「2台持ち」「Dual SIM機」「格安simオンリー」とご紹介してまいりました。
それぞれメリット・デメリットがあり、どの方法が良いかは皆様の使い方次第だと思います。
ただ、キャリアのサービスが良好だったり、メールアドレス変更の連絡が面倒だったり
色々な理由で「月に8,000円くらいなら良いか」という方もいらっしゃると思いますが
今回は料金を下げつつ、今の運用をできるだけ変えない方法を提案していきます。
概略
「2台持ち」か「Dual SIM機」をベースに、通話し放題+ISP(メール保持のため)のキャリア契約と格安simのデータ通信用契約を合わせて使います。
現状の利用状態を確認する
まずは携帯電話のなにをどれだけ使っているか確認します。
・ひと月当たりの通話料/通話時間/通信量を確認
各社の料金確認画面から、ひと月にどれだけ通話/通信しているか確認することができます。
また、「大体家族と3時間くらい通話する」とか「お店の問い合わせを3回くらいする」、
「ほとんどメールしかしない」と言ったイメージでもOKです。
家族間通話:同じキャリアなら無料
通話1分:40円
メール1通:10KB
Yahoo!トップページ:250KB
Youtube動画:10MB
・各種コンテンツを使用しているか確認
ここでいうコンテンツは、
dTVのようなキャリア固有のコンテンツ
食べログのような有料コンテンツ
FacebookやLINEといったSNSコンテンツ
パズドラやぷよぷよのようなゲームコンテンツ
すべてを指すものとさせてください。
使っているサービスが多いほど、通信量は増えます。
必要なものをリスト化する
次に、何が必要か、本当に必要なものをリストアップしましょう。
・家族間通話無料
・友達との長電話
・キャリアメール
・LINE
・パズドラ
等、必要なものを挙げます。
今使っているキャリアと機種、契約を確認する
一般的に、携帯電話は
・ドコモ
・au
・ソフトバンク
でしょう(ワイモバイル、旧ウィルコム、旧イーモバイル、旧ボーダフォン等も素敵ですが、今回は割愛します)。
どのキャリアのどんなプランに契約しているか確認してみてください。
例1:ドコモのGaraxy S6、カケホーダイとSPモード、データSパックに契約
→通話:かけ放題、キャリアメール:あり、通信:高速通信2GBまで、合計6,500円
例2:auのisai、LTEプランとLTE.NET、LTEフラットに契約
→通話:従量制、キャリアメール:あり、通信:高速通信7GBまで、合計6,934円〜
例3:ソフトバンクのiPhone6、スマ放題ライト、S!ベーシックパック、データ定額パック標準(5)
→通話:かけ放題、キャリアメール:あり、通信:高速通信5GBまで、合計7,000円
例4:ドコモのガラケー、タイプシンプルバリューとiモード
→通話:従量制、キャリアメール:あり、ネット:2段階制、合計1,043円〜
その他、機種の保証や色々なオプションもあるかもしれませんが、
実際にそれを生かす場面に出会ったことがありませんので
今回はあえて記載しません。
こだわりの対応策
携帯電話を利用していて、「ここだけは譲れない」ことがある方もいらっしゃると思います。
今回ご提案する内容で回避可能か含めて、私が思いつく限り並べてみました。
・iPhoneじゃないといやだ
→お気持ちわかります。この場合は、2台持ちをお勧めします。
・2台持ちなんてしたくない
→OSと機種にこだわらない方はDual SIM機をお勧めします。
・防水がいい
→新古・中古機種(白ロム)を手に入れれば、簡単にクリアできます。
・安くなるなら大体のことはOK!
→この方は迷わず格安simの音声契約をしましょう。
桃太郎のおすすめ
・2台持ち歩いて、着信を逃したくない
スマートフォンにIP電話を導入して、着信転送しましょう。
通常携帯電話を使って通話するとき、キャリアが音声用に作った回線網を利用しますが、
IP電話は通信(インターネット回線)網を利用して音声を届けます。
また、普段使っている090/080/070から始まる電話番号のほかに、050から始まる番号を取得することができます。
電話番号が変わったら意味がないと思われるかもしれませんが、通話し放題のメイン回線から050番号あてに「着信転送」することで
スマートフォン1台を持っていれば、電話を取り逃すことはありません。
「着信転送」は各社提供しており、かけ放題の対象になりますので、追加料金も発生しません。
かけ直す際は、通話専用の電話機/SIM切り替えしてからかけ直せばOKです。
しかも、月額無料のIP電話業者がいくつかありますので、維持費も発生しません。
FUSIN IP-Phone SMART
月額0円、30秒/8.4円、クレジットカード必須
http://ip-phone-smart.jp/
ブラステル
月額0円、30秒/5.5円、コンビニ払い等も可能だが、基本的にはプリペイド式のため、通話する場合は事前にチャージが必要
http://www.brastel.co.jp/Pages/jpn/home/
・どのキャリアでもいいから、キャリアメールが必要だ
3キャリアともに「IMAP」に対応していますので、2台持ち/Dual SIM機を用いる場合は問題ありません。
(ここで記載すると記事が長くなりすぎてしまいますので割愛します。 "キャリア名 IMAP 設定"等で調べてみてください。)
ここでは、それ以外の方法をご紹介します。
例1.ドコモを最安プラン(シンプルバリュー743円+SPモード(iモード可)300円)で契約して、IMAP化する
ドコモを最安プランで維持し、メールアドレスを取得する方法です。現在ドコモを使っている方なら同じアドレスを使い続けることも可能です。
必要なもの:ドコモの3G対応スマートフォン、ドコモのフィーチャーフォン、simフリー機(新たにフィーチャーフォンを契約する場合は不要)
注意点:メールアドレスを入れ替える場合、1日だけドコモのメールアドレスが使えません。また、従量制の状態で3Gを利用することがあるので、初月は思ったより通信料かかります。
簡単な流れ:
@ショップでフィーチャーフォンを新規契約するかsimフリー機を持ち込んで新規契約する
契約する際は、タイプシンプルバリューとSPモード(iモード可)を選択しましょう。
A現契約のメールアドレスを変更
残したいメールアドレスAを、適当なメールアドレスBに変更します。
B1日経ったら(24時間)、メールアドレスBをメールアドレスCに変更します。
C新規契約したフィーチャーフォンで、初期アドレスからメールアドレスAに変更。
DメールアドレスAになった契約simをドコモの3G対応スマートフォンに刺す
E3G通信でdアカウント(旧docomo ID)にログイン
Fdアカウントの利用設定を「利用する」に変更する
https://www.nttdocomo.co.jp/service/docomo_cloud/docomo_mail/multi_device/
Gお使いのスマートフォンにメール設定をする
https://www.nttdocomo.co.jp/service/docomo_cloud/docomo_mail/other/
例2.UQ mobileを使う
格安simでは珍しいのですが、UQ mobileが提供する"uqmobile.jp"というメールアドレスは、実はキャリアメールとして認識されます。
今auのスマートフォンをお使いでしたら、真っ先にUQ mobileを選択しましょう。
(私はmineoしか使ったことがありませんが、UQ mobileの通信品質は抜群と評判です)
まとめ
・自分にとって大切なこだわりを知る
・IP電話に着信転送して、1台を持ち歩く
・キャリアメールはドコモメールを使う or 今auの方なら、UQ mobileがお勧め
となりました。今回は紹介したいことが増えすぎて、とんでもなく長い記事になり、全体的に省略した項目が増えてしまいました。
次回以降、できるだけ詳細に記載した内容でご紹介できたらと考えております。
「もっとここが知りたい!」等ございましたら、ぜひコメントください。楽しみにお待ちしております。
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