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古賀 眞澄
福岡県大牟田市生まれ。三池高校卒、大阪芸術大学文芸学部中退し国際児童演劇研究所を経て沖縄で演出家活動を始める。その後、九州大谷短期大学幼児教育学部卒、幼稚園教諭から社会体育指導員になり、仏教大学社会学部社会福祉学科・熊本県立大学大学院卒業。1999年(株)バルフィットシステムを起業し代表取締役就任。健康なまちづくり全般に関するコンサルタントとなる。疾病・介護予防を目的とした運動療法のソフト開発を中心に地域住民や企業とのネットーワークづくりを支援している。健康運動指導士、アクアセラピスト、上級障害者スポーツ指導員、温泉利用指導者です。つまり、水と陸の運動指導者です。 パル フィットシステム http://palfits.web.fc2.com/ 
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2021年09月12日

「患者を助ける」医療の原点 「患者を選ばない」医師の誇り

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2021/09/12

昨日リモートで
第 19回病院経営の質向上研究会 〜研究者と実践者の対話による〜
に参加しました。

テーマは「新型コロナウイルス感染症による 病院経営への影響と対策」です

開会の挨拶 14:00〜14:10 田川市病院事業管理者(元) 齋藤 貴生

講 演14:10〜16:50 座長:九州大学大学院医療経営・管理学講座教授 馬場園 明

「コロナ感染症と福岡県及び福岡県医師会」(14:10〜15:00)
演 者:福岡県コロナ調整本部長・福岡県医師会参与 上野 道雄
座長:日本赤十字社福岡赤十字病院名誉院長 寺坂 禮冶


福岡県でのコロナ対策の変遷について伺いました。

@福岡県民に安全な医療を提供する
Aコロナ医療と地域医療とのバランスを図る Bコロナ医療の手順を見直して効率的に医療資源を投入するCホテルを整備し、準医療施設として軽症、無症候患者を収容

◎ホテルを安全な準医療施設にする条件
医師(JMAT)と看護師が常駐して、酸素飽和度計を整備する ホテル入所基準を定め、ゾーニングで隔離体制を整える 地元住民の理解を得る。支援業務を県職員が担うホテルの入所者は軽症・無症候患者に限る

◎保健所とコロナ対応
保健所はコロナ患者の急増で過剰な負荷を受けた 保健所業務が滞り、在宅に患者が溢れた 宿泊病床への紹介は少なく、空室が目立った 患者のホテルへの搬送は大変な負担であった 保健所が公用車で陽性患者の搬送を行う?? 保健所は電話で患者の健康調査と疫学調査を行う 酸素飽和度を測定せずに、病状の判定はできない 保健所からの連絡を待つコロナ陽性患者が垣間見られた 保健所の使命はコロナ患者の速やかで適切なトリアージ


◎第5波の医療提供体制
・ 高齢者へのワクチン接種が進み、高齢者の感染、重症化 のリスクは緩和 ・ デルタ株は悪性度と感染力が強く、中高年以下への感染 拡大が危惧され、中等症患者への対応が迫られる。 病院病床と宿泊病床、病院病床間の機能分化と強化を図る 感染拡大期には軽症患者はホテル、中等症患者は病院が担う 機能分化の成否のカギは保健所のトリアージ 感染のステージに応じた搬送規準を病院、保健所、消防が共有する 各病院には感染の拡大期(短期間)、最大限の病床提供をお願いした 第4波の感染者数を越える可能性が憂慮される 病院と宿泊病床の機能分化に向けて

☆コロナ感染拡大に伴い、県医師会として県民と医療従事者その他関係者の命を守るために、日々体制の更新に取り組まれていることがよくわかりました。


「重症 COVID-19 患者管理と救急医療」(15:00〜15:50)
演 者:福岡大学医学部救急救命センター診療部長・教授 石倉 宏恭 休 憩 15:50〜16:00
座長:製鉄記念八幡病院理事長 土橋 卓也


コロナの感染症治療におけるとECMO(体外式膜型人工肺)の役割について伺いました

ECMOは可逆性重症呼吸不全に対して、早期に行うことにより予後を改善できる可能性があり、徹底した肺保護戦略である。

Awake ECMO 患者は覚醒させる! その為には快適さが最も重要
例・好きなアイスクリームが食べられる  病院の駐車場から花見をする

福岡大学病院ECMOセンターでの取り組み
先ずは人工呼吸と腹臥位療法で対応し、症状に応じてECMO使う

ECMO導入のための施設条件
@ 高い技術力   血管に管を挿入し、ポンプの設定管理を行う
A チーム医療   管理に優れた医師・看護師・臨床工学技士
B 患者の集約化  装置・部材・導入・管理できるスタッフは単施設では限りがある

結語 COVID-19は単なる呼吸器疾患ではない
   多彩な合併症を発症する全身疾患です
災害として向き合いましょう
その為には、スタッフを養成し協力連携体制を作りましょう


「新型コロナが明らかにしたある急性期病院の経営の質」(16:00〜16:50)
演 者:福岡県済生会八幡総合病院院長 北村 昌之


ウイルスの特徴@ 1. 自分で移動できない。 2. 自己増殖できない。 3. 一部の例外を除いてnon permissible agentである A熱に弱い(遺伝子をたんぱく質が覆ている(カプシッ ド)ため)が乾燥に強い 大きさは細菌の100分の1と小さく、光学顕微鏡で は見えない。 臓器特異性あり。(Target Organ) 一次ウイルス血症(Primary Viremia)、二次ウイルス 血症 外套(Envelope)を持つウイルスはアルコールや界面 活性剤で死滅

COVID-19の臨床的特徴と厄介な事 無症状者が多い。 無症状でも感染源となる。 RNAウイルスで変異が多い。 ウイルス干渉

済生会八幡総合病院の理念
病院職員は、高い志を持ち「心温まる思いやり の病院」を実践する(基本方針) 4つの思いやり 病む人への思いやり 職場同僚への思いやり 地域の人への思いやり 地球・自然・命への思いやり

新型コロナウイルスへの対応 (誰が何に対応するべきか) • 感染症(疫学) ⇒ パンデミックの収束(伝染性・ 伝搬様式) • ウイルス学 ⇒ ワクチン、抗ウイルス薬 • 呼吸器疾患 • (治療)ARDS+(血栓症) ⇒ 人工呼吸・ECMO

第5波
1. 患者の平均年齢は圧倒的に若くなり、入院期間は短縮さ れ、退院時は歩いて帰る患者が増加。 2. 当院では、ほとんどの患者の受け入れを断わらず、夜間、早朝、土曜日、日・祭日の、状態が悪化した患者も受け入れている。

☆コロナに対する方針
「患者を助ける」医療の原点 「患者を選ばない」医師の誇り

ポスト・コロナへの提言
〜task shifting〜 医療に求められる安全性、より質の高い医療へ要求を満 たすためには、従来の職種間業務の分担では、非効率的 である。 規制改革により、より柔軟性のある働き方改革を目指す ことは、目指すべき正しい方向であると考える。 チーム医療の重要性

対話形式の討議 16:50〜17:30 司会:九州大学大学院医療経営・管理学講座教授 馬場園 明 田川市病院事業管理者(元) 齋藤 貴生 対話参加者 講演者、座長 当日出席者

◎討議では、コロナ対応のみならず、地域の医療関係者の協議を通じて病床の機能分化と連携を進め、効率的な医療提供体制を実現する取組み「福岡県地域医療構想」の具体的取組を推し進めるべきだという意見が多くみられました。

閉会の挨拶 17:30〜17:40 医療法人豊資会理事長 加野 資典
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