2020年07月29日
シャドウバース 15話感想 バトルの工夫は少ないがミヤビのキャラクターは印象的
#15「スーパーリッチ!財善寺ミヤビ!」
※原作ゲームプレイヤーの方はコメントありでの視聴をオススメします。
あらすじ
ヒイロは財善寺ミヤビと対戦し勝利、4ポイントを獲得してシルバーランクに昇格する。
ルシアやマウラが昇格する一方、誰とも対戦できていないミモリはアリスと遭遇する。
感想
「あなた、わたくしが勝ったらあの滝から落ちなさい」
バトル前のやりとりはミヤビの高慢な性格を強調するものになっている。明らかにヘイトを貯める演出になっているのでこの時点で結末が予想できる人も多いだろう。ミヤビは8点所有しているのでベットは2点でいいはずだが、自信の現れと「滝から落ちる」条件を追加したからか、勝てば好きなだけ与えるという約束でバトル開始。前回のマイセルは9点持っているのになぜか3点賭けようとしたのだがそれよりは合理性を感じる。
ミヤビのCVは松嵜麗さん。燕党の野球のお姉さん……もといアイドルマスターシンデレラガールズの諸星きらり役としておなじみ。本家シャドウバースではネメシスリーダースキンとしてコラボで登場している。きらりと同様に高めの声色だが、温和で善良なきらりと比較してミヤビのほうは尊大で嫌味さを感じられるものになっていて面白い。
【朗報】ミヤビ嬢はバンクあり……ちょっと!先週のマイセルは無かったじゃん!おじさん差別反対!もしかしたらミヤビは今後もバトル予定があるのかもしれない。その場合は3クール4クールと続く大作になりそうだが。でかいロールヘアの動きがダイナミック。キラキラしたエフェクトマシマシで何度も見たら目に悪そうである。
「せかせかとしてますわねえ」
あんた前回「庶民は庶民らしくせわしなく動け」って言ってなかった?ともあれミヤビの使用リーダーはロイヤルで【騎士王の威光】を主軸としたデッキのようだ。黄金のオブジェが分解されて身体に装着されていく様子は完全に「聖闘士星矢」の黄金聖衣(ゴールドクロス)のオマージュで作り手の年代が知れるというものである。わかる。あの「金ピカ」と「変形」のコラボレーションは男子のロマンですよね。
オリジナルカード【強引な買収】登場。相手の攻撃力5以下のフォロワーを奪ってコスト・攻撃力・体力を1にするスペルカード。場に騎士王の威光があると何度でも使え、奪ったフォロワーは疾走できるので完全なデザイナーズコンボ(組み合わせて使うことを前提にして制作されたカードのこと)として設計されている。その割には「騎士王」と「買収」にテーマ的関連性がない気もするが……。さておき、ヒイロの対戦相手は無限リソースデッキを使用することが多い印象。
後半から作画がちょっと変わってミヤビが可愛くなった気がする。ヒイロは【氷結のドラゴン】や【竜の翼】といった全体1点ダメージカードで盤面を処理しつつ、おなじみとなった【海剣竜】をプレイ。それに2話以来の登場となる【竜の力】を付与し、攻撃力を強引な買収で奪えないところまで上げて攻撃する。強引な買収対策としては非常にストレートだが竜の力は序盤から持っていた描写があるので、ヒイロ側としてはそこそこ戦術性を描写されたといえるだろう。どちらかというと攻撃力6以上を処理する手段を用意していないミヤビ側に問題を感じる。単に引けなかっただけかも知れないが。
「庶民のくせに生意気ですわよ!竜ヶ崎ヒイローー!!」
海剣竜の一撃を喰らってミヤビがヒイロの名前を覚えるところがそれなりのカタルシスポイントである。ミヤビは守護で身を守るも、【貫く咆哮】を得た重役出勤の【イグニスドラゴン】がそれを突破し、咆哮と海剣竜のダメージでヒイロの勝利。
「……しかし竜ヶ崎ヒイロだけは特別。そう家訓に書き加えてさしあげましょう。」
これはチョロい。チョロかわ。惚れる要素がどこにあったのかいまいち納得しがたいが、まあ何度も書いてきた通りヒイロくんは単純に超いいヤツなので、勝利によって「庶民扱い」というデバフが消えたのなら惚れるのも無理もないかも知れない。前回ラストや今回冒頭からミヤビを鼻持ちならないキャラクターとして描いていただけにここもなかなかのカタルシスを感じるところではある。再登場が待たれるところ。ミモリの反応も楽しみである。
そのミモリだが勝利どころかまだ誰ともバトルすらしていないようで、アリスと遭遇したところで次回に続く。4話以来のアリミモに期待がかかる。その時と同じマッチングをするわけではなくジュスティーヌ姉妹との戦いになるようだ。2on2だとしたら初めての展開なのでどういう描写がされるのか楽しみである。
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