2016年11月30日
コロンビアの新たな和平合意案 議会で審議始まる
コロンビアの新たな和平合意案 議会で審議始まる
南米コロンビアの議会は、政府と反政府ゲリラ組織が国民投票での否決を受けてまとめた内戦終結に向けた新たな和平合意案について審議を始めました。
コロンビアでは、反政府ゲリラ組織「FARC(ファルク)=コロンビア革命軍」と政府との間で半世紀以上続く内戦を終結させようと、4年近く交渉して和平合意案をまとめましたが、先月(10月)の国民投票で否決されました。しかし、サントス大統領がノーベル平和賞に選ばれたのをきっかけに、双方が修正を加えた新たな合意案をまとめ、24日に署名していました。
政府は、議会での承認をもって和平の成立とする方針で、29日、まず議会上院での審議が始まりました。審議では、「不完全な合意案かもしれないが、内戦が続くよりはよい」という意見や、「再度、国民投票で決めるべきだ」などの意見が出ています。
新しい合意案にはFARCの資産を没収し、内戦の犠牲者の遺族への補償に充てることなどが明記された一方で、FARCの政治参加や罪を認めた場合の刑の減免といった前回の合意案で国民の反発が強かった点は変わっていません。
新たな合意案は、下院でも審議が行われ、来月(12月)1日、承認の賛否を問う投票が上下両院で行われる予定です。地元メディアは、与党などの賛成多数で承認される可能性が高いと伝えていますが、一部の政党が強く反発していて、審議の行方が注目されます。
南米コロンビアの議会は、政府と反政府ゲリラ組織が国民投票での否決を受けてまとめた内戦終結に向けた新たな和平合意案について審議を始めました。
コロンビアでは、反政府ゲリラ組織「FARC(ファルク)=コロンビア革命軍」と政府との間で半世紀以上続く内戦を終結させようと、4年近く交渉して和平合意案をまとめましたが、先月(10月)の国民投票で否決されました。しかし、サントス大統領がノーベル平和賞に選ばれたのをきっかけに、双方が修正を加えた新たな合意案をまとめ、24日に署名していました。
政府は、議会での承認をもって和平の成立とする方針で、29日、まず議会上院での審議が始まりました。審議では、「不完全な合意案かもしれないが、内戦が続くよりはよい」という意見や、「再度、国民投票で決めるべきだ」などの意見が出ています。
新しい合意案にはFARCの資産を没収し、内戦の犠牲者の遺族への補償に充てることなどが明記された一方で、FARCの政治参加や罪を認めた場合の刑の減免といった前回の合意案で国民の反発が強かった点は変わっていません。
新たな合意案は、下院でも審議が行われ、来月(12月)1日、承認の賛否を問う投票が上下両院で行われる予定です。地元メディアは、与党などの賛成多数で承認される可能性が高いと伝えていますが、一部の政党が強く反発していて、審議の行方が注目されます。
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