2016年08月29日
東京五輪規制のために!? | 都心の地下鉄で貨物列車計画
1.はじめに
久しぶりの鉄道ネタです。8月26日の新聞記事に面白い計画が載っていました。東京五輪の交通規制を見据えて、東京メトロ有楽町線と東武東上線の鉄路を使い、貨物列車を走らせる計画があるようです。今回はこのネタについて投稿したいと思います。
2.東京メトロ有楽町線と東武東上線の位置
東京メトロ有楽町線と東武東上線の位置を地図に落としたものを以下に示します。東京メトロ有楽町線は、東京都江東区にある「新木場駅」と埼玉県和光市の「和光市駅」を結ぶ地下鉄です。
東武東上線は、東京の池袋駅から埼玉県の寄居駅までを結ぶ路線で、途中「和光市」で東京メトロ有楽町線と副都心線が乗り入れている路線です。
貨物列車を走らせる計画は、新聞記事のポンチ絵によると、東京メトロ有楽町線の全線で荷物を下ろす駅は都心の「有楽町駅」、「銀座一丁目駅」、「新富町駅」の3駅です。(新聞記事の絵では)東武東上線は東松山市の「森林公園駅」に印が付いており、ここに車両基地を作る計画が見受けられます。
3.都心の地下鉄の貨物列車計画について
都心の地下鉄の貨物列車計画の概要は以下のとおりです。新聞記事を要約したものを記載します。
・東京メトロや大手物流会社が東京都心の地下鉄に貨物列車を走らせる計画。
・今秋、有楽町線で走行実験を実施する。
・将来は宅配物などを運ぶ列車を走らせ、2020年の東京五輪の交通規制も見据えて新たな輸送網を検討する。
・名目は東京五輪の交通規制であるが、トラック運転手が不足しているので地下鉄に貨物列車を走らせる。
・計画は、専用の貨物列車(貨物電車では?もしくは荷物電車)にヤマト運輸、日本郵便、佐川急便が集めた宅配便の荷物を載せて、有楽町線と同線に乗り入れる東武東上線を走らせる。車両基地で積み込んだ荷物を都心の駅で下ろし、業者が配達する。
・都心の車による輸送は道路の混雑状況に左右され、地下鉄輸送が実現すれば「時間面で安定的に運べる利点があると物流大手の幹部は述べている。
というものです。
4.都心の地下鉄の貨物列車計画に関する私の意見
前項の計画についての私の意見(私見)は以下のとおりです。
・既存インフラを活用する面は大いに賛成。
・東京五輪の交通規制時のために地下鉄に荷物電車を走らせる計画であれば本末転倒。
・東武東上線での荷物電車の走行は可能かもしれないが、東京メトロ有楽町線内に貨物を走らせる余裕はあるのか疑問。→そこを実験で検証するのか?
・荷物を下ろす予定の都心3駅には既に荷物列車が入るスペースがあるのかが謎?
・スベースがない場合は、荷物用のホームを作るのか?凄い金がかかりそう。
・車両は既存の旅客を使用するのか?それとも新造車?
・それとも深夜の時間に荷物電車を走らせるのか?そうなると、鉄路のメンテに影響は出ないのか?
・「時間的で安全的に運べると利点」との記載があるが、人身事故のリスクによる遅延も考慮すべきでは?
・浅知恵で申し訳ないが、昔の行商のおばちゃん的な人に運んで貰えば良いのでは?
簡単に実現できそうで結構難しい計画だと思います。
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