2015年11月08日
「第74回日本公衆衛生学会」に参加して気づいた二つのこと。すぐに、しなければならないことと、やってはいけないこと。
2015/11/4-6
3日間、公衆衛生に関する発表を聞き
意見・情報交換をして気づいたことは、
@ 財政に余力があるうちに、
5年後、10年後、20年後の市町村の
財務をシュミレーションする。
医療と介護の費用を試算し
収支のバランスがとれる数字の組み立てを確認する。
介護保険内サービスで対応できる範囲を概算し、
不足するだろうサービスの質と量を想定する。
必要な介護保険外サービスを
自治体の一般会計で賄える分と
地元民間サービスに委ねる分に分ける。
そして、市民全体でその情報を共有し、
知恵と知識と経験を持ち寄り、
今出来ることから行動を始める。
A 介護と医療の現状確認の為に
質問紙やヒアリングを駆使し、整理して、
分析して基本計画を立てる。
その計画書を立派に製本し、
棚に並べることに一年かける、
翌年はその見直しに一年かける。
実施計画は立てず、
見直しや新規事業に手を出さず、
去年やったことを同じように今年もやる。
質的な評価はせず、
事業の回数と延参加者数だけを残す。
なんてことは、してはいけない。
準備にかける時間はせいぜい3ヶ月、
PDCAのサイクルは
年に2回は回すくらいのスピード感で
地域保健事業に取り組む必要があります。
5年後から始めるのでは、
自治体の財政破綻を回避するには
間に合わないでしょう。
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