えっと思われるかもしれないが、法律では100u以下の小規模な建物は建築士の資格がない単なる大工さんでも建てられるようにしているのだ。
これは、歴史的に大工さんが最初に存在しており、そのあとから建築士という資格制度ができたということによるのだろう。資格なしでも大工さんが仕事ができるようにという配慮だ。
さて、このことについて、テレビを見ているとでてきたので紹介する。
テレビでのやり取りは以下。
ナカイの窓「DIY SP」の再放送
読売テレビ 2018-05-22 10:25:00
DIYにハマり過ぎている人たちが大集結!!滝沢カレンがゲストMCで大暴走!?
より、
(建築士の免許は)あれの家のクラスなら…。
いや…。
いらないの?はい。
100平米以下だったらいらないんですけど、私は120平米なのでちょっと建築士の方に手伝ってもらってます。
へぇ〜すごいね。
これはどういうことかと言えば、DIYの世界では常識なのだが、
(参考)DIY 日曜大工で家をつくる
http://diy-ie.com/ch-sikaku.html
100u以下の木造住宅2階建てといったものであれば、設計・工事監理について建築士の資格など要らないというのが法律なのだ。
今ではCADなども発達しているので、木造2階建ての住宅程度なら誰でも設計と工事監理はできる。
施行自体はそもそも資格がないとできないということではない。
要するに、法律に基づいた設計と、その設計に基づいた建築物ができることを監理することができれば、誰が手を動かしてもいい、ということなのだ。
紹介したテレビでも100u以下ならいいのだけれども120uにしてしまったので建築士の設計が必要ということを言っているのだ。
ただし、電気配線は電気工事士の資格、公設の水道管に繋ぐ給水工事は、自治体の指定業者でないと施工できない、ガスの工事も業者でないとできないという制限はある。
これだけ知っていれば、建築基準法違反ということは免れることができる。
もちろん、確認申請が必要になるケースがほとんどなので、確認申請手続きは必要。
自分で設計をするにしても建築基準法に適合しているかどうかというチェックも含めて建築士に代理申請をお願いするのが手っ取り早いだろう。
ただ、世の中の誤解があるようなのだが、別に建築士だけが家を設計できるわけではないということなのだ。
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