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古賀 眞澄
福岡県大牟田市生まれ。三池高校卒、大阪芸術大学文芸学部中退し国際児童演劇研究所を経て沖縄で演出家活動を始める。その後、九州大谷短期大学幼児教育学部卒、幼稚園教諭から社会体育指導員になり、仏教大学社会学部社会福祉学科・熊本県立大学大学院卒業。1999年(株)バルフィットシステムを起業し代表取締役就任。健康なまちづくり全般に関するコンサルタントとなる。疾病・介護予防を目的とした運動療法のソフト開発を中心に地域住民や企業とのネットーワークづくりを支援している。健康運動指導士、アクアセラピスト、上級障害者スポーツ指導員、温泉利用指導者です。つまり、水と陸の運動指導者です。 パル フィットシステム http://palfits.web.fc2.com/ 
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2021年09月12日

「患者を助ける」医療の原点 「患者を選ばない」医師の誇り

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2021/09/12

昨日リモートで
第 19回病院経営の質向上研究会 〜研究者と実践者の対話による〜
に参加しました。

テーマは「新型コロナウイルス感染症による 病院経営への影響と対策」です

開会の挨拶 14:00〜14:10 田川市病院事業管理者(元) 齋藤 貴生

講 演14:10〜16:50 座長:九州大学大学院医療経営・管理学講座教授 馬場園 明

「コロナ感染症と福岡県及び福岡県医師会」(14:10〜15:00)
演 者:福岡県コロナ調整本部長・福岡県医師会参与 上野 道雄
座長:日本赤十字社福岡赤十字病院名誉院長 寺坂 禮冶


福岡県でのコロナ対策の変遷について伺いました。

@福岡県民に安全な医療を提供する
Aコロナ医療と地域医療とのバランスを図る Bコロナ医療の手順を見直して効率的に医療資源を投入するCホテルを整備し、準医療施設として軽症、無症候患者を収容

◎ホテルを安全な準医療施設にする条件
医師(JMAT)と看護師が常駐して、酸素飽和度計を整備する ホテル入所基準を定め、ゾーニングで隔離体制を整える 地元住民の理解を得る。支援業務を県職員が担うホテルの入所者は軽症・無症候患者に限る

◎保健所とコロナ対応
保健所はコロナ患者の急増で過剰な負荷を受けた 保健所業務が滞り、在宅に患者が溢れた 宿泊病床への紹介は少なく、空室が目立った 患者のホテルへの搬送は大変な負担であった 保健所が公用車で陽性患者の搬送を行う?? 保健所は電話で患者の健康調査と疫学調査を行う 酸素飽和度を測定せずに、病状の判定はできない 保健所からの連絡を待つコロナ陽性患者が垣間見られた 保健所の使命はコロナ患者の速やかで適切なトリアージ


◎第5波の医療提供体制
・ 高齢者へのワクチン接種が進み、高齢者の感染、重症化 のリスクは緩和 ・ デルタ株は悪性度と感染力が強く、中高年以下への感染 拡大が危惧され、中等症患者への対応が迫られる。 病院病床と宿泊病床、病院病床間の機能分化と強化を図る 感染拡大期には軽症患者はホテル、中等症患者は病院が担う 機能分化の成否のカギは保健所のトリアージ 感染のステージに応じた搬送規準を病院、保健所、消防が共有する 各病院には感染の拡大期(短期間)、最大限の病床提供をお願いした 第4波の感染者数を越える可能性が憂慮される 病院と宿泊病床の機能分化に向けて

☆コロナ感染拡大に伴い、県医師会として県民と医療従事者その他関係者の命を守るために、日々体制の更新に取り組まれていることがよくわかりました。


「重症 COVID-19 患者管理と救急医療」(15:00〜15:50)
演 者:福岡大学医学部救急救命センター診療部長・教授 石倉 宏恭 休 憩 15:50〜16:00
座長:製鉄記念八幡病院理事長 土橋 卓也


コロナの感染症治療におけるとECMO(体外式膜型人工肺)の役割について伺いました

ECMOは可逆性重症呼吸不全に対して、早期に行うことにより予後を改善できる可能性があり、徹底した肺保護戦略である。

Awake ECMO 患者は覚醒させる! その為には快適さが最も重要
例・好きなアイスクリームが食べられる  病院の駐車場から花見をする

福岡大学病院ECMOセンターでの取り組み
先ずは人工呼吸と腹臥位療法で対応し、症状に応じてECMO使う

ECMO導入のための施設条件
@ 高い技術力   血管に管を挿入し、ポンプの設定管理を行う
A チーム医療   管理に優れた医師・看護師・臨床工学技士
B 患者の集約化  装置・部材・導入・管理できるスタッフは単施設では限りがある

結語 COVID-19は単なる呼吸器疾患ではない
   多彩な合併症を発症する全身疾患です
災害として向き合いましょう
その為には、スタッフを養成し協力連携体制を作りましょう


「新型コロナが明らかにしたある急性期病院の経営の質」(16:00〜16:50)
演 者:福岡県済生会八幡総合病院院長 北村 昌之


ウイルスの特徴@ 1. 自分で移動できない。 2. 自己増殖できない。 3. 一部の例外を除いてnon permissible agentである A熱に弱い(遺伝子をたんぱく質が覆ている(カプシッ ド)ため)が乾燥に強い 大きさは細菌の100分の1と小さく、光学顕微鏡で は見えない。 臓器特異性あり。(Target Organ) 一次ウイルス血症(Primary Viremia)、二次ウイルス 血症 外套(Envelope)を持つウイルスはアルコールや界面 活性剤で死滅

COVID-19の臨床的特徴と厄介な事 無症状者が多い。 無症状でも感染源となる。 RNAウイルスで変異が多い。 ウイルス干渉

済生会八幡総合病院の理念
病院職員は、高い志を持ち「心温まる思いやり の病院」を実践する(基本方針) 4つの思いやり 病む人への思いやり 職場同僚への思いやり 地域の人への思いやり 地球・自然・命への思いやり

新型コロナウイルスへの対応 (誰が何に対応するべきか) • 感染症(疫学) ⇒ パンデミックの収束(伝染性・ 伝搬様式) • ウイルス学 ⇒ ワクチン、抗ウイルス薬 • 呼吸器疾患 • (治療)ARDS+(血栓症) ⇒ 人工呼吸・ECMO

第5波
1. 患者の平均年齢は圧倒的に若くなり、入院期間は短縮さ れ、退院時は歩いて帰る患者が増加。 2. 当院では、ほとんどの患者の受け入れを断わらず、夜間、早朝、土曜日、日・祭日の、状態が悪化した患者も受け入れている。

☆コロナに対する方針
「患者を助ける」医療の原点 「患者を選ばない」医師の誇り

ポスト・コロナへの提言
〜task shifting〜 医療に求められる安全性、より質の高い医療へ要求を満 たすためには、従来の職種間業務の分担では、非効率的 である。 規制改革により、より柔軟性のある働き方改革を目指す ことは、目指すべき正しい方向であると考える。 チーム医療の重要性

対話形式の討議 16:50〜17:30 司会:九州大学大学院医療経営・管理学講座教授 馬場園 明 田川市病院事業管理者(元) 齋藤 貴生 対話参加者 講演者、座長 当日出席者

◎討議では、コロナ対応のみならず、地域の医療関係者の協議を通じて病床の機能分化と連携を進め、効率的な医療提供体制を実現する取組み「福岡県地域医療構想」の具体的取組を推し進めるべきだという意見が多くみられました。

閉会の挨拶 17:30〜17:40 医療法人豊資会理事長 加野 資典

2020年03月18日

短期リスク管理と中長期のリスク管理のジレンマ

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2020/03/18

フレイルとは,

「加齢に伴う予備能力低下のため

ストレスに対する回復力が低下した状態」を表す

“frailty”の日本語訳として

日本老年医学会が提唱した用語です。

フレイルは,要介護状態に至る前段階として

位置づけられていますが,

身体的脆弱性のみならず

精神心理的脆弱性や社会的脆弱性などの

多面的な問題であり

自立障害や死亡を含む健康障害を招きやすい

ハイリスク状態を意味しています

厚労省は介護予防の観点から

フレイル対策(口腔、運動、栄養等を含む)を

推進しようとしています

具体的には

身近な地域に高齢者の通いの場をつくり、

生活機能低下防止と

疾病予防・ 重症化予防のサービスが

一体的に受けられる体制を

全国の各地域に実情に合わせて

整備していくことです。

しかしながら

今は

新型コロナ感染拡大予防の為

不要不急の外出は自粛するように求められています

基礎疾患を抱える高齢者が

重症化しやすいことから

短期的には必要な取り組みだと思いますが

中長期的には

フレイル予備軍を増やしていくことに

つながるリスクがあります

そこで求められているのが

狭く、小さく、軽く、たまに…

つまり

身近な家族や

近所の友達や顔見知りが

高齢者の住む場所に出向き

何かしらの

生活強度程度の運動を

例えば好きな曲をかけてその場足踏み

ラジオ体操

TV体操

みんなの体操

……

無理しない運動なら

なんでもいいから

週一回程度

一緒に運動する

おしゃべりもほどほどにしながら


今元気な高齢者の免疫力を維持するにも

誰かがおせっかい

せんといかんだろうと

そんなことを

考えました。



2017年02月25日

認知症予防のカギは、TO・KI・ME・KI   久山町介入研究が教える日本の未来予想図T

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2017/02/25

福岡県久山町での

認知症予防講演会に

講師として参加しました。

九大の研究者

地元寺院の住職

に続いて

私の役割は参加者みんなを躍らせて

沢山笑わせる「賑やかし」

去年に続いて

呼んでいただきありがたいです。

参加者も50人から100人と増えました。

当日の構成は

W-up 風になりたい

Dance1 Copacabana

Dance2 America's Sweetheart

C-down Garota de Ipanema



以下 広報ひさやま2月号からの引用です

「観て・聴いて・踊って・笑って・味わって“5感”に刺激を与えつつ、

命を考え、ゆたかな人生を送ることを考えるひと時を過ごしませんか!

 認知症になった方や家族のケアも大切ですが、

認知(症)という病気であれば、予防したり、

進行を遅らせたりすることも大事です。

そこで、生活習慣病のひとつともいわれつつある認知症を予防し、

命を考え、ゆたかな人生を送ることを考える講演会を開催します。

皆様のご参加をお待ちしております。

内 容:9時30分〜 受付・抹茶でスッキリ  
9時50分〜 寸劇 劇団しきおりおり
    10時〜

ゆたかに過ごすために…40歳過ぎたら認知症予防
=久山町研究からわかった生活習慣病・認知症予防のポイント=
久山町ヘルスC&Cセンター長
公益社団法人 久山生活習慣病研究所 代表理事 清原 裕ゆたか 先生

ゆたかにゆくための命・こころ   鷹野 哲てつ寛ひろ 住職

陽気にゆこう!ラテンダンスフィットネス
ラテン音楽にやさしい振り付けで楽しく踊りましょう
パル フィットシステム
健康運動指導士 古賀 眞澄 先生

日 時:平成29年2月25日(土) 9時50分〜 12時(受付9時30分〜)

場 所:久山町ヘルスC&Cセンターえびねホール

対 象:どなたでも参加できます

参加費:100 円(お抹茶代)

共 催:公益社団法人 久山生活習慣病研究所

問い合わせ・申し込み:ヘルスC&Cセンター(健康福祉課・健康係)

            電話1(プッシュホン)976−3377(月曜日〜金曜日)

申し込み締め切り:2月17日(金曜日)

陽気にゆく=

講演あり・ダンスあり・

寸劇あり・

抹茶サービスあり」



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2016年10月22日

「ピンピンコロリはもう古い!」PPKの新たな意味合いとは……

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第329回HPS研究会

2016年10月11日(火)pm6:25-8:00

発表者:津田敏秀(岡山大学大学院)

テーマ:福島原発事故における甲状腺がんの問題

発表後の懇親会で

馬場園先生(九州大学)と色々と話しました。

「これからの保健事業はどうなっていきますかね?」

「医療より介護、介護より家事サービス、

家事サービスより地域の助け合い 

というように、より適正なコストサービスに

シフトしていかないと財政が持たないと思うよ。」

「でも中々そうなっていませんね」

「色んなしがらみが有るから

簡単にはそうならないけどね、現実はね…

ところで

PPKって

ピンピンコロリって

ピンピン元気に過ごして

逝く時はコロリと逝こう

って言う意味で使われていたけど

今は

ピンピンキラリって

いうんだって…

だから

高齢者保健事業について

話す時や

書く時は

キラリを使うようにしてるんだ。

高齢者が生きいきと輝くように

キラリとするように

どう支援していくかが

問われてくるようになるよ」

なるほど

キラリって大事なことです。

どういう時に

人はキラリするか

ダイヤの指輪

奥歯の金歯

シルバーのネックレス

つるピカヘッド

いやいや

生きいきとしている時

自分の意思で

好きなこと

面白いと思うことに

没頭している時でしょう

思い返せば

元祖キラリの方達がいます

16年前に由布院の健康温泉館で

日本で始めて取り組みから生まれた

´由布院健康温泉館水中運動リーダー´

修了生は自主サークルを作りました。

会の名は「きらきら会」

「瞳きらきらいきいき

自分と町民、その他水中運動で元気になりたい人のために

活動しましよう」

名づけたのは

一緒に「ゆふいんモデル」を作った

保健士の森山操さんです。

先見の明がありましたね。

その意思と哲学を継いでいるのが

関金温泉ひとはな会です。

ひとはな会の方たちも

きらきらしています。

今、鳥取県中部大地震に

倉吉市関金町は被害を受けています。

見慣れた白壁、庁舎

施設、建物、道路が

剥がれ、裂け、崩れている画像を

見てこころが痛みます。

大丈夫ですかと

電話やメールをしたいのですが

大丈夫ではないことは

分かっているので

早期の収束と復興を祈ることしか出来ませんが……


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2016年10月14日

「2011年3月の福島原子力発電所事故により、福島県内では、被爆によるがんが発生しない、発生したとしても分からない。」ってどういうこと……

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2016年10月11日(火)pm6:25-8:00

九大での

第329回HPS研究会に参加しました。

発表者は:津田敏秀先生(岡山大学大学院)

昨年に続き

テーマ:福島原発事故における甲状腺がんの問題

についてのお話でした。

国は「100mSv/年以下では健康への影響はない」と

放射線防護の線量の基準の考え方を示していますが

100mSv以下での放射線被爆により人にガンが発生することは

1956年以来証明され続けています。

非常に沢山の論文が発表され

100mSv以下の発ガンは良く知られています。

日本のどこの病院のレントゲン撮影室の入り口にも

表示してある

「妊娠している可能性がある方は、必ず、

申し出てください」という
表示は、妊娠中の放射線が小児癌のリスクを生むという

研究結果によるものです。

結局、福島県・環境省行政も、

福島県立大学・長崎大学専門家集団も

異なる意見の直接対話が行われず

医学的根拠が全く明示されず

あいまいなまま

うやむやにされているのが現実です。







安倍首相は2013年9月7日、

東京五輪誘致演説で福島第1原発の状況について

「アンダーコントロール」にあると述べました。


私達は情報を多方面から

自分で確認する必要があるということです。

今後、被爆した子ども達の癌が多発しても

誰も責任を取らず

うやむやにされてしまうのでしょう。

原発の近隣地区に住む大人たちは

子ども達を癌から守るための

手立てを考えなれれば

ならないということですし、

福島の被爆した子ども達の

癌被害をどう

最小限にするかが

問われているということです。

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2016年08月24日

「発表しない研究者を、研究者とは呼ばない。」

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2016/08/27

熊本県立大学大学院 

アドミニストレーション研究科院生とOBによる

勉強会を大牟田で開きます。

一般公開することになりましたので

興味がある方は

ご参加下さい。

聴講を希望される方は

私に直接メッセージを下さい。


石橋ゼミ研究発表演題

2016/08/27(土) 1300-1710 

会場・福岡県大牟田市内

表題

1 2016年診療報酬改定と『かかりつけ医』推進策

2 高齢者虐待防止と養護者支援について

3 介護保険と介護予防事業

4 保育施設における障害児保育の課題と、包括支援のあり方
−施設内の医療資格者の活用について−

5 温泉と地域住民が連携した地域包括支援システムの実践 

6 諸外国における介護保険制度の動向

7 地域医療計画と地域医療構想


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2016年05月16日

「熊本地震のせいで… まったくもう(怒) アクアにこにこの○○さんは、ぷんぷんしていた。

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2016/05/13

菊池市七城温泉ドームの

自主サークルの

メンバーはほとんど

戻ってこられました。

只、みんな疲れていて

身体が固く、重くなっています。

だから

途中途中の休憩や小休止の時

「大変だった、怖かった、嫌だった…」を

言い合うのは仕方ないことです。

その中で

アクアにこにこの○○さんは

「熊本地震のせいで

肥ったとですよ

まったくもう(ぷんぷん) 」

「○○さん

どぎゃんしたですか?」

「いや、私ですね

今度の地震で怖い思いをして

いつ、どこで、どんなことが

起こるかわからんし

死ぬかもしれんて

思いました。

だけんですね

いつもは

ご飯も

お菓子も

食べ過ぎると

肥ゆるけんが

過ぎんごつ

少しは気にしよったとですよ…

ばってん

これが最後のご飯

お菓子になるかもしれんて

思うたら

止まらんとですたい…」

「いやいや

○○さん、とりあえず

余震はあるばってん

収まっていくと思うけん

食べ過ぎは抑えましょう

さしより…」

熊本地震の影響で

せっかくの

食の習慣見直しを壊す

負の行動変容が起きた

という話


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2015年11月06日

学会に「答え」は無い! なのに、参加する3つの理由

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今日は朝9時のセッションから

夜9時の自由集会その2まで

12時間目一杯脳みそ使いました。

昼食もランチョンセミナーで

肺炎の検査のポイントと

実例でのケース検討付き。

今、詰め込んだ知見を解いています。

今回は「地域包括支援システムの構築」

「介護予防に於ける運動のトレンド」

「ソーシャルキャピタルの醸成とまちづくり」等を

テーマにした発表を直接に聞き、

意見交換することでした。

しかし、「トライ」の山があるばかりで、

これが「答え」は有りませんでした。

ただ、「トライ」は

私のパズルのワンピースにはなります。

空いた空間のいくつかを埋めてもらいました。

少し、方向や目指すべきゴールのヒントは

見えてきた気がします。


私が学会に参加する3つの理由 

@発表することで、今取り組んでいる保健事業に学術的な意味が有るのかを確かめる。

採択されなければ価値が無いということです。

A研究者として他の地域での、他の領域での研究者と直接意見交換をすること。

情熱のやり取り。

B公衆衛生に於ける「運動」の価値、求められている役割・ポジション・成果のトレンドを確認する。



明日の午前は発表です。

「民民主役、温泉活用型健康なまちづくり事業(第二報)」

普段しないネクタイ締めます。

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2015年10月18日

原発事故の問題は終わっていないし、これからも起きないと断言できないという事実を、みなさんはわかっていますか?

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第311回HPS研究会

2015年10月13日(火)pm6:25-8:00

発表者:津田敏秀(岡山大学大学院)

テーマ:福島原発事故における放射線被害

津田先生から、福島原発事故における放射線被害の最新の話を伺いました。

https://www.youtube.com/watch?v=ts7bNt-BuDo

2011年3月の東京電力福島第一原発事故による

放射性物質の大量放出の影響で、

福島県内ですでに甲状腺がんが多発しており、

今後さらに多発することは避けられない――。

こうした分析をまとめ、

国際環境疫学会が発行する医学雑誌「Epidemiology」(インターネット版)で

発表されました。

津田先生は

「チェルノブイリ原発事故で4年以内に観察された甲状腺がんの

多発と同様の現象が起きているが、日本国内ではこのことが理解されず、

何の準備もされていない。よく準備して対策をとるべきだ」と話されました。

福島県内で2011年10月から実施されている、

甲状腺がんの超音波スクリーニング検査の数値を分析したところ、

調査は事故当時18歳未満だった福島県民全員、約38万5000人を対象に、

段階的に実施されている。

このうち、2011〜13年度に検査を受けた約30万人について、

100万人あたり3人程度といわれる、

ほぼ同年齢の日本全国での1年間あたりの発症率と比較した場合、

福島市と郡山市の間で約50倍、福島原発周辺地域で約30倍、

少ない地域でも20倍となった。

2013年調査のいわき市で約40倍となるなど、

潜伏期間を考慮すると発症率がより高いとみられるケースもあった。

1986年にソ連(現・ウクライナ)で起きたチェルノブイリ原発事故では、

14歳以下の甲状腺がん患者の発生が5年目以降に急増したという。

「福島県内において甲状腺がんの著しい多発が起きていて、

チェルノブイリで4年以内に観察された甲状腺がんの多発と一緒であり、

チェルノブイリ同様、5〜6年目以降の大きな多発は避けがたい状態だ」と

指摘されました。

福島県の検討委員会は8月31日時点で、

事故当時18歳未満だった計104人が甲状腺がんと確定したことを

明らかにしていますが

「現時点では原発事故の影響とは考えにくい」とし、

理由としてスクリーニング検査による精度の向上や、

治療の必要がないのに陽性と診断する「過剰診断」を挙げています。

しかし、津田先生は

「精度向上や過剰診断ではせいぜい2〜3倍、あるいは6〜7倍、

1桁の上昇しか説明できない。統計学的な誤差の範囲もはるかに超えている」と、

国や福島県の姿勢を批判されました。

その上で「詳細な情報を与えるだけで、

有害な暴露は桁違いに少なくなる。

きめ細やかな、コストのかからない対策はいくらでも思いつく。

被曝量の多い場所を見つけて滞在時間を少しでも短くすることで

大きく変わってくる。

不要な被曝を避ける手段が、まったくとられていない。

福島県に住み続けなければならない人ほど、

そういう知識をきちんと与えられなければならない。

と報告を括られました。

私たちには

安倍総理がオリンピック招致プレゼンテーションで、

福島原発問題を『アンダーコントロール(管理下に置いており)』、

今までも現在も過去も『Safe(安全)』と述べたこと、

また、九州電力は15日、

鹿児島県の川内原発2号機を再稼働させたことを

検証する責任があります。

誰に対して

今の子どもたちと

これから生まれてくる

子どもたちに対してです。


「絶対安全」は無いということを

福島原発事故は教えてくれました。

川内での事故は起こりうる

その時、子どもたちの甲状腺がんの多発の可能性がある。

これを、事実として認識し

安全対策を検証し

どういう対応が一番望ましいのか

準備することが

重要なのだと思います。

原発事故の問題は

終わった事ではないし

これから起こらないと断言できることでも無いということを

今回の津田先生の発表から

学びました。

2015年06月24日

A 「運動の力」が足りない 介入研究の掟と地域保健実践とのジレンマ 第18回 日本運動疫学会 学術総会に参加しました。

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テーマ :結集と創造 ―Active Living for All―

日 時 : 2015年6月20日(土)13:00〜19:30、21日(日)9:00〜15:30 

場 所 : 中京大学 名古屋キャンパス 1号館


特別企画シンポジウム

: 東京オリンピック・パラリンピック・レガシーと身体活動・運動・スポーツの推進−学術はどう貢献できるか

座長:岡 浩一朗(早稲田大学)、井上 茂(東京医科大学)

基調講演:スポーツには世界と未来を変える力がある
布村幸彦(公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会副事務総長)
演者・演題 間野 義之(早稲田大学):オリンピック・パラリンピック・レガシーとは
Adrian Bauman(Sydney University):What is the evidence for physical activity promotion before and after Olympic/Paralympic Games – expectations for Tokyo 2020<Skype出演>
鎌田 真光(ハーバード大学、国立健康・栄養研究所):東京オリンピック・パラリンピックに向けて運動疫学の果たす役割
     
D 東京オリンピック・パラリンピックはメガイベントとしてスポーツの宣伝効果は認められるが、一般市民の身体活動の推進に寄与するには複数のセクターが共同して取り組む必要がある。
つまり、東京オリンピック・パラリンピックの開催が一般市民、特に運動習慣の無い方達の「運動を始めるきっかけ」にはならないので、地域保健・健康増進に関わる専門職が連携し、別に仕掛けをする必要があるということです。


基調講演
座長:田中 茂穂(国立健康・栄養研究所)
岡 浩一朗(早稲田大学):座位行動の科学

E長時間の座位活動が、肥満、体重増加、2型糖尿病、一部のがん、冠動脈疾患発症との関連がある。座位活動時間を減らし、立位・歩行時間を増やす工夫と仕掛けが求められている。

学術委員会企画 教育講演@
座長:澤田 亨(国立健康・栄養研究所)
中田 由夫(筑波大学):健康づくり介入研究の実施方法および留意点

F 健康づくり介入研究を行ううえで、もっとも簡単なのは、

単群試験(single-arm trialあるいはbefore-after study)ですが、

介入効果を示したことにはなりません。なぜならば、

評価項目の変化は必ずしも介入効果のみを反映したものではなく、

介入とは別の食事や季節変動、慣れや期待に応えようとする一時的頑張り等が

影響している可能性があるからです。

介入の有効性を検証するには、

対照群の設定が不可欠です。

しかしながら、介入しない対照群の設定には、

多くの手間と人と経費が必要になります。

地方自治体の地域保健事業は予算も人も減少傾向にあり、

対照群を設定した介入研究に取り組む余裕は中々ありません。

今回私が発表した実践研究は、単群試験(before-after study)です。

対象者も一教室20名未満です。

現実日本の多くの自治体での取り組みはそんなもんです。

ですから、単群試験に取り組みつつ、そのデータを累積し、

将来の比較対照試験を目指すのが現実的な保健事業だと思います。

関金モデルでは評価の基準を「行動変容の実行と継続」にフォーカスしました。

つまり、自主活動の総活動日数と延参加者数の増加を評価しました。

これら健康行動の量の増加が成果です。







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