2017年03月08日
ドイツ語の上達と滞在日数は比例しない?
ドイツに来て最初の頃は、ドイツ人の中で生活する事に、かなり目に見えぬ負担があったように思います。
ドイツ語をしゃべることもままならず、理解する方が先に立って、返答が思うようにできないジレンマ。
言いたいことのニュアンスがドイツ語で見つからないなど、それはそれは大変でした。
名刺に女性、男性、中性名詞があり、それぞれの名刺が格によって変化したり、「あなた」と言うのも、丁寧な「あなた」と「あんた」そして「あなた達」「あんた達」と呼びかけによって動詞がいちいち変化します。
これは基礎中の基礎なので、一番最初に覚えなければならず、これがスラスラ出てくるようになるまでに、人によって違うとは思いますが、およそ1年はかかるかと思います。
トルコ人が良く初対面の人に向かって「あんた」という言い回しで話すのも、この動詞の変換が面倒臭いからなのでしょう。
日本人は逆にどの人に対しても「あなた」という言い回しで話します。
ドイツ語の習いたては、最初のここでつまずくことが多いのです。
友達同士で話す俗語を、ポンポン話せるようになるには、およそ5年はかかるかもしれません。
私の日本人サークルの中にも長年住んでいる人は多いですが、言葉を流暢に話せるとは限りません。
仮に30年以上住んでいても、片言のドイツ語しか話せない人もいます。
ドイツ人の旦那さんだとしてもです。
逆にまだ1- 2年しか滞在していないのに、かなり上手なドイツ語を話す人もいます。
これは滞在期間とか、年齢には関係なく、一重に向き不向きと、努力とやる気の問題だと思います。
傾向としては、ドイツ人の旦那さんと結婚したからドイツに来た人は、あまりドイツ語を重視しませんが、最初からドイツが好きで来独し、自分の意思でドイツ語を勉強してきた人はすごく上手です。
ドイツの大学に留学している人も然りです。もちろん例外はあります。
バルカン地方の人は比較的ドイツ語を覚えるのが早いです。日本人と同じ滞在日数で比べると、格段に上手く話します。
ドイツでは雄弁な人を重んじる傾向があるので、話しっぷりがいい人は人気を博します。
政治家等で雄弁な人が多いのもそのせいです。
かの独裁者のヒットラーも、それでのし上がったのでした。
日本で言う「不言実行」のようなドイツ人はあまり見かけません。
ドイツでは「言わなきゃソン」なのです。
そんなお国柄で「話せないのは損」です。そして相手が何を言っているか理解できないのも「ソン」。
ドイツ人と身の上話しができるようになってきたら、かなりのドイツ語能力が身に付いたのだと思います。
もともとあっけらかんと心情を暴露するドイツ人が多いので、 ドイツ人と親密な関係を築くのも会話力の有無によるかもしれません。
ドイツに住んでいる外国人で、ぺらぺらしゃべれるのに文法がダメという人も多いです。
日本人はその逆で、文法ができるのに、ぺらぺらしゃべれないという人が多いです。
日本人は最初に頭で理解する人が多いからなのでしょうか?
それとも奥ゆかしさが反映しているのでしょうか?
私も滞在が30年近くになるのに、まだまだ習うことが多いです。
未だに書物や新聞などで、分からない言葉がでてきます。
それはドイツ人もしかりで、新語や造語が誕生するからなのです。
英語をドイツ語に造語する場合や、流行言葉を造語にする場合もあります。
私は毎日ドイツ語でお客様と接していますが、ドイツ語のアクセントでどこの国の人かだいたい分かります。
だいたいのフランス人はHの言葉が「はひふへほ」とならずに、「あいうえお」になるので、「ハロー」が「アロー」になり、「ハイス(熱い)」が「アイス(氷)」になったりします。
韓国人は「ツ」と言う言葉が「チュ」になってしまうので、「ツェーン(10)」が「チェーン」になり、「チンマー(部屋)」が「チェンマー」に近い言葉になってしまいます。
ロシア人やポーランド人は「R」が独特の巻き舌になるので、一言でそっち系から来たと分かります。
日本人はRとLの区別がつかないので、よく笑い話の種にされます。
「シュランク」Schlank(スマート・痩せている)が同じ「シュランク」Schrank(Rの発音)で「箪笥」となってしまいます。
いずれにしても言葉は運動と一緒で、練習をしないと取得できないものだと思います。
最初に基礎をしっかり学んで、その上で練習をすると徐々に上手くなるのではないでしょうか。
ドイツ語の諺でÜbung macht den Meister( ユーブング マハト デン マイスター) というのがありますが、直訳すると「練習は達人を生む」で意味は「習うより慣れろ」ですね。
ドイツ語をしゃべることもままならず、理解する方が先に立って、返答が思うようにできないジレンマ。
言いたいことのニュアンスがドイツ語で見つからないなど、それはそれは大変でした。
名刺に女性、男性、中性名詞があり、それぞれの名刺が格によって変化したり、「あなた」と言うのも、丁寧な「あなた」と「あんた」そして「あなた達」「あんた達」と呼びかけによって動詞がいちいち変化します。
これは基礎中の基礎なので、一番最初に覚えなければならず、これがスラスラ出てくるようになるまでに、人によって違うとは思いますが、およそ1年はかかるかと思います。
トルコ人が良く初対面の人に向かって「あんた」という言い回しで話すのも、この動詞の変換が面倒臭いからなのでしょう。
日本人は逆にどの人に対しても「あなた」という言い回しで話します。
ドイツ語の習いたては、最初のここでつまずくことが多いのです。
友達同士で話す俗語を、ポンポン話せるようになるには、およそ5年はかかるかもしれません。
私の日本人サークルの中にも長年住んでいる人は多いですが、言葉を流暢に話せるとは限りません。
仮に30年以上住んでいても、片言のドイツ語しか話せない人もいます。
ドイツ人の旦那さんだとしてもです。
逆にまだ1- 2年しか滞在していないのに、かなり上手なドイツ語を話す人もいます。
これは滞在期間とか、年齢には関係なく、一重に向き不向きと、努力とやる気の問題だと思います。
傾向としては、ドイツ人の旦那さんと結婚したからドイツに来た人は、あまりドイツ語を重視しませんが、最初からドイツが好きで来独し、自分の意思でドイツ語を勉強してきた人はすごく上手です。
ドイツの大学に留学している人も然りです。もちろん例外はあります。
バルカン地方の人は比較的ドイツ語を覚えるのが早いです。日本人と同じ滞在日数で比べると、格段に上手く話します。
ドイツでは雄弁な人を重んじる傾向があるので、話しっぷりがいい人は人気を博します。
政治家等で雄弁な人が多いのもそのせいです。
かの独裁者のヒットラーも、それでのし上がったのでした。
日本で言う「不言実行」のようなドイツ人はあまり見かけません。
ドイツでは「言わなきゃソン」なのです。
そんなお国柄で「話せないのは損」です。そして相手が何を言っているか理解できないのも「ソン」。
ドイツ人と身の上話しができるようになってきたら、かなりのドイツ語能力が身に付いたのだと思います。
もともとあっけらかんと心情を暴露するドイツ人が多いので、 ドイツ人と親密な関係を築くのも会話力の有無によるかもしれません。
ドイツに住んでいる外国人で、ぺらぺらしゃべれるのに文法がダメという人も多いです。
日本人はその逆で、文法ができるのに、ぺらぺらしゃべれないという人が多いです。
日本人は最初に頭で理解する人が多いからなのでしょうか?
それとも奥ゆかしさが反映しているのでしょうか?
私も滞在が30年近くになるのに、まだまだ習うことが多いです。
未だに書物や新聞などで、分からない言葉がでてきます。
それはドイツ人もしかりで、新語や造語が誕生するからなのです。
英語をドイツ語に造語する場合や、流行言葉を造語にする場合もあります。
私は毎日ドイツ語でお客様と接していますが、ドイツ語のアクセントでどこの国の人かだいたい分かります。
だいたいのフランス人はHの言葉が「はひふへほ」とならずに、「あいうえお」になるので、「ハロー」が「アロー」になり、「ハイス(熱い)」が「アイス(氷)」になったりします。
韓国人は「ツ」と言う言葉が「チュ」になってしまうので、「ツェーン(10)」が「チェーン」になり、「チンマー(部屋)」が「チェンマー」に近い言葉になってしまいます。
ロシア人やポーランド人は「R」が独特の巻き舌になるので、一言でそっち系から来たと分かります。
日本人はRとLの区別がつかないので、よく笑い話の種にされます。
「シュランク」Schlank(スマート・痩せている)が同じ「シュランク」Schrank(Rの発音)で「箪笥」となってしまいます。
いずれにしても言葉は運動と一緒で、練習をしないと取得できないものだと思います。
最初に基礎をしっかり学んで、その上で練習をすると徐々に上手くなるのではないでしょうか。
ドイツ語の諺でÜbung macht den Meister( ユーブング マハト デン マイスター) というのがありますが、直訳すると「練習は達人を生む」で意味は「習うより慣れろ」ですね。
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