ペトロニウスの何やかんや

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Lのひげき　その1　第一部

タマちゃんは、突然、女装しようと思い立った。

それは、タマちゃんが男だからだ。女性が女装しても面白くない。

ちなみに、タマちゃんだから、スマホはFREETELの299(ニクキュー)をつかっているし、猫なで声も得意だ。

そこで、タマちゃんは自転車でイオンモールに行って、自分にあった女性用の衣服などを買い集めた。

でも、ひとつだけ手に入らない物があった。

途方に暮れて、タマちゃんは自転車を押していた。

すると、急に立ちくらみがして、目の前が真っ白になった。

10秒ほどで、違和感が無くなり、タマちゃんは閉じていた目をあけた。

するとそこには、地球外生命体の乗り物ではなくて、一軒のお店があった。

その店は、神社のような作りに、ルネサンス風でロココ調のおかしな建物だった。

「服装のことなら何でもご相談ください」と看板がある。

中へ入ると、ベレー帽を被って、賀茂茄子を持った、女性が敬礼したて「よう来たね」といった。

タマちゃんは、欲しいものを告げると、賀茂茄子女性は「それはあるよ。サイズはどのくらいにしようかね？」と尋ねる。

「大きめだからLをください」

「いつもは無いんだけど、今日は特注のキャンセルがあったから、あんたに売ってあげる」

タマちゃんは、欲しいものが手に入って、「 こねこね〜ころころ〜 しあわせのかたち〜」と唱いながら家に帰ったのであった。(注)

〈暗転〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　つづく。
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注：「ねんドル」「おかだひとみ」「おねんどおねえさん」でググってください。
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正義と真実の使徒　の物語

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Lのひげき　その1　　第二部

〈第一部からのつづき〉

そして、家に帰って、タマちゃんは今買ってきた物を身につけようとした。

「げえっ！！！　何じゃこの大きさは！！！！」

大きすぎるのだ、あんパンかメロンパンが一個ずつ入るくらい大きい。

「これだったらあんパンを買った方がましだ」

タマちゃんは、返品か交換しようと領収書を見た。

そこには、「特製ブラジャー　Lカップ」と書かれていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい。
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