2008年07月23日
Life 天国で君に逢えたら
「僕は、臆病で不器用な人間なんだ。だから、今まで生きてきたように、ただ風に身を任せて今を生きていればいいんだ・・・」
先日、WOWOWで 『 Life 天国で君に逢えたら 』 という映画が放送されました。大沢たかおさんが主演するというだけで観た映画でしたが、感動しました(T_T)
この映画は、日本人で唯一、プロのウィンドサーファーとしてワールドカップで活躍し続けた飯島夏樹さんが、肝細胞ガンと闘いながらも病床でつづった「天国で君に逢えたら」「ガンに生かされて」を基に映画化されたものです。
ストーリーは、飯島さんが自らの死を受け入れるまでの葛藤の日々と、自分に残された時間がわずかであることを怖れずに、残りの人生を自分らしく生きようとする姿を丁寧に描いています。また、ブログを通じてファンとの交流を深めると同時に、自分のブログによって救われたという言葉に生きがいを見出した後は、病床にあって尚執筆を続けようとする彼と、それを支える家族と仲間たちの姿も見事に描かれています。
なんとなくですが、サーフィン、海、サザンの音楽が揃っている映画を見ると、バブル全盛期のなつかしのホイチョイ映画 『波の数だけ抱きしめて(音楽はユーミン)』 と同じ雰囲気を感じてしまう悪い癖がついているようで、最初、この映画にも同じものを感じました。だからこそ、この映画に魅力を感じたんだと思います。
また、飯島さんの奥さん役を伊東美咲さんが演じられていますが、僕にはどうしても中山美穂さんにしか見えない・・というところも、ホイチョイを感じた理由かもしれません(^^♪
しかし、若い頃に見ていた時と確実に違っていたのは、自分にもいつか必ず訪れる人生の終末期をこの映画のように過ごせたら最高だよなぁ・・ってしみじみ考えていたことでした。
僕と同年代付近の方、または昔を懐かしむおじさん方には、なにかしら考えさせられる映画だと思いますのでおすすめします。
飯島さんは2005年、妻と子どもたちに見守られながら38歳の若さでお亡くなりになりました。飯島夏樹さんのご遺徳を偲び、哀悼の意を表します。
●おすすめブログ ⇒ 飯島夏樹さん公式ブログ
●映画公式サイト ⇒ 『 Life 天国で君に逢えたら 』
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