2018年06月04日
ブラッとひとり旅 リスボン へ B ファティマへのバス旅行「オビドス」
「ファティマの奇跡」をご存知ですか?知ってる人はこの部分をスルーして下さい。
かいつまんでいうと、3人の子供達が何度もマリアと遭遇し、色々な教示を受けます。
毎月決まった日に現れるマリアは、更に予言をしたりもします。
そして最後に1917年10月13日のその日、集まった7万人もの群衆の前にマリアは現れ、太陽が躍るように上下したり、回ったりという現象を見せます。
この奇跡はローマカトリック教会が正式に認める「マリア出現」として有名です。
更にマリアは3人の子供たちの一人ルシアに3つの予言をするのですが、その内の一つは時期が来るまで封印するようにと託します。
これが「ファティマ第三の秘密」として有名です。
ルシアはその後ローマ教皇に正式にそれらの秘密を託しますが、教皇はその秘密を時期が過ぎても一向に公開しなかったのです。
2000年になってやっとその秘密は教皇庁より発表されたのですが、これが本当に内容と一致しているかどうかが賛否両論です。
詳しくはウィキペディアをご参照ください。
ファティマってリスボンからそれほど遠くないんですね、知りませんでした。地図上では、車でわずかに1時間強の距離。
バス旅行のツアーがあったので、それに参加しました。
でも言葉が英語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語と、私のできない言葉ばかり・・・。
ま、でもファティマの内容については知ってるし、英語も少しは分かるから、何とかなるか。
とばかり、軽い気持ちで参加したのは良いけど、最初から躓(つまづ)きましたよ〜。
まず、ホテルを予約した時に、ブッキング・コムを使ったので、このサービスの一環としてリスボンで使える割引券をURLで送ってきてたのを使おうと思ったのですが、思っていた内容と全然違うのです!
独語の説明では、このQRコードを使いたい場所に直接持って行き、係りの人に見せれば、10%−20%の割引になるとのこと。場所によっては入り口と違う発見所があります、とのこと。それは分かる。美術館とか、お城とか発見所はたいてい別の場所にありますよ。
ところが、ツアー発車の場所に行き、それを見せても係りの人は受け付けてくれない。「なぜ?」と聞くと、「あなたはこのツアーに参加することを前もって予約してない」という。
そんなこといわれても、ブッキング・コムの説明にはなにも「前もって予約必須」とは書いてなかった!
私は「そんなことブッキング・コムでは教えてくれてない」と言うと、「とにかく、前もって予約した人達が優先。あなたはここで待ってなさい」ですって!!
なーんてこと?しかもそれらしいバスは見当たらず、次から次に違うバスがどんどん発車するではないですか。もう出発の時間はとっくに過ぎているのに、ここで待ってなさいというのはどういうこと・・・?
ここで、言葉ができれば自体の把握にもう少し役立ったろうに・・・。
そんなこんなで、約10分ほど待たされて、再度チェックボックスに呼ばれ、今度はちゃんと受け付けてくれそう・・・。
昼のランチは要るかどうか聞かれ、「イエス」と答えて、いざバスへ。
ええ??このバス・・・??なんか小さくて、しかも私の他に2人だけ???
不安が更に増し、本当に合ってるのだろうかと心の中で焦っていましたが、
そう、このバスは本来のツアーバスの留まってる場所に連れて行ってくれるシャトルだったのです。
さて、予定より1時間も遅れてやっとバスが発車。(というか、予定の時間は本来のチェックインの時間だったよう・・・)
英語の説明を聞くと(と言うより、独語で既にツアーの内容を理解していたのを、英語で更におさらいしただけ)このバスは、2−3の観光地オビドス、世界文化遺産のアルコバッサ修道院、ナザレ海岸で食事して、バターリァ修道院そして、最後にファティマへと向かいます、とのこと。
帰ってくるのは夜8時だという。
かなり充実した1日になりそう。
最初に寄ったオビドスという中世さながらの小さな村では、ぜひ試してみてください、という甘いものがあるという。甘いので、1杯だけにしておいた方がいいですよ、というのだけが聞き取れました。
その「甘いもの」という名前が聞き取れなくて、再度ガイドさんに聞いてみたところ「ジンジーニェ」という名前だそう。
そして私の知りたかった甘いものが、どうやらリキュールらしいのです。
そこで店の人に「これジンジーニェですか?」と聞くと、「ジンジャー?」というので、「生姜じゃない、ジンジーニェ?」と再度聞いてみる。(後でネットで調べたら、ジンジーニァと発音するらしいです。)
すっかり自信をなくした店員さんは、店の奥に消えて行き何やら聞いているよう。
そして年を召した女将さんとでてきて、「そうそう、これよ、あなたが言ってるものは」というので、さっそく試してみることしました。
と、どうでもいいひらめきにご機嫌になりながら、村の奥まで散策。
でも集合時間まであと30分しかない。
バスに入るまでにトイレ休憩を済ましておかなくちゃ。
っていうので、さっさと踵を返してバスへの岐路に向いました。
行きには目に入らなかった村の入り口の装飾が美しい青で飾られていて、ちょっとアラビアの文化を垣間見た気がしました。
後で調べてみると、これはアズレージョというタイルに上薬をかけて焼かれた、もともとペルシャ人から習得した工芸らしいです。なるほど、だからちょっとアラビアっぽいのね。
かいつまんでいうと、3人の子供達が何度もマリアと遭遇し、色々な教示を受けます。
毎月決まった日に現れるマリアは、更に予言をしたりもします。
そして最後に1917年10月13日のその日、集まった7万人もの群衆の前にマリアは現れ、太陽が躍るように上下したり、回ったりという現象を見せます。
この奇跡はローマカトリック教会が正式に認める「マリア出現」として有名です。
更にマリアは3人の子供たちの一人ルシアに3つの予言をするのですが、その内の一つは時期が来るまで封印するようにと託します。
これが「ファティマ第三の秘密」として有名です。
ルシアはその後ローマ教皇に正式にそれらの秘密を託しますが、教皇はその秘密を時期が過ぎても一向に公開しなかったのです。
2000年になってやっとその秘密は教皇庁より発表されたのですが、これが本当に内容と一致しているかどうかが賛否両論です。
詳しくはウィキペディアをご参照ください。
ファティマってリスボンからそれほど遠くないんですね、知りませんでした。地図上では、車でわずかに1時間強の距離。
バス旅行のツアーがあったので、それに参加しました。
でも言葉が英語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語と、私のできない言葉ばかり・・・。
ま、でもファティマの内容については知ってるし、英語も少しは分かるから、何とかなるか。
とばかり、軽い気持ちで参加したのは良いけど、最初から躓(つまづ)きましたよ〜。
まず、ホテルを予約した時に、ブッキング・コムを使ったので、このサービスの一環としてリスボンで使える割引券をURLで送ってきてたのを使おうと思ったのですが、思っていた内容と全然違うのです!
独語の説明では、このQRコードを使いたい場所に直接持って行き、係りの人に見せれば、10%−20%の割引になるとのこと。場所によっては入り口と違う発見所があります、とのこと。それは分かる。美術館とか、お城とか発見所はたいてい別の場所にありますよ。
ところが、ツアー発車の場所に行き、それを見せても係りの人は受け付けてくれない。「なぜ?」と聞くと、「あなたはこのツアーに参加することを前もって予約してない」という。
そんなこといわれても、ブッキング・コムの説明にはなにも「前もって予約必須」とは書いてなかった!
私は「そんなことブッキング・コムでは教えてくれてない」と言うと、「とにかく、前もって予約した人達が優先。あなたはここで待ってなさい」ですって!!
なーんてこと?しかもそれらしいバスは見当たらず、次から次に違うバスがどんどん発車するではないですか。もう出発の時間はとっくに過ぎているのに、ここで待ってなさいというのはどういうこと・・・?
ここで、言葉ができれば自体の把握にもう少し役立ったろうに・・・。
そんなこんなで、約10分ほど待たされて、再度チェックボックスに呼ばれ、今度はちゃんと受け付けてくれそう・・・。
昼のランチは要るかどうか聞かれ、「イエス」と答えて、いざバスへ。
ええ??このバス・・・??なんか小さくて、しかも私の他に2人だけ???
不安が更に増し、本当に合ってるのだろうかと心の中で焦っていましたが、
そう、このバスは本来のツアーバスの留まってる場所に連れて行ってくれるシャトルだったのです。
さて、予定より1時間も遅れてやっとバスが発車。(というか、予定の時間は本来のチェックインの時間だったよう・・・)
英語の説明を聞くと(と言うより、独語で既にツアーの内容を理解していたのを、英語で更におさらいしただけ)このバスは、2−3の観光地オビドス、世界文化遺産のアルコバッサ修道院、ナザレ海岸で食事して、バターリァ修道院そして、最後にファティマへと向かいます、とのこと。
帰ってくるのは夜8時だという。
かなり充実した1日になりそう。
最初に寄ったオビドスという中世さながらの小さな村では、ぜひ試してみてください、という甘いものがあるという。甘いので、1杯だけにしておいた方がいいですよ、というのだけが聞き取れました。
その「甘いもの」という名前が聞き取れなくて、再度ガイドさんに聞いてみたところ「ジンジーニェ」という名前だそう。
村に一歩足を踏み入れると、狭い道を挟んで、あるわ、あるわ、おみやげ物屋さんが。 |
そして私の知りたかった甘いものが、どうやらリキュールらしいのです。
そこで店の人に「これジンジーニェですか?」と聞くと、「ジンジャー?」というので、「生姜じゃない、ジンジーニェ?」と再度聞いてみる。(後でネットで調べたら、ジンジーニァと発音するらしいです。)
すっかり自信をなくした店員さんは、店の奥に消えて行き何やら聞いているよう。
そして年を召した女将さんとでてきて、「そうそう、これよ、あなたが言ってるものは」というので、さっそく試してみることしました。
綺麗なお姉さんが注いでくれた「ジンジーニェ」というさくらんぼのお酒。 ジンジャーと簡単に言っている。 ここではチョコレートでできているプチカップに入れてくれる。1杯1€。 チェリー酒を一気に飲み干したあと、チョコカップを口いっぱいにほおばる。すると甘さがほろ苦くなり、チェリー酒の美味しさが増す感じ。 |
そういえば、こんなチェリー酒入りのチョコレートドイツにもあったな〜。と思いながら、そう考えると、1杯1€って、ポルトガルの物価事情を考えるとちょっと高いかも・・・。 しかもドイツのはさくらんぼも入ってるし。 今までこの類のチョコは美味しいと思ったことなかったけど、今度お土産にしようっと! |
と、どうでもいいひらめきにご機嫌になりながら、村の奥まで散策。
でも集合時間まであと30分しかない。
バスに入るまでにトイレ休憩を済ましておかなくちゃ。
っていうので、さっさと踵を返してバスへの岐路に向いました。
行きには目に入らなかった村の入り口の装飾が美しい青で飾られていて、ちょっとアラビアの文化を垣間見た気がしました。
後で調べてみると、これはアズレージョというタイルに上薬をかけて焼かれた、もともとペルシャ人から習得した工芸らしいです。なるほど、だからちょっとアラビアっぽいのね。
そして、更に分かったことは、オビドスという村はポルトガル王デニス1世が、王妃エリザベスに送った「王妃の村」であったこと。 新婚旅行に訪れたとき、王妃がえらく気に入ったのでプレゼントしたそうですよ。 |
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