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愛媛県伊予市の市営団地の部屋で１７歳の少女が遺体で見つかった事件で、死亡した少女は、この部屋にほぼ住み込む形でふだんから家事などの手伝いを負わされていたとみられることが、少女の知人らの証言で分かりました。
警察は、少女がこの部屋で日常的にどのような扱いを受けていたのかについても調べています。

１５日、愛媛県伊予市にある市営団地の部屋の押し入れで、松山市に住む無職の大野裕香さん（１７）が遺体で見つかり、この部屋に住む３６歳の無職の女窪田恵(36)容疑者と１６歳の長男、それに、長男の友人で１８歳と１６歳の少年の合わせて４人が死体遺棄の疑いで逮捕されました。
これまでの調べに対し、４人のうちの数人が「警察が来たので慌てて遺体を押し入れに隠した」などと、容疑を認める供述をしていることが、警察への取材で分かりました。
死亡した少女は、およそ１年前からこの部屋に出入りするようになったとみられていますが、それ以降、部屋にほぼ住み込む形で、買い物の荷物運びや子どもの世話などの家事の手伝いを負わされていたとみられることが、少女の友人や近所の住民の証言で分かりました。
警察は、少女の全身に複数のあざが見つかったことから、ふだんから暴行を受けていた疑いがあるとみていて、少女がこの部屋で日常的にどのような扱いを受けていたのかについても調べています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140817/t10013860001000.html

死亡の少女１カ月前も顔腫らす　容疑者宅「少年のたまり場に」　周辺とトラブル絶えず

　「多いときには部屋に１４、１５人はいた。部屋で騒ぐなどうるさかった」

　周辺住民によると、大野裕香さんが遺体で見つかった無職の女の部屋は、普段から女の子供の友人が数多く出入りしていたという。ベランダで花火をしたり物を壊したりするなど周囲とのトラブルも絶えず、周辺住民はこれまで何度も伊予市や県警伊予署に相談していたという。

　住民の女性は「普段から暴力的な行為が多かったみたいだ。１４日夜も物音や女性の叫び声などが聞こえた」。別の女性も「あの家族が迷惑で出ていった人もいる。何かが起きてからでは困るので、住民のほとんどは市に相談していたはず」と話す。

　女の親族という男性（６５）は「午前２時過ぎまで騒いでいたり、たまり場のようになっていた。未成年なのに（子供の）友人がたばこを吸っているのをみたこともある」と話した。

　現場の部屋に十数回出入りし、大野さんにも会っていたという２０代の男性は「約１カ月前に（大野さんに）会ったときも顔が腫れ上がっていた」と大野さんが暴行を受けていた可能性を示唆し、「本人は『大丈夫』と話していたが、横になっていた。けんかも多く、いつか何かが起こるのではと感じていた」と話した。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140815/waf14081521350031-n1.htm?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

窪田恵容疑者と少年ら、大野裕香さんの関係と詳細-伊予市殺人死体遺棄事件

8 月 15 日に愛媛県伊予市下吾川にある市営新川団地 3 階の部屋の押し入れから17歳の女性の遺体が発見された事件で、窪田恵容疑者( 36 )と少年3 人が死体遺棄容疑で逮捕された。この事件が特異なのは、窪田容疑者の自宅が少年らのたまり場となっており、今回、遺体で発見された大野裕香さん( 17 )は事件現場となった窪田容疑者の自宅に居候をするような形で同居していたという。逮捕された窪田容疑者と 3 人の少年らと大野裕香さんが、どのような関係だったのか。また、現在報道されている範囲で分かっている事件の詳細をまとめてみました。
(i)
逮捕された人物

窪田恵容疑者( 36 )
窪田容疑者の長男( 16 )・無職
16 歳の少年・土木作業員
18 歳の少年・土木作業員

以上が逮捕された 4 人だが、逮捕者の少年の中に窪田容疑者の長男が逮捕されている事が新たに分かった。
事件の発覚まで

事件が発覚したのは 8 月 14 日 23 時 45 分頃に「 女性が暴力を振るわれている 」と警察に通報があった。警察官が現場の伊予市下吾川にある市営新川団地 3 階の部屋に駆けつけ、部屋の中を調べると押し入れの中から毛布にくるまれた遺体が発見された。

遺体は愛媛県松山市山越 2 丁目在住の大野裕香さん( 17 )と判明した。大野さんは窪田容疑者の長女( 18 )の友人だという。

窪田恵容疑者と少年ら、大野裕香さんの関係と詳細-伊予市殺人死体遺棄事件

近所の住民にいると大野さんは 1 年ほど前から目撃されており、この頃から窪田容疑者の自宅に出入りしていたか、同居をしていたと思われる。大野さんが窪田容疑者と同居するようになった時期と理由は今の所わかっていない。また、大野さんは 6 月に松山市の自宅を出たまま行方が分からなくなっていて 7 月 19 日に大野さんの両親から行方不明届が出ていたという。

付近の住民は「 長女の友人の女の子が 1 年前から同居していて、三女とよく遊んでいた 」と証言している。

大野さんは窪田容疑者の家族や出入りしている少年らから度々、暴力を振るわれている姿が付近の住民らに目撃されており、心配した住民らが「 このままでは殺されるかもしれない 」と市や警察へ相談していたが、警察側は「 事件にならないと動けない 」という対応をしたという。一方、市は度々、窪田容疑者宅を訪れたり電話をかけたりしたが大野さんと会う事は出来なかったという。

大野さんは窪田容疑者の子供の世話をさせられたり、荷物を運ばされたりしていたという。深夜には度々、大野さんと思われる声で「 助けて 」「 やめて 」などの叫び声が聞こえていたという。

住民は「 家のゴミ出しなどをさせられていたが、1 か月ほど前から見なくなった 」と証言している。また別の住民は「 1 か月程前に窪田容疑者の長女から激しく暴行を受けていた。それから見なくなった 」と話している。
事件の主な時系列
年月日

出来事
2010年〜2011年頃 窪田容疑者の部屋に少年らが出入りし始める
2012年〜2013年頃 窪田容疑者の長女と同年代の女性が同居していた。
大野さんかどうかは未確認。
2012年4月 大野さんの不登校について家族が児童相談所に相談。
2013年10月 窪田容疑者から暴力を受けた子供を児童相談所が保護。
2013年秋頃 大野さんが窪田容疑者らから監禁状態にされる。
※大野さんが窪田容疑者の部屋で同居を始めた時期が不明の為、真偽不明。
2014年4月 大野さんの両親が窪田容疑者の部屋に家出している件で、
県の児童相談所に相談。
6月24日 窪田容疑者の子供と大野さんが「 けんかをした 」と伊予署に出頭。
警察は 2 人とも「 自分が悪い 」と話しており、けがの程度が軽かったため帰宅させた。
6月27日 大野さんが愛媛県松山市の自宅から家出。
7月頃 住民らが大野さんの姿を見なくなる。
7月18日 市営住宅の住民らが集まり、会合を開いた。
その席で市の職員に「 若い女性がおり、このままでは殺されるかもしれない 」と対応を求めた。
しかし、この時のやり取りを市の職員は警察へ届け出ていなかった。
7月19日 大野さんの両親が行方不明届を提出
近所の住民からの通報で捜査員が窪田容疑者宅を訪問。
留守で会えなかったが、その後、窪田容疑者と電話連絡が取れ、
窪田容疑者は大野さんに関し「 1〜2 週間前に出て行った 」と説明した、という。
8月14日23時45分頃 「 女性が暴力を振るわれている 」と警察に通報。
8月15日 通報を受けた警察官が窪田容疑者の部屋を捜索したところ、
部屋の押し入れから大野さんの遺体を発見。
窪田容疑者とその長男と少年2人を死体遺棄容疑で逮捕。
遺体の見つかった部屋では親子 5 人が暮らしていた

県警によると、大野さんの遺体が発見された部屋の間取りは 3DK で、遺体が見つかった押し入れは、南側に面した 6 畳の和室にあったという。死後、数日が経過しているとみられ、大野さんの顔には複数のあざがあり、かなり腫れ上がった状態で性別の判別が難しい程で、特に右目の腫れが酷かったという。

その部屋に窪田容疑者を含む 5 人で暮らしていたが、この部屋は少年らのたまり場となっており、10 人程の男女が出入りしていたという。そして 1 年程前から大野さんが同居するようになったという。

窪田恵容疑者と少年ら、大野裕香さんの関係と詳細-伊予市殺人死体遺棄事件

どのような経緯で大野さんが窪田容疑者と同居するようになったのかは今の所、不明だが、窪田容疑者の長女( 18 )の友人だったという事が関係しているのだろうか。

少年らのたまり場となっていた窪田容疑者の部屋

大野さんの遺体が発見された当時も、窪田容疑者の部屋には長男( 10 代後半 )の友人らが数名居たといい、窪田容疑者の子供と友人らのたまり場となっていたようだ。

1 〜2 か月前にこの部屋に入ったことがある窪田容疑者の知人によると大野さんは「 顔は腫れていた 」という。付近の住民らの証言をまとめると大野さんは日常的に窪田容疑者や、その長女、出入りしている少年らから暴行を受けていた可能性が非常に高いとみられる。

また、捜査関係者は大野さんが死亡した経緯についても、窪田容疑者や少年らが詳しい事情を知っているものとみて慎重に捜査していると思われます。
児童相談所、大野さんの所在を把握していた

大野さんの両親は 2 年前の 4 月以降、3 回にわたり県の児童相談所に「 娘を連れ戻したいが、娘が嫌がって戻ってこない 」と相談をしていたという。児童相談所は去年の 12 月に大野さんが窪田容疑者の部屋に居る事を把握していたという。

そして今年の 4 月までの間に大野さんの保護者が連れ戻そうとして複数回にわたり、窪田容疑者の部屋を訪ねたが、大野さんは拒み、児童相談所としても自分の意思で居住している為、強制的に連れ戻すことは不可能だと判断したという。
窪田容疑者と少年らと大野裕香さんとの関係

逮捕された窪田容疑者と少年 3 人は、窪田容疑者の長女と長男らの友人だと考えられる。また死亡した大野さんと窪田容疑者の長女( 18 )は友人だったという事がわかっているが、逮捕された少年らも大野さんと面識があったという。

恐らく、少年らは大野さんが同居していた窪田容疑者の部屋に頻繁に出入りしていた為、顔見知り以上の知り合いだったとみられる。逮捕時には窪田容疑者の子供ら以外に少年らが一緒に居たと報道されているが、逮捕された少年らがこの少年らなのだろう。
日常的な暴力を受けていた

大野さんと窪田容疑者・少年らに何があったのか。大野さんに対し、暴力を振るうように指示していたのは窪田容疑者本人だったという。また、検視の結果、遺体の全身に多数の皮下出血の痕があり長期間にわたり暴力を受けていたとみられる。付近住民らの話をまとめると、日常的に暴力を受けていた可能性が非常に高いと思われる。

日常的な暴力を振るわれていたと思われる大野さんが、暴力を振るわれるようになったキッカケなどについてはまだわかっていない。

大野さんと同世代の女性の同居か

大野さんは約 1 年半前から窪田容疑者の部屋に寝泊まりをするようになり、同時期には同世代の少女もいたという。その少女が今、どううなっているのかはわかっていない。

この事から大野さんは家出と窪田容疑者の部屋で寝泊まりを繰り返し、それから同居をしたと思われる。
大野さんは監禁されていた

大野さんは昨年の秋頃から窪田容疑者や少年らから監禁されていた事がわかった。関係者によると、大野さんは窪田容疑者の部屋に閉じ込められ、アルバイトを辞めさせられるなどしていたという。

大野さんの友人によると、昨年の秋ぐらいから窪田容疑者の部屋に閉じ込められがちになって、バイトも行けないようになり辞めたという。さらに、窪田容疑者の知人の話では、洗濯から食器洗い、さらには幼い窪田容疑者の子供の保育所の送迎などの家事全般を押し付けられ、無理やり無理やりやらされていたという。

大野さんは最初は窪田容疑者らと仲が良かったというが窪田容疑者の知人は「 2 か月ほど前から険悪な雰囲気だった。2〜3 週間前には目が腫れ上がるなど顔がひどいことになっていた。」と話す。

何故、大野さんと窪田容疑者の仲が悪くなり、監禁されるに至ったのか。今の所、これ以上の詳しい情報は入っていない。

http://www.xanthous.jp/2014/08/15/iyo-city-abandoning-a-corpse-2/




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