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ブログ記事「1円の威力」


ヴァイオリニスト松尾依里佳
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2008年11月21日 Posted by のろ at 12:19 | 映画日記 | この記事のURL
スティング


レットフォードさんつながりで大好きなスティングも観てみました。
もう何回観たんだろ?追憶もそうですが、この映画も観る度に「観てよかった!」と思える素敵な作品です(^^♪


僕は映画を観るのも好きですが、映画音楽を聴くのも好きで良く聴いています。
この『スティング』も、有名な『THE ENTERTAINER』をはじめとするスコット・ジョプリンさんの音楽が最高ですね。

映画が曲のイメージを作るのか?それとも、音楽が映画の雰囲気を作るのか?このスティングに関して云うと、音楽が映画を作っていると言っても過言ではないほど音楽に力を感じます。

そう、チャップリンさんの映画を観る時の、あの軽やかでサウンドが映画全体をリードしているような感じがこの映画にもあるんです。

そういえば、『サウンド・オブ・ミュージック』を初めて観たときにも全く同じ感動をした覚えがあります。まぁ、この『サウンド・・』はミュージカル映画ですから、当然と言えば当然なのですが・・・(;一_一)

素敵なサウンドですよ(^^♪
是非、『THE ENTERTAINER』を聴いてみてください。




ニューマンさんもレットフォードさんも若くてかっこいい。ファッションも素敵、音楽も最高、テンポも後味も共に最高!
古い映画ですが、映画って新しければいいってものではないと思いませんか?

勝新太郎さんがまだお元気だったころに、役者の中で一番名優なのは結婚詐欺なんだっておっしゃっているのを聞いたことがあります。
なんとなく・・その気持ちがわかる気がします(*^_^*)サギハ、ハンザイデス。ヤッチャダメデスヨ・・・

『痛快』って言葉はこの映画のためにアリ!って思うほど素敵な作品です!

≫≫ のろのろ映画解説 ⇒ 『スティング』


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2008年11月20日 Posted by のろ at 07:37 | 映画日記 | この記事のURL
追憶


また古い映画を観ました。今回は1973年公開の『追憶』。

主題歌で映画のタイトルと同名の『THE WAY WE WERE』は、ロバータ・フラックさんの『やさしく歌って』とともに、僕にとっては永遠のスタンダードです。

この曲は、ネ○カフェのCMでも有名ですね。僕もこのCMで好きになった世代です。

この映画の概要は、こちらを参考にしてください(^^♪

≫≫ 追憶(1973) - goo 映画


ロバート・レットフォードさんの映画は、好きでほとんど観ています。この映画も彼が出ているからという理由で観た映画だったのですが、主題歌を歌っている主演女優・バーブラ・ストライサントさんに惚れました。うちの嫁は嫌いなタイプの女性だということで映画を観ようとはしませんが、僕は彼女に強く惹かれます(^^♪


憧れのハベル(レットフォード)と結婚し子供を宿したケイティ(バーブラ)は、無事出産を終えたのち彼と別れます。

彼女は、第二次世界大戦後期からアメリカで赤狩りが横行する前夜までをハベル一色で過ごします。しかし、政治運動を捨てきれなケイティと、劇作家として成功を目の前にしたハベルとの間は、微妙に食い違った末に別れることになります。


数年後、街頭で再会した二人は久しぶりの再会に抱擁しお互いの元気を称えあうのですが、もう過去の恋人同士には戻れない。

これはケイティの青春映画なのだろうか?

切ない・・刹那すぎる映画です。それ故に強く惹かれます。

ケイティの美しさと強さ、ハベルのやさしさと打算は、完全にバーブラさんがレッドフォードさんを食った作品になっていると思います。しかし、食われたレットフォードさんも見事!

この映画は、若さ故の刹那さを丁寧に表現している青春映画だと思います。
それ故に、僕にはノスタルジーを憶えずにはいられない強烈な印象を残す作品です。

映画のタイトルであり主題歌・バーブラさんの歌う「THE WAY WE WERE」をバックに、この作品の名シーンが観られる映像がありましたので添付させていただきます。
是非、ご覧くださいね(^^♪





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2008年11月11日 Posted by のろ at 17:02 | 映画日記 | この記事のURL
まぼろしの邪馬台国


『あなたと過ごした毎日は、ほんとうに幸せだった』


映画「まぼろしの邪馬台国」を観てきました。
しかし、いつ見ても吉永小百合さんは美しい方ですね。
そして、宮崎康平さんを演じた竹中直人さんも素晴らしかった。

この「まぼろしの邪馬台国」の著者・宮崎康平さんは、さだまさしさんの「関白宣言」のモデルになった人らしく、感情表現がへたくそ、しかし心の温かな人であることは映画の中にも随所に見ることができました。


宮崎さんには二人の妻がありました。子供を置いて逃げた先妻と吉永さん演ずる和子さんです。映画は、タイトルの「邪馬台国」というよりは、この二人の女性の生き方、そして夫への愛し方の違いをテーマにしていたようにも感じられます。


島原電鉄の元社長さんで盲目だった宮崎康平さんは、社長退任後、奥様(和子さん)と一緒に念願だった邪馬台国の場所を探しはじめます。初めは和子さんの朗読する魏志倭人伝をレコーダーに録音して何度も聴くところから始めます。宮崎さんは目が見えないからこそイメージできる3世紀の邪馬台国の風景に思いを馳せます。和子さんも、倭人伝に触れることで康平さんの目になると同時に、良き理解者になっていきます。

和子さんは、実際に歩いてみようと康平さんを外へと連れ出します。こうして二人の邪馬台国を探す旅が始まりました。


宮崎康平さんには仮説がありました。それは
○九州に邪馬台国があったこと。
○倭人伝に書かれた二十数カ国に及ぶ国々の場所を特定することで、邪馬台国の場所は特定できる。

ということでした。つまり、場所特定の旅が著書「まぼろしの邪馬台国」であり、宮崎夫婦の旅だったのです。

「まぼろしの邪馬台国」が出版され、康平さんが次に手がける事業は「卑弥呼」の墓を探すことでした。しかし旅の目的は、いつまでも夫婦で旅ができることへの喜びへと変わっていきます。この辺りの優しさが人間・宮崎康平さんであると同時に、夫婦の絆なんだと思いました。そして、この物語を身近で接してきたさだまさしさんの「関白宣言」という唄につながっていくんだと思います。


宮崎康平さんが亡くなり、その追悼ラジオ特番として「さだまさし邪馬台の詩」という番組が放送されたことがありました。それは康平さん宜しく、魏志倭人伝の朗読を聞きながらさださん独自の「まぼろしの邪馬台国」を探す内容でした。

この時、倭人伝の朗読をしてくださった方が宮崎和子さんで、九州大学の真鍋教授への取材旅行にも立ち会っておられました。ですから僕は、和子さんの声を知っています。

テープに録音したこの番組を、今まで何度聴いてきたことか。しかし、残念なことに今、このテープは実在しておりません。

しかし、若い頃に刷り込まれたこの番組のことは細部に渡り記憶しています。これは僕にとっての宝であり、この映画が上映されたことも幸せなことでした。


≫≫のろブロ記事 ⇒ 映画『まぼろしの邪馬台国』
≫≫のろブロ記事 ⇒ さだコラム『邪馬臺』
≫≫公式サイト ⇒ 『まぼろしの邪馬台国』

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2008年09月23日 Posted by のろ at 01:28 | 映画日記 | この記事のURL
映画「二百三高地」について


さだまさしさんの「防人の詩」を題材として記事を書いたことから、「二百三高地」を観なおしてみました。

この作品は日露戦争・・・特に激戦だった旅順攻略戦を描いた映画です。この映画が公開された1980年(昭和55年)は、何故かしら?スケールの大きな戦争映画がヒットしていた時代でした。F・コッポラの「地獄の黙示録」もこの年に日本公開されています。


しかし何度観ても、古賀武志中尉(あおい輝彦さん)が輝いて見える映画ですね(^^♪

開戦前、小学校の先生を勤めていた古賀武志は教え子に対して、


「美しい日本」「美しいロシア」


と教えているように、トルストイとロシアを最も敬愛していた人物でした。


しかし、激戦の最中に彼が云った言葉・・・

「ロシア人はすべて私の敵であります。・・・(中略)・・・最前線の兵には対面も規約もありません。あるものは生きるか死ぬか・・・それだけです。死んでいく兵たちには国家も軍司令官も命令も軍規も、そんなものは一切無縁です。灼熱地獄の底で鬼となって焼かれていく苦痛があるだけがです。その部下たちの苦痛を・・・乃木式の軍人精神で救えるのですかぁ・・・!」

このセリフの中には、実戦を通じて壊れていく一兵士の苦悩が感じられました。


しかし旅順攻略戦とは、そう言いたくなるほど人が戦死した戦いだったのです。

日清戦争戦没者数      977名
日露戦争戦没者数     55,655名
※アジア歴史資料センター調べ

旅順攻略戦の戦闘では大きな戦いが3回ありました。中でも第一次戦闘に於いて約1万5000人もの兵士が亡くなったという事実をみても、この戦争が如何に厳しいものだったのかが解ります。


この映画の脚本を担当された笠原和夫さんが云っていた『当日の天気まで記した巻物のように長い年表を作成した上で、当時の時系列や状況を徹底して調査・取材を行い、膨大な資料を収集した上で脚本を執筆した・・・』とあるように、日露戦争・・・特に旅順攻略戦の史実に基づいて丁寧に描かれている映画でした。


終戦を迎え、乃木希典将軍(仲代達也さん)が明治天皇の前で戦勝報告をするシーンがあります。その晴れの舞台で乃木将軍は泣き崩れてしまいます。

戦時中、多大な犠牲者を出し「乃木の人殺し!」の言葉で溢れた前編とは違い、結果、日本の勝利に終ったことで「乃木将軍、万歳!」に変わる後半。

それ故に、戦争肯定映画としてバッシングを受けると同時に、主題歌「防人の詩」を歌ったさだまさしさんも「お前は右○か!」とバッシングを受ける結果となりました。

しかし・・・この作品は本当に戦争肯定映画なのでしょうか?




日露戦争という戦いを詳しく知っている人が、今の日本に何人いるでしょう?

僕が学校で習った日清・日露戦争は、年代だけでスルーされていた記憶があります。というよりも、江戸時代以前のことは時間をかけて習った記憶がありますが、戦争・・・特に明治の戦争に関しては、ほとんど年表を記憶したに過ぎない感覚がありました。

しかし、個人的な興味として日露戦争の意味を知ったとき、この戦争の背景、動向、そして勝利は、次に経験する太平洋戦争への布石として重大な位置づけになる戦争だったことに気が付きます。また明治の42年間は、幕末に攘夷を叫んで揺れていた頃とさほど変わっていない時代だったことにも気が付きます。

そして、明治と昭和の戦争が明らかに異なる点として「日本の独立を守る」という大義名分が拡大解釈された結果、「勢力を拡大する」という侵略への道を辿った戦争へと変化していくことにも気が付きます。


これは戦争肯定映画ではなく紛れもない反戦映画です。これだけたくさんの命を懸ける意味が、はたして何だったのか?息子や旦那の遺骨を抱えて歩く女性たちの長い列、意味もなく倒れていく兵士たちの姿。これが戦争の現実。日本だけでなくロシアでもそれは同じことだったと思います。


戦争の事実を隠そうとすること、または興味を持てない、自分には関係ないと思う人の気持ちにこそ「戦争肯定」という言葉が隠されているような気がしてなりません。

毎年8月15日を迎える度に、昭和がだんだんと遠くなるのを感じる現代。不幸な歴史が繰り返されることが無いことを切に祈ります。


(参考記事)
ウィキペディア ⇒ 「日露戦争」

YouTubu映像⇒ 映画宣伝 二百三高地
           さだまさし 防人の詩

のろブロ記事「さだコラム」 ⇒ 「防人の詩」


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2008年09月17日 Posted by のろ at 13:59 | 映画日記 | この記事のURL
街の灯(超・長編です)


不況のニュースを見たことから、何故だか無性にチャップリンさんの映画が観たくなりました。僕はチャップリンさんが大好きで、彼のビデオだけで24本を所有しています。
中でも「ライムライト」と「街の灯」が大のお気に入り。

きっかけがアメリカ発の不況ってこともあって、今回は「街の灯」を観ました。
※最初に言っておきます。いつもダラダラと長話をしてしまう僕のブログですが、この映画には特に思い入れがある分だけ超・長くなると思います。これに懲りず、頑張ってお付き合いいただけたら嬉しいです(^^♪

アメリカ発の不況で思い出すのが、1929年10月24日に起こったブラック・サースデー(暗黒の木曜日)、続く29日にウォール街の株価大暴落(ブラック・チューズデイ)によって起こった世界大恐慌。この映画が制作されたのは、ちょうどこの不況と同時期のことでした。


チャップリンさんはこの「街の灯」に2年と10ヶ月の歳月をかけました。撮影に入る直前、彼のパントマイムに大きな影響を与えたお母様を亡くされたこともあって、とても思い入れの大きな作品だったのかもしれませんね。


1927年12月より製作が開始され、翌年の12月から撮影開始されたものの、役者解雇によるすべての登場シーンの撮り直しや花売り娘役の解雇と再起用。この映画の一番の見所?の浮浪者と花売り娘との出会いのシーンでは、たった3分にも満たないこのシーンに膨大な時間とフィルムが費やされた結果、NG回数は世界映画史上最高とも云われます。

結局撮影を完了したのは1930年の10月で、公開されたのが1931年の2月のこと。

これだけの映画になると逸話も多く、試写会の会場では「あかんべー」のアインシュタインさんと並んで映画を観ていた話や、観客に全くうけなかった話など、有名な話がたくさん残されています。

当時のお金で200万ドルもかけた作品ですが、アメリカ公開だけで純利40万ドルは凄いと思いませんか?その後、ヨーロッパや日本でも公開されているわけですから、この映画の人気は相当なものだったことがわかりますね。



僕が子供の頃によく観ていた彼の映画は、暴力的などたばた喜劇という印象でした。先日、北野武監督が言ってらした「笑いを表現する人ほど暴力映画が得意」という話には、チャップリンさんの映画とだぶる感じがしたものです。

また映画の中に、賭けボクシングをやるシーンがあります。このシーンでは、唯一昔の彼を感じることが出来ます。しかし、ただの暴力的などたばた喜劇ではなく、リング上にいるチャップリンさんと相手選手とレフリーの3人の「間」の見事さに感動します。ほとんどカット割がされずに撮影されていることを考えると、余計にこのシーンの凄みを感じます。

余談ですが、僕は作り込まれた笑いが大好きです。落語やドリフ・てんぷくトリオさん達の笑いが大好きでした。ベタベタのわざとらしさがある笑いの中には「しっかりと計算された間」があります。わかっているのに笑ってしまう。そんな安心して楽しく笑える笑いが好きです。ですから、その場の勢いや楽屋落ちの笑いは・・・決して嫌いじゃないけど苦手です。


最初のシーンにある「平和と繁栄の記念碑」を公開する場面では、除幕された像の中で寝ている彼の姿があって笑えます。仕事がなく浮浪者で溢れる恐慌の中で「平和と繁栄」という虚像への痛烈な批判が込められているシーン。思いっきり馬鹿にしているチャップリンさんを見るにつけ、自然と笑いが込み上げます。

また、トーキー時代が始まって尚サイレント映画にこだわった彼の皮肉が見られるのもこのシーンを観る楽しみの一つです。記念の演説をする人間の声がサキソフォンの音だってことも喝采ものです(^^♪



彼の映画を観ながら良く考えることがあります。それは、

彼の映画をリメークしたとしたら・・・どんな映画になるんだろ?ってことです。映像の綺麗さや音響の良さは確かに良くなるだろう・・・でも、いくら映画のストーリーだけを似せたとしても、カット割が多く説明セリフで溢れた映画を観て、彼以上の映画だと感動できることがあるだろうか??

役者を誰にするか?設定をどうするか?とか、一応、無い頭で考えてみるのですが、いつも結論は一緒です。

いくら映像や音が綺麗でも、いくらお金を掛けても、いくら名優を揃えても、そして、いくら言葉を並べてみてもチャールズ・チャップリンさんの映画を超えることは無理だと思います。


だからこそ僕は、チャップリンさんの映画をまた観たくなってしまうんです。





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2008年09月13日 Posted by のろ at 03:06 | 映画日記 | この記事のURL
おくりびと(感想)


今年話題の映画「おくりびと」を観てきました。恥ずかしい話ですが、何度か声を出さずに涙と鼻水を流してしまいました(隣にいたおばさんは終始泣いてたけど(T_T);)。

嫁と一緒に見に行ったのですが、映画が終って感想を聴いてみたら

「筋書きが読めたから、期待したほど感動しなかった・・・」との答え

僕は、この映画の「静けさと温かさ」にドップリと浸って観ていたもので、筋書きの話をされたときにはちょっと意外・・って感じがしました。しかし、同じ空間で同じ映画を観ていても人それぞれ感じ方は違うものなんですね(^^♪



滝田監督は、この映画の中で納棺師の仕事を「こんな仕事」「汚らわしい」「早くまともな職に就け!」という言葉で表現されました。脚本の小山薫堂氏が云ってらしたことですが、最初は差別的な云い方をしないようにオブラートに包んだ表現で書いていた脚本だったそうです。それをあえて厳しい言葉にこだわった滝田監督。

しかしこれは、納棺師や葬儀屋がしている仕事の凄さに対して最敬礼の賛美をいただいたのだと僕は思います。これらの言葉のお陰で、美装の現場に立ち会ったご葬家からいただく「ありがとう」という言葉に凄みがでているのだと感じました。



さて、この映画には石文(いしぶみ)という素敵な伏線が用意されていました。

まだ言葉が無かった時代、自分の気持ちに似た石を相手に渡して思いを伝えたという「石文」。主人公が子供の頃に使っていたチェロケースを開けると、新聞紙に包まれた石ころが出てきます。


物語が進む中でこの「石ころ」の存在感が増してきます。


そして、子供の頃に別れた父との再会。しかしそれは悲しい再会でした。

亡骸を目の前にして主人公は、父の70何年の人生がたった荷物2つなのか・・・とつぶやきます。その思いを足蹴にして棺を持ち込む葬儀屋。これには僕も心底腹が立ちました。

人の死に慣れている葬儀屋だからこそ「もっと遺族に気を使わんかい!」と思ってしまったシーンでした。これが自分ごとだったら・・・、決して許せなかったと思います。

でも、それだけにこの時の本木さんの姿が一番心に残っています。

この時、妻(広末さん)が云った一言・・・

「主人は納棺師なんです」


この言葉で観ている人がどれだけ救われたことか。最初「汚らわしい」とまで云い捨ててた彼女から出た言葉だからこそグッときました。


僕の親父が死んだとき・・・
一晩中、誰もいない式場に置かれたままにされていた親父の棺。未だに後悔しているんです。せめて最後の晩だけでもそばにいて通夜ができなかったのか?って。

当時も今も変わらない・・・ちっとも成長できない未熟な自分を悔いながら映画を観ました。


主演が本木さんだったこと、奥さんが広末涼子さんだったこと。納棺師の社長が山崎努さんだったこと。音楽が久石譲さんだったこと。すべてに感謝です。僕はこの映画をもう一度観たいと心から思います。


予告編が観られます ⇒ おくりびと公式サイト

脚本家:小山薫堂さんの話が読めます ⇒ eiga.com

葬儀たそがれ日記 ⇒ 「納棺師の記憶」


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2008年09月10日 Posted by のろ at 16:58 | 映画日記 | この記事のURL
試写会に行って来ます(^^♪


マロニエリビングで申し込んでた「おくりびと」の試写会ご招待チケットが当たりました。

今回の試写会に外れたとしても観に行こうと考えていた分、人よりも早く、しかもタダで観られるってことに「感謝!感激!雨こんこん!」の気分です(^^♪♪♪♪


映画「おくりびと」への僕の思い入れは、以前このブログでも書いたことがありますので、興味のある方はご覧ください・・・かなり長いけど(@_@;)

≫≫ 納棺のはなし

≫≫ おくりびと公式ホームページ(p_-)

2008年08月03日 Posted by のろ at 01:25 | 映画日記 | この記事のURL
生きる


命短かし 恋せよ乙女


今日、黒澤明監督の「生きる」を見ました。

志村喬さん主演のこの映画。いつだったろ?黒澤映画ではないけど、まったく同じストーリーのドラマを観た記憶が僕にはあります。でも、いつだったんだろ?

そんなことを考えながら映画を観ていました。

いくら考えてもわからないのでネットで調べてみました。ありました。去年の9月にテレビ朝日系で放送された秋のスペシャルドラマ「生きる」。

そうか、あれは去年の話だったのか・・・・。
リメーク版「生きる」についての優良ブログ ⇒ 「日々の細道



54年ぶりにリメークされた「生きる」。このドラマは、先に黒澤映画を観ていた方にはいろいろとツッコミを入れたくなるところも多かったようで、「ブログ:プラトンの洞窟」を書かれた方のように観るに耐えない、と批評する人も多かったみたいですね。この時はまだ黒澤作品の「生きる」を観ていなかったので、ある意味、救われていたのでしょうか(^^?

しかしオリジナルを観た今となっては、「プラトンの・・・」を書かれている方の気持ちは良くわかります。映画が好きな人にとって、リメークされた映画ほど観るに耐えないものはないでしょうから・・・
※もちろん例外はあります(^^♪

僕も、先に黒澤映画「生きる」を観ていたら、おそらく同じ感想を持ったと思います。とはいえ、松本幸四郎さんの演技もとても素晴らしいものだったと思っていますし、先にドラマを観ていたからこそ、今日の「生きる」を観ることが出来たんだと思っています。



渡辺勘治役の志村喬さん。素晴らしいですね。特に、目の演技?がすごい。演技というのか凄みというのか?すべてにおいて大人の映画を観たという気がします。また、小説家役で登場した伊藤雄之助さんと役所の部下・とよ役の小田切みきさんがとても素敵でした。



劇中で、志村さんが「ゴンドラの唄」を歌うシーンが2度あります。ひとつは、自分が癌であることを知り、自分の生きている意味がわからずに苦悩しているところで知り合った小説家によって、夜の繁華街をはじめて経験し、雑多で華やかな人々で溢れるクラブにありながらピアノの伴奏に合わせて歌うシーン。(このシーンで、いままで賑やかだったまわりの人たちが一気に引いていくところが印象的でした。)

もうひとつは、生きがいだった公園計画をやり遂げた後、雪の降る中でひとりブランコに揺られながら歌うシーン(この後、この公園で勘治は死ぬわけですが)。

同じ歌ですが、片や絶望の中で歌う声と、片ややり遂げた満足感の中で歌う声では、あきらかに声のハリが違っています。また、深夜の公園でブランコに揺られる勘治の姿を見た駐在が通夜の晩に焼香に訪れ、その時の勘治の姿が「楽しそうだった・・・」と告げたシーンと、喪主である息子(金子信夫さん)が父の気持ちに気がつくシーンにはジーンときました(まったく、気がつくのが遅いっつうの(T_T))。

生きがいを見つけだした勘治の後ろでハッピーバースデーが聞こえるシーンや本編の約3分の1が通夜の席でのシーンだったことも印象的で、まるで「12人の怒れる男たち」を観ているような気がしていました。

繰り返しになりますが、黒澤作品は大人の映画だって思い知らされた日となりました。


音楽が流れます ⇒ 「ゴンドラの唄」





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2008年07月23日 Posted by のろ at 03:23 | 映画日記 | この記事のURL
Life 天国で君に逢えたら


「僕は、臆病で不器用な人間なんだ。だから、今まで生きてきたように、ただ風に身を任せて今を生きていればいいんだ・・・」


先日、WOWOWで 『 Life 天国で君に逢えたら 』 という映画が放送されました。大沢たかおさんが主演するというだけで観た映画でしたが、感動しました(T_T)

この映画は、日本人で唯一、プロのウィンドサーファーとしてワールドカップで活躍し続けた飯島夏樹さんが、肝細胞ガンと闘いながらも病床でつづった「天国で君に逢えたら」「ガンに生かされて」を基に映画化されたものです。

ストーリーは、飯島さんが自らの死を受け入れるまでの葛藤の日々と、自分に残された時間がわずかであることを怖れずに、残りの人生を自分らしく生きようとする姿を丁寧に描いています。また、ブログを通じてファンとの交流を深めると同時に、自分のブログによって救われたという言葉に生きがいを見出した後は、病床にあって尚執筆を続けようとする彼と、それを支える家族と仲間たちの姿も見事に描かれています。


なんとなくですが、サーフィン、海、サザンの音楽が揃っている映画を見ると、バブル全盛期のなつかしのホイチョイ映画 『波の数だけ抱きしめて(音楽はユーミン)』 と同じ雰囲気を感じてしまう悪い癖がついているようで、最初、この映画にも同じものを感じました。だからこそ、この映画に魅力を感じたんだと思います。

また、飯島さんの奥さん役を伊東美咲さんが演じられていますが、僕にはどうしても中山美穂さんにしか見えない・・というところも、ホイチョイを感じた理由かもしれません(^^♪

しかし、若い頃に見ていた時と確実に違っていたのは、自分にもいつか必ず訪れる人生の終末期をこの映画のように過ごせたら最高だよなぁ・・ってしみじみ考えていたことでした。

僕と同年代付近の方、または昔を懐かしむおじさん方には、なにかしら考えさせられる映画だと思いますのでおすすめします。


飯島さんは2005年、妻と子どもたちに見守られながら38歳の若さでお亡くなりになりました。飯島夏樹さんのご遺徳を偲び、哀悼の意を表します。

●おすすめブログ ⇒ 飯島夏樹さん公式ブログ

●映画公式サイト ⇒ 『 Life 天国で君に逢えたら 』



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2008年06月28日 Posted by のろ at 08:27 | 映画日記 | この記事のURL
映画 『まぼろしの邪馬台国』


今年11月、堤幸彦監督・吉永小百合主演で宮崎康平著「まぼろしの邪馬台国」の映画が公開されます。

小百合さんが主演ということでおわかりだと思いますが、邪馬台国というよりは、康平さんと奥様(宮崎和子さん)が「まぼろしの邪馬台国」の本を完成させるプロセスを題材にした映画みたいです。


『あなたと過ごした毎日は、ほんとうに幸せだった』


なんにしても、宮崎夫婦と邪馬台国に注目が集まることはいいことです。今から楽しみな映画の一つです。


しかし・・なぜ?さださんが音楽を担当しなかったんだろ?せめて主題歌だけでもさださんに歌って欲しかった・・・と残念でなりません。



映画の詳細はこちら ⇒ 映画『まぼろしの邪馬台国』公式サイト


−追記(08.09.15)−
「おくりびと」を観にいったときに手に入れた「まぼろしの・・・」のチラシを読んでいたら、解説の中にさださんの名前がありました。

(以下、パンフレットの記事から抜粋)
宮崎康平は、「島原の子守唄」の詩作者としても知られ、さだまさしの「関白宣言」に影響を与えた人物とも云われる。
−以上− 


「島原の子守唄」は、グレープのライブアルバム「三年坂」にも収録されている曲です。

この映画の中に、やっと宮崎さんとさださんとの接点が見つけることが出来ました。この記事を書いた方も著者とさださんとのつながりの深さを知っていたんでしょね。

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