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2014年08月06日

佐世保 事件に気付く機会あったのに・・・対策とれず



長崎県佐世保市で高校1年生の女子生徒が殺害された事件で、逮捕された同級生の女子生徒の問題行動や特異な言動に関係者が事件が起きる前に気付く機会が何度かありながら、結果として有効な対策が取られず事件の発生を防ぐことができなかったことが、関係者への取材で分かってきました。

警察によりますと、ことし3月、当時中学3年生だった女子生徒は、深夜、寝ていた父親を金属バットで殴り大けがをさせたということです。
しかし関係者によると、父親は周囲の人に「階段から転んだ」と話し、警察には届け出ませんでした。
この出来事をきっかけに、父親は女子生徒を2つの病院の精神科に通院させるようになりました。
また4月からマンションで1人暮らしをさせたのもこれがきっかけでした。
ことし6月には医師から危険性を知らせるサインが出されていました。
長崎県によりますと、女子生徒を診察していた精神科の医師が「女子生徒はこのままでは人を殺しかねない」と、県の児童相談所の部門に電話で相談してきたということです。
医師は、女子生徒が小学生のころ給食に異物を混入させたことや、父親を金属バットで殴ったこと、それに猫を解剖したことなど、問題行動を具体的に挙げて公的な支援を行うよう求めたということです。
しかし医師は自分の名前を告げましたが、女子生徒については個人情報だとして匿名にしていました。
児童相談所の部門は生徒を特定できないとして、結果として具体的な対策を取りませんでした。
長崎県は、相談を放置したと言われてもしかたがないとして当時の対応を検証するとしています。
先月7日には、医師が両親に女子生徒が猫を殺していたことを伝えました。
そのうえで、動物虐待などで児童相談所や警察へ相談することを検討するよう話したということです。
事件の3日前には、女子生徒から家族に直接的なメッセージがありました。
父親の代理人の弁護士によりますと、先月23日、女子生徒は父親の再婚相手から「猫を殺すのが楽しいの」と聞かれ、「うん」と答えたといいます。
さらにこのとき「人を殺してみたい」という趣旨の発言をしたということです。
これを受けて両親は2日後の25日、医師やカウンセラーと対応を協議しました。
このときの詳しいやり取りは明らかにされていませんが、まず児童相談所に相談することを決めたということです。
25日の夕方、父親は佐世保市にある県の児童相談所の部門に電話をしましたが、時間外のため担当者が不在で相談できなかったということです。
このため両親は2日後の27日に直接訪れることを決めました。
27日は女子生徒の誕生日の前日で、親子3人で焼肉を食べに行ってスマートフォンをプレゼントする約束をしていたということですが、事件はその前に起きました。
「治療施設速やかに探すべきだった」

今回の事件について少年犯罪に詳しい精神科医の町沢静夫さんは、「父親をバットで殴り大けがをさせた時点で人を殺したいという欲求が明らかであり、すぐに入院をさせなくてはいけないほど危険な状況だった。医療機関や家族だけでは入院できる施設を探すことには限界があり、児童相談所は連絡を受けた時点で危険性を認識して、バックアップをもっと積極的に行うべきだった」と指摘しています。
一方で、「現在はリスクが高いと感じてもなかなか長期で入院できる治療施設を見つけにくいのも事実だ。危険な兆候があった場合に速やかに入院できるよう、医療機関や行政、警察が連携して入院施設を決めたり、あらかじめ施設を指定しておいたりするなどの仕組み作りを急ぐ必要がある」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140805/k10013572671000.html



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