2017年07月16日
「脳震盪は甘く見ちゃいかんばい…脳震盪起こした人間は、意識を無くした時間も自覚も無くしているという恐い話」
2017/05/25&06/15
久留米大学公開講座を受講しました。
スポーツ傷害治療の最前線
https://www.kurume-u.ac.jp/site/chiren/guidebook-02.html
2)スポーツ傷害治療の最前線2:現場でできること
“スポーツ傷害は現場で起きている!”
どれだけ最新のスポーツ医科学的知識を身につけていても現場で実践できるスキルがなければ役立てません。本公開講座では、すぐにでも実践できるスポーツ傷害の予防法と現場での対処法について解説します。
会場:御井キャンパス本館 12A教室
時間: 19時30分〜21時
受講料 3,240円
定員 100名
@ Bスポーツの現場で起きていること
頭・頸・体幹傷害の場合
『脳振盪とは、
脳の機能に障害をもたらす外傷性脳損傷である。
脳振盪の症状にはいろいろあるが、
一般的なものは、
頭痛、めまい、記憶障害、
または、バランス障害である。
ノックアウトされた状態の意識消失は、
脳振盪の中で10%以下でしかみられない。
意識消失は、脳振盪と診断する際の要件ではない。
一般的に、標準的な脳の画像所見は正常である。
「脳震盪/脳震盪の疑い」の所見
頭部,顔面,頚部,あるいは,
ほかの部位への衝撃の後で、
以下の所見がみられる。
• 意識消失
• ぼんやりする
• 嘔吐
• 不適切なプレーをする
• ふらつく
• 反応が遅い
• 感情の変化(興奮状態、怒りやすい、神経質、不安)』
ラグビー、サッカー、野球等接触系スポーツや
スノボ、バイク、自転車、登山等での転等、滑落…
その他、一般の方達の日常生活での転等、滑落…
脳振盪は、スポーツ現場はもとより
一般人の日常生活にも
そのリスクは有ります。
その対応は
頭部を固定して運ぶ
飲酒、運転禁止
24時間は経過観察する
専門医を受診する等です。
その予防方法は
その種目での正しい動きと
アライメントの修正
そして、
一番大事な
頭部・頚部の守り方を練習中から
身につけることが重要
@ Chin−in
頚部を屈曲させず、顎を後方に引く
A Shrug
肩甲骨を挙上する(肩をすくめる)
@ Aを組み合わせることにより
頚部が胴体と一体化し
頭部への衝撃から
頚部を守ることが出きる
湯上り体操・お茶の間筋トレの中で
頭と腰と大腿骨を守る受身の練習にも
取り入れています。
「出きるだけ小さくなって
顎を引いて
両手で三角を作り
左右どちらかに
身体を捻って
手を先に着くように
ゴロンと廻る。」
という
合気道の受身を元にした
体操です。
日常生活の中でも
転等・転落のリスクは
誰でも持っています。
いざという時の為に
普段から
自分で自分を護る
身のこなしを
身につけていることは
大事なことだと
改めて思いました。
講師のスポーツドクターの
覚悟と情熱は
とても刺激になりました。
パル フィットシステム http://palfits.web.fc2.com/
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