あくまでオイルダンパーのメーカーなので、記事で紹介されているようなものが今回の制震構造で使われているとは思えないのだけれども。
免震はおそらく安全性に大きな問題がないのはそのとおり。
制震構造はものによるとしか言いようがない。
マンションについては、資産価値の下落を嫌ってマンションの住民は公表にOKを出さないだろうから、いつまで経っても表にでてくることはないだろう。
また、KYBに損害賠償請求をするのか販売業者に損害賠償をするのかについては、いずれもあり得るだろう。工事は特殊な構造であるため、施工した業者が行うことになるのは確実。
工事の内容は実際はダンパーの交換という内容になるからで、本来は想定されている工事の範囲内のはずだからである。
資産価値については、耐震偽装というレッテル、少なくとも建築基準法違反の状態のままでは資産価値が暴落するのは確実。ダンパーの交換、また、大臣認定の撮り直しなどで汚名挽回して、資産価値に毀損がなくなるかというのは判断が難しい。
誰だって、ついていたダンパーは問題のない不正のないものだったという説明があったならまだしも、交換は必要ですという物件だとすれば、少なくとも交換が済むまではあえて中古物件を買おうとしないだろう。
安全性に問題はないという話は住民にとってはプラスだけれども、そもそもトラブルがあった事自体がマイナスなのが外からの人の見方だ。
Yahoo!より、
もし自分のマンションがKYBだったら
櫻井幸雄 | 住宅評論家
10/22(月) 11:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/sakuraiyukio/20181022-00101248/
記事より、
・KYBによるデータ改ざん問題が波紋を広げている。同社の制震ダンパーはマンションにも使われており、「購入したマンションの装置がKYBだったら、どうしよう」と不安を抱いている人が少なくないだろう。 現在、KYBから公表されていることは少ない。この時点での論評は控えようと思ったが、不安を抱いている人も多いと考え、制震ダンパーに関する正しい知識をまとめた
・免震装置だけでは建物が揺れ続けるため、揺れを収束させる装置が必要になる。それが、今回問題になっている制震ダンパー
・制震ダンパーは建物を支えているわけではない。支えているのは、積層ゴムの免震装置である。免震装置の横に取り付けられ、揺れを収束する補助的役割を果たすのが制震ダンパー
・免震構造のマンションでは、建物の基礎部分や中間部分に取り付けてある制震ダンパーを外し、正しい数値の制震ダンパーに取り替える、という処置が一つずつ行われることになる。その際、建物内での作業は行われないので、生活への影響は少ない
・制震ダンパーを交換するため、壁を壊す必要がある。場合によっては、共用部分だけでなく、住戸内の壁を壊す可能性もありそうだ。そうなると、該当する住戸の住人は一時、別の場所に引っ越すことが求められるだろう
・ダンパーの交換が必要な場合、工事はマンションの売り主である不動産会社の責任で行われる
・補償を行った上で、不動産会社はKYBもしくはKYBに装置取り付けを発注した建設会社に対して損害賠償を求める段取りとなる。
・つまり、住人がKYBに詰め寄って、交換工事や補償を求めるようなことにはならない。もし、自分が所有するマンションに問題の制震ダンパーが使用されているとしても、その点は安心材料となるだろう。また、制震ダンパーは建物を支えるものではないので、正しいものに交換すれば資産価値に影響を及ぼすものではない
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