自民党の首脳部の人、2009年から3年間ですから2012年ですか。その頃の民主党も自民党もですね、その首脳部にお会いして、1時間ぐらいもお話しすると、その人の力量って分かりますよ。それから情熱も分かりますね。全然一人として、お会いしませんでした。それからお年寄りの方にお会いしたら、なかなか立派な方もおられました。人間として立派な方はおられましたね。しかしもう調整役で、もう激しく自分の論理を言ってっていう人はいませんでしたね。
皆さんはご存知かどうか知りませんが、昔民社党というのがありましてね。民社党の偉い方だったある人に、名古屋のパーティーで、5年ぐらい前にお会いした。その人は私と会うなりですね、もう一所懸命、パーティーですから立ってて、もう10分ぐらい捲し立てるんですよ。私なんかになんか捲し立てても、何にもメリットありませんよ。しかし彼はそういう情熱がありましたね。もう全然引退した人ですけども、それでも日本をこうするべきだ、私はこれはこう思うと、もう一所懸命言っておられましたね。やっぱり今の閣僚とかこれからね、岸田内閣が怪しいとか、支持率が低いとか言ってますけども、これで即選挙したってね、国民は誰を選んでいいか分かんないですよね。全然分かんないですよ。だって政策が分かんないんですから。
政策って考え方いいんですよ。まあ僕は参政党で、あんまりはっきりした政策よりか参政党の党員の方々がこれから出てくるやつを党の本部で協議して、少しずつ政策を作っていった方がいいっていう、やや慎重派なんで、なんか言ってることが違うと思いますけど。
参政党もはっきり言ってるんですよ。今までと違う政治のやり方、国民から自分はどういう人生を送りたいかっていう意見をちゃんと集約する。そしてまた国民に議論してもらう。これが基本だと。それから、もうかつてと同じようじゃなくてね。とにかく日本人も多様化してるわけだから、それ1人1人の人の人生を幸福にするための最大の政策を取るという、こういう政策に対する考え方でもいいんですね。
政策と言いますとすぐ、日本は核武装すべきかとか、原子力発電所を運転するべきかとか、そういう具体的なことを聞きますけどね。具体的なことよりか、まず哲学ですよ、政治は。これは日本であんまりそういう政治学がきちっとしてないんですが、政治の一番の中心はまず第1段階、哲学なんです。
2が大きな戦略なんですよ。そして何をやるかなんです。だから皆さん今ね、私なんかあの国民の人から聞くのが、まず何をやるかをはっきりしてくれ。そうじゃないんです。哲学なんですよ。
自由民主党はどういう哲学で国民を、この日本国をやろうとしてるのか。もう立憲民主党なんか全く分かりませんね。だからまずは、政治に哲学を取り戻せ、というのでもいいわけですね。
これは政治に政策がいると言っても同じです。政策の上には戦略があり、戦略の上には哲学があるわけですからね。ですからまあ政策を取れば必ずそこに従って哲学が出てくると、こういうわけですから。
だからこの哲学という意味で、この池田勇人首相をここに、写真をちょっと使わせていただきまして。これが同じ宏池会の人かとね。人間も古くなれば、組織も古くなれば傷んでくるのは当然ですけども、ちょっと痛み方が激し過ぎるんじゃないかと思います。
武田邦彦 ヒバリクラブ
現代(13)大臣が政策を熱く語らない? 2022.11.27
https://youtu.be/6cZDAFPcMqQ
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本ページの情報は2022年12月時点のものです。
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