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鞭毛、単毛菌、周毛菌

鞭毛は、細菌の運動器官と考えられており、

鞭毛の数および位置はそれぞれの菌種に特有である。

鞭毛は鞭毛染色(レイフソン染色)や電子顕微鏡で観察する。

単毛菌とは1本の鞭毛を保有する菌のことであり、

コレラ菌緑膿菌などがある。


単毛菌以外に両毛菌(カンピロバクターなど)、叢毛菌(プレジオモナスなど)、周毛菌(多くの腸内細菌)、無毛菌(肺炎桿菌、赤痢菌、炭疽菌)などがある。


(参考)
周毛菌で重要なもの
・大腸菌
・腸炎ビブリオ
・破傷風菌
・リステリア・モノサイトゲネス
・サルモネラパラチフィA



第55回(2009年)臨床検査技師国家試験

第55回臨床検査技師国家試験より抜粋

午後 18  (臨床生理学)

正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1 負荷心電図───狭心症 ◯
2 指尖容積脈波───ギラン・バレー(Guillain-Barré)症候群 ×(関係ない)
3 加算平均心電図───ブルガダ(Burgada)症候群 ◯
4 ホルター心電図───大動脈弁閉鎖不全 ×(関係ない)
5 足関節上腕動脈血圧比(ABI)───低血圧症 ×(関係ない)

【解説】
加算平均心電図検査は循環器病専門病院で行われている比較的特殊な検査法である。その対象となるブルガダ症候群は、致死性不整脈(VT・VFなど)による突然死で知られている疾患であり、疾患と検査目的との関連性を知っておかなければ解けない問題である。

1-○
安静時心電図では狭心症の診断は困難である。よって、マスター二階段試験やトレッドミル検査などの運動負荷試験が行われている。

2-×
指尖容積脈波とは、赤外線を利用して指先の血管の状態(動脈硬化の有無)や血液の流れの状態を調べる検査である。問題のギラン・バレー(Guillain-Barré)症候群は末梢神経における脱髄性疾患である。神経性疾患であることから本検査の対象とならない。

3-○
若年者の突然死の原因となるブルガダ(Brugada)症候群は注目されている疾患である。心電図上、V1〜V2においてrSR'波形とST上昇を認め、心室頻拍・心室細動(VT・VF)の原因となり、埋め込み型除細動の適応となる重篤な疾患である。問題の加算平均心電図はVT出現を予知するレートポテンシャルの検出に有用な検査法である。

4-×
ホルター心電図の目的は、不整脈と虚血性心疾患の検出である。大動脈弁閉鎖不全などの弁膜症には本検査は適さず、主に心エコー検査により評価・診断される。

5-×
ABI検査は下肢動脈の狭窄ないし閉塞の有無、程度を調べる検査である。上肢と下肢の血圧比(足首収縮期血圧÷上腕収縮期血圧)により判定される。0.96以上が正常値であり、動脈硬化により血管狭窄や閉塞が進行すると低値となる。(健康な成人は下肢のほうが血圧高いのでABI1.1±0.2、0.9以下で動脈血管の閉塞疑い、逆に1.3以上でも予後が悪く動脈閉塞が石灰化している状態の場合が多い)


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午後 22  (臨床生理学)

聴性脳幹反応(ABR)について正しいのはどれか。2つ選べ。

1 音刺激から50 msec以後にみられる。
2 III波の起源は上オリーブ核である。◯
3 加算回数は50回程度である。
4 睡眠覚醒の影響を受けない。◯
5 導出電極はOzに装着する。

1-×
ABRは音刺激後10 msecの間に6〜7波が出現する短潜時誘発反応である。
2-○
I波の起源は蝸牛神経-蝸牛神経核、III波は上オリーブ核、V波は下丘起源とされる。
(※上質な3粒のオリーブ!と覚えよう)
3-×
ABRでは反応が小さいことから、加算回数は1,000〜2,000回必要である。
4-○
5-×
ABRは頭頂部付近に現れるため、
導出電極はCz(Central、頭頂点!)に装着する。

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午後 問49 

中枢神経系でテント上に存在するのはどれか

1 延 髄 ×
2 橋 ×
3 小 脳 ×
4 脊 髄 ×
5 大 脳 ◯

【解説】
テントとは、小脳の上部で大脳と境する硬膜を指す(小テント)。小脳の上にあるテントを張ったような構造である。脳の疾患の場所を示す方法の一つとして、小脳テントより上か下かと表現することがある。問題文ではテントの上にあるものは?と聞いているので、小脳上部に存在する大脳を選択すれば良い。

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午後 問60

MCVは基準範囲内でプライス・ジョーンズ曲線が左方に移動している。
考えられる疾患はどれか。
1 サラセミア  × 小球性(MCV低値となる)
2 鉄欠乏性貧血 × 小球性(MCV低値となる)
3 球状赤血球症 ◯
4 再生不良性貧血  × 末梢血は正常な形態を示す
5 巨赤芽球性貧血 × 大球性(MCV高値となる)

【解説】
プライス・ジョーンズ(P-J)曲線は、健常者赤血球よりもその直径が大きければ、右方に移動し、直径が小さければ左方に移動する。MCVが基準範囲内であることから、正球性赤血球だが、P-J曲線は左方に移動しているので赤血球直径は小さいということである

【ゴロ】グラム染色の覚え方【語呂】



グラム染色で使用する試薬の覚え方です。

『グラマーな、くるった巡・査!!』

グラマー・・・グラム染色

く・・・クリスタルバイオレット(クリスタル紫)
る・・・ルゴール液

巡・・・純アルコール
査・・・サフラニン液

参考イメージ(笑)

薬学生は必携!「薬剤師国試 でる順 医薬品」

さて、今年の薬剤師国家試験も近づいてきましたね。

青本とか虹本で勉強していう人も多いと思いますが、

今日、ご紹介する参考書は

テコム薬学セミナー(医学評論社)が出版している

キラキラ薬剤師国試でる順医薬品キラキラ

です。

こちらの本はタイトルの通り、薬剤師国家試験にでる医薬品が

全ての範囲を横断的に網羅して

出る順に並んでいることです。

しかも中身も非常に充実しているので、ちょっと気になる医薬品を調べるだけで

「あぁ〜、この医薬品は今までに十◯回も出題されている重要医薬品なんだなぁ」

と感覚的にすごく分かりやすいです。

(薬剤師国家試験の超頻出医薬品・・・モルヒネ、アスピリン(アセチルサリチル酸)、プロプラノロール、ジゴキシン、ニトログリセリン、ワルファリン、フェニトイン、テオフィリン、バンコマイシンなどなど)

国家試験後に気になった医薬品を復習するのにも役立つので

薬剤師が持っていても損しない気もします^^;

ちょこっとだけ、中身を紹介するので気になったからは買っちゃいましょう!!

買って損はしません!国試直前の最後の復習にもってこいです

もちろん、6年生だけでなくCBT対策や、意識の高い1〜5年生の薬学生にもお勧めです電球

また、この本はパラパラめくっているだけでも楽しいですよ〜笑顔

(参考画像)
テオフィリン
ペンダゾシン
カルバマゼピン


なお、最新版の表紙はこんな感じです↓(画像をクリックするとamazonの購入ページへいけます)



第51回(2005年)臨床検査技師国家試験

51回午前問題13
動脈血ガス分析について誤っているのはどれか.

1 発熱は測定値に影響する.    ◯
2 抗凝固剤にヘパリンを用いる.  ◯
3 動脈血採血は医師が行う.    ◯
4 検体を室温放置するとPaCO2が低下する. ×
5 検体に混入した気泡は直ちに除去する. ◯

【解説】
検体を室温に放置すると,白血球が血液中の酸素を消費して二酸化炭素を排出するために,二酸化炭素分圧は上昇する.

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51回午前問題16
健常成人脳波のα波で誤っているのはどれか.

1 左右対称性に出現する. ◯
2 開眼によって抑制される. ◯
3 前頭葉優位に出現する.×
4 周波数は9〜12Hzである. ◯
5 振幅は30〜50μVである. ◯

【解説】
α波は健康成人の安静・閉眼・覚醒時に周波数8〜14Hz未満,振幅50μV前後の波が連続して後頭部優位に出現する波形である.

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51回午前問題17
脳波所見で正しい組合せはどれか.2つ選べ.

1 周期性同期性放電――アルツハイマー(Alzheimer)病 ×
2 ヒプスアリスミア――レノックス(Lennox)症候群 ×
3 三相性波――――――クロイツフェルト・ヤコブ(Creutzfeldt -Jakob)病 ×
4 3Hz棘徐波複合 ―――欠 神 ◯
5 多棘徐波複合――――ミオクロニーてんかん ◯


【解説】
・周期性同期性放電はクロイツフェルト・ヤコブ病の特徴

ヒプスアリスミアウエスト症候群の特徴

※「ヒップ・ウエスト」と覚えれば忘れないですね!!笑

(レノックス症候群では1.5〜2.5Hz鋭徐波複合が特徴)

・三相性波は肝性脳症(肝性昏睡,肝脳疾患)や糖尿病性昏睡などでみられる特徴的な脳波

第54回(2008年)臨床検査技師国家試験 No.2

第54回臨床検査技師国家試験の解説をします。

問題はコチラ(厚生労働省のサイト)
をご参照ください。

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午前の問題50〜100の範囲

午前の問題1〜50の解説はコチラ

問51

酸類を用いた脱灰操作で正しいのはどれか

1 4℃前後で行う ×
2 脱灰前に固定する ◯
3 脱灰液は密封する ×
4 脱灰液は交換しない ×
5 ギ酸で脱灰後は、硫酸ナトリウムで処理する。 ×

【解説】
1 酸での脱灰は温度が低いと進みにくく、温度が高いと組織への損傷が大きいので通常は室温で行う。
2 そのとおり。正文。十分に固定してから脱灰しないと、組織が変性してしまう恐れがある。
3 強酸での脱灰はCO2が発生するため、密封してはいけない。
4 脱灰液は、適宜交換したほうが脱灰が効率的でキレイな染色となる。
5 ギ酸は弱酸なので硫酸ナトリウムでの中和処理は必要ではないため誤り。

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問53

問題の文章からも「難治性胃潰瘍」とあるように
ヘリコバクターピロリの染色像なので
3 ギムザ染色
が正解。その他にもWarthin-Starry染色などもピロリ菌の染色に使える。

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問55

(マッソントリクローム染色の特徴を覚えよう)
・核は鉄ヘマトキシリンで黒く、
・細胞質は酸性フクシンで赤く
膠原線維はアニリン青で青く
染めるのがマッソントリクローム染色!!

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問56

マイヤーのヘマトキシリン液の組成は
・ヘマトキシリン
・ヨウ素酸ナトリウム
・カリウムミョウバン
・抱水クロラール
・結晶性クエン酸

なので
1の「氷酢酸」は入っていません!!!

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問57

(5の選択肢の)子宮頸部擦過細胞診の正常像は
・膣部の重層扁平上皮
・頸管の単層円柱上皮
なので、移行上皮細胞などはみらせません!!

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問59

・赤血球の約60%は水です!
・正常の大人のヘモグロビンサブユニット(ヘモグロビンA)はα2β2です!

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問61 

自動血球計数器でMCVが偽高値を示すのはどれか。

1 寒冷凝集 ◯
2 巨大血小板 ×
3 破砕赤血球 ×
4 白血球減少症 ×
5 溶血(試験管内) ×

【解説】
寒冷凝集検体では、凝集赤血球を1つの赤血球と
間違ってカウントしてしまうため、MCVは偽高値となる。
一方で、巨大血小板は、間違って赤血球とカウントされてしまうことがあるが
その容積(≒MCV)は低値なので、赤血球偽高値であるものの
MCVは低値となるので注意されたい。3〜5が答えでないことは明らか。

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問62

ペルオキシダーゼ染色は急性前骨髄球性白血病(M3)でももちろん
陽性になります!!だってペルオキシダーゼ染色が陽性なのは
FAB分類のAML(急性骨髄性白血病)の必要条件ですからね!
(M0とM5aおよびM7を除く)

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問64

(標的赤血球の像の問題)

標的赤血球がみられるのは
・鉄欠乏性貧血
・サラセミア
・閉塞性黄疸

下の2つが国家試験には頻出なので必ず覚えておくこと。


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問66 (過分葉好中球の写真)

これだけの過分葉好中球がでる症状は国家試験的に
・巨赤芽球性貧血(悪性貧血)
・骨髄異形成症候群(MDS)

の2つであり、この2つとも選択肢にあるのでそれらを選べばよい。

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問68

【解説】
ヒトの細胞はもちろん真核生物であるが、真菌、原虫も真核生物であることは必須の知識である。

1のCandida albicansは、酵母様真菌の一種でこれが正答である。

※なおクラミジア、マイコプラズマ、トレポネーマは原核生物なので注意されたい。

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問69

【解説】
・細菌はDNAもRNAも両方もっています。
・「ファージによって遺伝子DNAが伝達することを形質導入という。」◯
そのとおりなのでこのまま覚えましょう。

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問70

次の知識を覚えましょう
・レイフソン法は鞭毛染色法である。
・ウィルツ法は芽胞染色法である。
・ヒス法は莢膜染色法である。
・ハッカーの変法はグラム染色法の1つである。
・異染小体染色にはナイセル法とアルバート法がある。

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問71 (抗生剤の作用機序の問題)

【解説】
細胞壁合成阻害作用(=殺菌的に効く)の抗生剤は
1)β-ラクタム系
2)グリコペプチド系
3)ホスホマイシン
を覚えておけば良い。

なお、マクロライド系、アミノグリコシド系、テトラサイクリン系、クロラムフェニコール、クリンダマイシンは
タンパク合成阻害作用で抗菌作用を示し、

ニューキノロンはDNA合成阻害により抗菌作用を示す。

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問72

TSI培地が黒くなっている=硫化水素の発生なので
3のサルモネラか4のプロテウスと検討がつく。
後はリジン脱炭酸反応とインドール反応で鑑別する。

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問73

Vibrio属の白糖の分解性は、種の鑑別を行ううえで重要な性状である。
臨床上、重要な白糖分解性(+)のVibrio属は次の3つである
・ V.cholerae
・ V.alginolyticus
・ V.fluvialis

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問74 (マイコバクテリウム属の発色の問題)

光発色性があるのはつぎの2つの菌株。
・ M.kansasii
・ M.simiae

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問75

stenotrophomonas maltophiliaはβラクタム耐性と
カルバペネマーゼ(カルバペネム系抗生剤の分解酵素)を自然に持っているため
イミペネムも無効となってしまうことは重要です!!

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問76 (選択培地の問題)

【解説】
百日咳菌(Bordetella pertussis)は1906年にボルデさんとジャングさんが発見しており
その選択培地がボルデ−・ジャング培地という名前が付いてることは是非とも知っておきたい。

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問80

補体のC2の活性化にMg2+イオンが必要となることは重要なので知っておこう。

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問81

急性炎症が起こると、色々な蛋白が炎症性サイトカインによって誘導されて上昇してきますが
「プレアルブミン(トランスサイレチン)」は低下することは必ず知っておこう!!

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問89

TPHA法で未感作血球凝集した。
考えられるのはどれか。

1 異好抗体 ◯
2 自己抗体
3 同種抗体
4 クリオグロブリン
5 ベンスジョーンズ蛋白

【解説】
TPHA法は梅毒トレポネーマの菌体成分をヒツジの赤血球に吸着させたものを使用している。
このため、未感作の状態なのに凝集が起きたということは、あらかじめ
ヒツジに対する抗体を持っていたことを意味し、このようにヒト−ヒツジ間であるにもかかわらず
抗体が存在しているようなケースを「異好抗体」という。

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問91

スクリーニング検査で対象集団の有病率の影響を受けるのはどれか。

1 精度
2 感度
3 特異度
4 ROC曲線
5 陽性反応的(適)中率 ◯

【解説】
5の「陽性反応的(適)中率」のみが対象集団の有病率によって
値が変動する指標である。陽性反応的(適)中率が高いほどよい検査である。
また、スクリーニング検査は、有病率の高い疾患について実施すると
罹患率の検出率が上がることも覚えておこう。

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問92

ベンゼンの標的は造血器でベンゼンの長期暴露により
再生不良性貧血や白血病のリスクが上がることは必ず知っておきたい知識。

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問93

寝たきりとなる原因第一位は「脳血管疾患(約26%)」で、
第二位、三位が「衰弱」「転倒・骨折」である。(両方ともそれぞれ約17%)

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問95

「熱電対」ときたら「ゼーベック効果」とすぐひらめくように!!

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問96

心電計で正しいのはどれか。

1 エージングされた電極を用いる。 ◯
2 出力の安定化に差動増幅器を用いる。
3 記録計の標準感度は10 mV/mmである。
4 記録計の高域遮断周波数に50 Hzを用いる。
5 基線動揺の抑制に高域遮断フィルタを利用する

【解説】
1-○ 分極を防ぐためにエージングされた電極を用いる。
2-× 差動増幅器は交流除去に用いる。
3-× 記録計の標準感度は1mV/10mmである。
4-× 記録計の高域遮断周波数には75Hzを用いる。
5-× 基線動揺の抑制には低域遮断フィルタを利用する。

第54回(2008年)臨床検査技師国家試験

第54回臨床検査技師国家試験の解説をします。

問題はコチラ(厚生労働省のサイト)
をご参照ください。

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午前

問4

カットオフ値が用いられるのはどれか
1 LD ×
2 AFP ◯
3 AST ×
4 ナトリウム ×
5 クレアチニン ×

【解説】
カットオフ値とは、腫瘍マーカー検査やウイルス抗体価などで用いられるものである。

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問5

植物性食品を多量に取ると、尿がアルカリに傾くことを知っておこう。

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問8

蟯虫(ぎょうちゅう)は、ヒトからヒトへと伝播する(中間宿主を必要としない)ことを知っておこう。

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問9

セルカリアの状態で、経皮感染する寄生虫といったら日本住血吸虫ということを覚えておこう。(ミヤイリガイに存在)

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問11

WPW症候群も副伝導路が存在してしまっている「興奮伝導障害」の不整脈であることを知っておこう。

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問12

・ツツガムシ病はリケッチアによるものです。
・ポリオ(急性灰白髄炎)はポリオウイルスによるものです。
・伝染性紅斑(りんご病)はヒトパルボウイルスB19によるものです。
・ワイル病はレプトスピラによるものです。
・オウム病はクラミジアによるものです。

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問13

慢性腎不全では
リンカリウムは排泄機能障害により高値になり
(慢性腎不全の治療薬としてリンの吸着剤(カルタンなど)、カリウムの吸着剤(アーガメイトゼリーなど)があるほどです。)、
ナトリウムとカルシウムは再吸収の機能低下により低値となります。

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問14

【解説】
血清Na値124mEq/Lという状態は、明らかに低ナトリウム血症である。(基準値は140±5mEq/Lほど)
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)は、抗利尿ホルモンのバソプレシンが過剰に分泌されてしまう病態なので、循環血漿量は↑↑↑となる。そのため相対的にナトリウム濃度は薄まってしまい、高度な低ナトリウム血症となることは臨床上重要である。

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問15

【解説】
髄液で蛋白76mg/dLは明らかに高値である。(基準上限は45mg/dLほど)
選択肢の中で、髄液蛋白の上昇がみられるのはギランバレー症候群のみである。

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問17

トレッドミルなどの負荷心電図の中止基準は臨床検査技師国家試験の頻出問題。
・危険な不整脈の出現
・心電図上、0.1mV以上のST上昇や、0.2mV以上の高度なST低下が
みられたら中止する。その他の基準もしっかり押さえておこう。

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問18

CM5はV5、U誘導に相当し、おもにST変化など虚血性病変をみるための誘導であるのに対し、
NASA誘導こそがP波の解析を得意とする誘導である。

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問20

典型的な慢性閉塞性肺疾患;COPD患者の問題。
(一秒率70%未満と喫煙歴だけで予想がつく)

COPDの患者さんは肺がぶよぶよになるため(=Cst:精肺コンプライアンスの上昇)
肺は拡張する。すなわちCOPDの患者さんは
「機能的残気量FRCおよび残気量RVは増加して、予備吸気量IRVは減少」します。

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問23

脳波の問題。これも頻出である。正しい組合せは以下のとおり

◯ 欠神発作−3Hz棘徐波複合

※ ナルコレプシーでは逆説的α波抑制が特徴である。

※ レノックス症候群では1.5〜2.5Hzの鋭徐波複合

※ ヒプスアリスミアはウェスト症候群の特徴。

◯ ミオクロニーてんかん−多棘徐波複合

※ クロイツフェルト・ヤコブ病では周期性同期性放電が特徴的である。
   (→ "周期性一側性てんかん型放電"は×です!!

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問24

運動神経伝導検査で正しいのはどれか。

1 立ち上がり潜時を用いる ◯

2 脱髄疾患では禁忌である ← ×!!!

【解説】
運動神経伝導検査は、刺激点である2点間の距離を、
得られた反応波の立ち上がりであるそれぞれの潜時の差で除したものである。また、脱髄疾患の鑑別に有用な検査なので、「脱髄疾患では禁忌である」はとんでもない誤答である。


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問26

音速は、空気中で344m/s
臓器の中ではおおよそ1530m/s(脂肪組織は少し遅くて1476m/s)
骨では3000m/sを超える速度となることを知っていれば容易に解ける問題である。


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問28

MRIは、チタンを除く、金属製の異物は全て禁忌であること。
および妊婦は妊娠初期は禁忌であるものの、妊娠後期ではMRI可能であることを
知っているかを問う問題である。

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問34

二重結合を1つもつ脂肪酸はどれか。2つ選べ。

1 パルミトオレイン酸 ◯
2 アラキドン酸 ×
3 リノレイン酸 ×
4 リノール酸 ×

5 オレイン酸 ◯

【解説】
この問題の出題意図は「二重結合を1つもつ脂肪酸を知っているか」ではなく
必須脂肪酸は全て二重結合が2つ以上であり、その名称を覚えているか
であることに留意されたい。
つまり必須脂肪酸のリノール酸、(α−)リノレン酸、アラキドン酸が全て
二重結合が2つ以上あるから消去できるのでおのずと解答できる問題である。
なお、人間の身体が生化学的に二重結合が2つあるものを生成できないので
それらが必須脂肪酸になることを覚えておけば良い。

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問35

分岐鎖アミノ酸(branched-chain amino acids;BCAA)は3つのアミノ酸が該当し、
筋力トレーニングに必須のアミノ酸として有名であるが、
その3つは「バリン・ロイシン・イソロイシン」とリズムと語感が良いので
覚えるのは容易いとおもわれる。

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問36

(ポイント)
ウィルソン病は慢性銅中毒に似た症状で、セルロプラスミンという銅結合タンパクの代謝に異常があるためセルロプラスミン低値となることが特徴的である。そのため、銅はセルロプラスミンと結合できず、その結果銅は肝臓へ蓄積・沈着される。そして肝臓で貯めきれなくなった銅は、セルロプラスミン非結合の状態で、体内を循環し、各臓器を銅で障害していく遺伝性の疾患である。

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問37

ヘム(ビリルビン)の代謝は複雑で完全な理解は難しいがこの流れは押さえておきたい。

ヘム→(ヘムオキシゲナーゼによる酸化)→ビリベルジン→(ビリベルジンレダクターゼによる還元)→ビリルビン

従って、「ビリルビンは還元されるとビリベルジンになる。」は誤りで
「ビリベルジンが還元されたものがビリルビン」というのが正解となる。

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問47

ブルンネル腺(ブルンナー腺)は、十二指腸にある特徴的な腺で
胃酸を中和するようなアルカリ性の粘液を分泌することは頻出であるので必ず覚えておこう。

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問48 (解答は3と4が正文)

3 「腎門には動静脈が出入りする」◯!! 

【解説】
腎門とは、腎臓の中央内側のくぼんだ部分を指す。この腎門には腎動脈、腎静脈だけでなく
輸入管、リンパ管など多くの管腔組織が集合して出入りしてる。


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問49 正解は3のヒトパピローマウイルス(HPV)

【解説】
ヒトパピローマウイルスHPV感染での細胞診の最大の特徴は核の周囲が大きく明るくなり
染色が抜けているように見える細胞質を有する「コイロサイト」であり基礎的知識である。

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午前の問題51〜100の解説はコチラ

デシベルの計算(電圧増幅度)

臨床検査技師国家試験の国家試験の問題です。

55回(2009)午前 問96

電圧増幅度が10,000倍であるとき何dB(デシベル)か

この問題で解くうえで覚えておくべき知識はたった2つです

一つ目は
dB(デシベル)=10log(P2/P1)=10log(V2/V1)^2=20log(V2/V1)」
で計算できること。
※Pは電力、Vは電圧を表す

2つ目は
自然数の掛け算=デシベルの足し算

この知識より

10,000倍=10×10×10×10

10倍=20デシベル

したがって「電圧増幅度が10,000倍であるとき何dB(デシベル)か」に対しての答えは

20デシベル+20デシベル+20デシベル+20デシベル=80デシベル

と分かります。

(なお、2倍のときは6デシベルということも覚えておくと良いでしょう

80デシベルの目覚ましが2個あれば、その音は86デシベルとなります。)

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業界シェアNo.1を誇るマルホ株式会社さんが研究・開発を行なっているので
間違いなく信頼できる品質となっています。

アトピーの方はお医者さんが処方したヒルドイドソフト軟膏ローション
お世話になったことがある人も多いのではないでしょうか?
そのヒルドイドのマルホさんです。

お値段も比較的お求めやすい価格だと思いますので、
敏感肌用シャンプーでお悩みの方にはぜひ一度使ってみてもらいたい一品です☆

アトピーの人は献血は可能か?

皆さんは献血したことがありますか?

実は、献血には人の為になる(=社会奉仕的一面)だけでなく
自分にもメリットがある行為なのです。
(※詳しくは後述します)

しかし、献血された血は、誰かの身体の中に入るわけですから
最も重視されなければいけないことは安全性です。
その安全性を確保するために、献血できる人の条件は
非常に細かく指定されています。

以下は、日本赤十字社のホームページから引用したものです。
(http://www.jrc.or.jp/donation/refrain/index.html)

************************************************************

献血をご遠慮いただく場合

以下の事項に該当する方には、献血をご遠慮いただいています。

1)特定の病気にかかったことのある方
※心臓病・悪性腫瘍・けいれん性疾患・血液疾患・ぜんそく・脳卒中など


2)服薬中、妊娠中・授乳中、発熱等の方
3)エイズ、肝炎などのウイルス保有者、またはそれと疑われる方
4)輸血歴・臓器移植歴のある方
5)6ヵ月以内にピアスの穴をあけた方
6)6ヵ月以内にいれずみを入れた方
7)一定期間内に予防接種を受けた方
8)出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)をした方
9)海外旅行者及び海外で生活した方
※旅行された時期や地域によってもご遠慮いただく場合がありますので、ご確認ください。
10)クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の方、またはそれと疑われる方

************************************************************

「献血をご遠慮いただく場合」というマイルドな表現ですが、
これらの人は「献血をお断りする人」と思ってください。

しかし、唯一、医師の判断に委ねる条件が
1) の「特定の病気にかかったことのある方」です。
ここで、タイトルとなっているアトピーの人はどうなるのか?という問題になってきます。

1)の条件が細かく書いてあるページでは

●その他、ネフローゼ症候群、アレルギー性疾患等と診断されている方は、服用されている薬剤の影響や献血による疾患への影響が危惧されますので、献血をご遠慮いただいています。

アトピー性皮膚炎は、完全なアレルギー疾患ですから、
通常は献血を断られるでしょう。
ですが、かなり軽症の場合はその場にいる医師の判断となることがあります。
では、医師からOKを出される条件は、大きく次の2つです。

1) 抗アレルギー剤やステロイド剤、免疫抑制剤(プロトピック(成分名タクロリムス)など)を使っていないこと
2) 顔や腕にアトピー症状がほどんど目立たないこと

この2つをクリアした人であればアトピーでも献血可能となります。
実際はこのようなアトピー患者さんは少数派ですので現実的に
アトピーの人が献血することはかなり厳しいと思ってください。

しかし、アトピーの人が血を抜くことは
アトピーにとって良いとされています。

いわゆる瀉血療法です。
なぜなら、アトピーの人の血はアレルギーのもととなるIgE値が非常に高く、痒みの原因物質となるヒスタミン放出のトリガーとなっています。
この憎きIgEを減らす手段はアイピーディーカプセル(成分名:スプラタスト)などの薬を飲むか
血を抜いてしまう」しかないからです。

体重50Kgの人が400mL全血の献血をすると
身体の約10%の血を抜くことができます。

献血をすると痒みを10%減らせるというわけでは
ないでしょうか、気分的にどことなくスッキリすると思います。

さらに、男性の場合は、血を抜くことによって
年をとるごとに過剰となっている鉄を強制的に排出できるというメリットがあります。

生体内の鉄は、そのほとんどを再利用する仕組みになっています。
男性はそれを排出する機構をもっていません。(女性には生理がありますが・・)

鉄は過剰となると、活性酸素の発生を促進することが分かっています。
なので、健全な人は献血をしたほうが長生きできると言われています。
400mLの全血献血で約4%(250mg/4500mg)の鉄を強制的に排出できます。

そうすることでヘモクロマトーシス(貯蔵鉄が過剰になる病気)が予防できることが分かっています。
この病気は組織学的に鉄の沈着が認められても、症状が現れるまでには20〜40年を要するため、40〜60歳での発症が多くみられます。このころになると、体内の貯蔵鉄は20〜40gに達しています。

アトピーの人で献血を断られてしまった場合は、近隣医に相談して
血を抜いてもらうとよいかもしれません。

(もちろん献血を同じ条件(400mL抜いたら2〜3ヶ月は間をあける)は厳守する必要があります)

なお、世の中には
瀉血・吸玉・吸引でアトピー治療
という療法もあるようですが、個人的には吸い玉は皮膚に負担が大きいと思いますので
素直に静脈から血を抜いたほうが良いと思います^^;

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