キックなしのルールでハイキックは意図的としか思えない。
Yahoo!より、
ボクシングの試合でハイキックKO!ありえない結末に非難轟々、選手は”永久追放”に
10/23(水) 22:44配信
イーファイト
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6e3a0b318163a0f18df36fe72cae2fe6caf1944
記事より、
10月20日(日・現地時間)タイ・プーケットで行われたプロボクシング[スーパーライト級 4回戦]では、なんと4Rにハイキックで相手を倒す事態が勃発。蹴られた相手は失神し、即座に試合はストップした。
ハイキックした選手はONEにも出場しているMMAファイターで、自身のSNSで「あの蹴りは無意識に出してしまった」と書いているが、世界的に炎上し非難轟々。BOX RECでは”無期限の出場停止”としている。
ハイキックした選手はMMA4戦無敗、全て打撃でフィニッシュしているイドリス・アブドゥラシトフ(21=ロシア)。ロシアのACAで活躍し、今年9月にはONEフライデーファイトでも勝利している。SNSのプロフにはムエタイでも3勝無敗とのことだ。
今回はプロボクシング初挑戦で、ボクシング2勝(2KO)のイラン人ボクサー、バゲル・ファラジとの対戦。
試合は1Rから大荒れで、本職の相手に打ち込まれ、苦戦するアブドゥラシトフが、投げやバックブロー、ヘッドロックなど反則の嵐。
3Rにはアブドゥラシトフが蹴ろうとしたのか、ヒザを上げようとする動作があり、警告もされる。
そして4R、ボディを効かされ、相手のラッシュにほぼ一方的な展開に追い込まれたアブドゥラシトフが、なんと突然左ハイキック!
まさかこの距離でパンチが来るとは思わない相手はガードを下げており、まともに食らって棒立ちに倒れた。レフェリーは口をあんぐり”ありえない”という顔をして、試合をストップした。
リングは敵味方陣営が入り乱れ騒然。アブドゥラシトフは失格となった。
コメント
MMA選手が異なる競技ルールのもとで戦う際には、そのルールを完全に理解し遵守することが極めて重要です。特に、ボクシングのような特定の打撃技のみが許可されている競技において、MMAファイターがハイキックを使用するのは、単なるミスを超えた行為であり、スポーツマンシップにも反します。
この事件におけるイドリス・アブドゥラシトフ選手の行動は、競技間のルールの違いを理解し尊重することの重要性を浮き彫りにします。彼はMMAとムエタイでの経験を持ちながら、ボクシングの試合でハイキックを行い、相手選手を失神させてしまったことで、世界的な非難を浴びています。彼が「無意識に出してしまった」と述べているにせよ、スポーツ選手としての自制とプロ意識が問われる事態です。
プロフェッショナルとしての行動は、その競技における信頼と尊重の基礎です。ルールを守ることは、自分自身と対戦相手への尊敬の表れであり、観客に対する責任でもあります。このような行為が繰り返されると、競技の品位を損ねるだけでなく、関連する全ての選手の評価にも影響を与えかねません。
今回の事件は、異なるスポーツ間での参戦を考える際に、ただ単に技術的な準備を整えるだけでなく、ルールや文化に対する深い理解と適応が必要であることを教えています。これは他の競技への挑戦を考えている選手にとって、重要な教訓となるでしょう。
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