給料が安いからダメなのだ。
これが高級取りならほとんどのことが解決するのではないか?
あとは自動運転技術の発達とのタイミングのような気がする。
安い運賃は維持できないということだ。
働き方改革でトラック業界でも(建設業界でも同様)残業時間が制限される。
いわゆる、働かない、長時間働けない改革だが、このことで運送業界は破綻することは目に見えている。
効率化を進め、かつ、それに見合う高給を支払、トラックドライバーの精鋭たちで回さないと無理だろう。
Yahoo!より、
「うまくやってよ」のしわ寄せで長時間労働――トラックドライバーに一晩密着。「働き方改革」は可能か
9/10(土) 12:00配信
Yahoo!ニュース オリジナル 特集
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ff92383b4d43ba9f60fb5d363c05cdc42cab315
き
「職業に貴賤はないってよく言われますけど、格差は確実に存在しています」。40歳のトラックドライバーは言う。深夜に走るトラックドライバー。スーパーやコンビニには毎日新鮮な食品が並び、ネットで購入した商品はすぐに宅配ロッカーへ届く。社会インフラを支え、コロナ禍でエッセンシャルワーカーとしてその存在を意識されるようになった。しかし、仕事の現場で何が起きているかはあまり知られていない。一晩密着取材すると、物流業界が抱える問題と、世間から求められる「利便性」のしわ寄せが見えてきた。(取材・文:橋本愛喜/撮影:佐藤洋紀/取材協力:大賀運輸/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)
運転手なのに数千個におよぶ荷下ろし作業も
神奈川県川崎市に事業所がある運送企業「大賀運輸」(本社・東京都世田谷区)でトラックドライバーをしている伊藤健次さん(40)。普段は昼間、大型車でルート配送を担当しているが、時折ピンチヒッターとして中長距離も走る。
この日は、神奈川県相模原市から宮城県仙台市までの中距離輸送。片道約460キロの距離を、国によって定められている1日の最大拘束時間「16時間以内」で、一人で往復する。
会社を出発し、21時ごろ荷物の積み込み先に到着。今回の荷物は量販店の飲料だ。慣れない現場では、想定外のことがよく起きる。
トラックドライバーは運転だけしていると思われがちだが、時に数千個におよぶ荷物の積み下ろし作業も業務となる。場合によっては検品、ラベル貼り、棚卸し、商品の陳列まで担うことも。本来これらの作業には料金が発生するはずだが、実際の現場ではその多くが「無料」扱いだ。
伊藤さんは積み込み後、高速道路を4時間ほど走ったところで、パーキングエリアに立ち寄った。「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」というトラックドライバーに関する改善基準の中に、4時間走ったら最低30分休憩を取らねばならないという決まりがある。通称「430」(よんさんまる)――。
本来は長距離を走るドライバーに配慮したルールのはずだが、現状は逆に足かせになっている。サービスエリアやパーキングエリア(SAPA)の駐車マスが足りていないからだ。
物流業界には、2024年に「働き方改革」による大きな変化が待ち受けている。働き方改革関連法は2019年にほとんどの職種で施行されているが、職業ドライバーは「長時間労働の改善に時間がかかる」という理由から、施行に5年の猶予が与えられた。同法が施行されることにより、職業ドライバーの時間外労働は年間960時間に制限される。
慢性的な人手不足や非効率な荷待ちが解消されないなか、労働時間が減ると、全国で荷物が運べなくなる事態が起こりかねず、業界はこれを「2024年問題」として危惧している。
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