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2017年04月23日

「夜の生放送」に活路を見い出すテレビ朝日 その狙いは?

「夜の生放送」に活路を見い出すテレビ朝日 その狙いは?

 4月の番組改編で、他局とは違った動きを見せたのがテレビ朝日だ。最近ではめっきり数が減った夜の生放送番組を相次いで投入しているのだ。その狙いについてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 22、23日に報道・情報番組『サタデーステーション』『サンデーステーション』(ともに20時54分〜)がスタートしました。さらに、18日には『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(23時15分〜)がスタートします。つい先日までその時間帯に放送されていた『中居正広のミになる図書館』がゴールデンタイムに移動(20時〜、初回は19時〜2時間SP)して、24日にスタートします。

 3番組の共通点は生放送。現在、民放各局でゴールデンタイムに生放送されているのは、『ミュージックステーション』だけであり、いかに異例であるかが分かります。しかも、これらの番組を制作しているのはすべてテレビ朝日。なぜ他局が避ける生放送という独自路線を進もうとしているのでしょうか。

◆生放送ならではの緊張感とハプニング

 ネットの普及でクレームが寄せられやすくなり、コンプライアンスへの配慮が求められるなど、以前よりも放送内容の精査が必要な時代になりました。当然ながら生放送は編集ができないため、その精査はすべて事前に行わなければいけませんし、時間やカメラワークなどのミスも許されません。
タグ:テレビ朝日
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