この内容次第では、また、エレベーターに強度が2/3の鋼材が使われていて交換を求められたり、高層マンションが耐震偽装状態となっていることが判明する可能性がある。
調査には時間がかかるが、JISなどの基準を満たさないものだと判断されれば直ちに建築基準法上も違法だ。
姉歯事件以来の規模の偽装騒ぎが日本で再び起こる可能性が高いのではないか?
神戸製鋼は赤字が2年続いている。自動車のリコール対応も含めて、新幹線、ロケット、ミサイル、エレベーター、マンション、ビル・・・と改ざんのあった製品の数が莫大になり、その損害賠償額だけで倒産が確定する恐れがある。
その場合には、リコールもマンションの安全も確保するための金を負担するのはユーザー側になってしまう。
Yahoo!より、
神鋼、鉄粉も改ざんか…アルミは防衛装備品にも
10/11(水) 6:03配信 読売新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171011-00050004-yom-bus_all
記事によると、
アルミ・銅製品の検査データの改ざんが判明した神戸製鋼所で、同様の改ざんを鉄粉でも行っていた疑いがあることが10日、分かった・・・
鉄粉は、自動車のギアなどの複雑な形状の部品を作る素材として供給されている・・・
ということで、あくまで自動車関連のみならいいのだが、小出しに不正の事実が出てきているのが今の状況。
まだまだ信用できない。
鋼材の偽装という話もちょっと前にはあった。
なお、過去の例を思い起こせば、
国土交通省のHPより、
フジテック(株)製エレベーターの部材の強度不足に関するフジテック(株)及びJFE商事建材販売(株)からの再発防止策等の報告について ラインBack to Home
平成19年8月3日
<問い合わせ先>
住宅局建築指導課
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/07/070803_.html
この発表の内容は、
フジテック(株)が製造したエレベーター及びエスカレーターの部材の一部に、本来使用することを予定していた鋼材よりも強度の低い鋼材が使用されていた問題について、フジテック(株)及びJFE商事建材販売(株)に対して、原因の解明と今後の再発防止策の提出を求めていたところですが、7月31日(火)に両社から国土交通省に対して報告がありました・・・
というもの。
国土交通省としての対応、として発表の内容は、
国土交通省としては経済産業省とも連携して、フジテック(株)及びJFE商事(株)・JFE商事建材販売(株)に対し、以下の事項について指示した。
(1)フジテックに対して
1993年1月〜2002年8月までに製造したエレベーター及びエスカレーターについて、川鉄商事から納入された、本来使用することを予定していた鋼材(SS400材)よりも強度の劣るおそれのある鋼材が使用されたものを早急に特定するとともに、強度計算の実施及び結果の報告(建築基準法で定める基準に対して強度が不足しているおそれがある場合は、必要な是正措置及び当該是正措置が実施されるまでの間の積載量の制限等による安全対策についての報告を含む。)を行うこと。
とある。この結果どれだけのエレベーターとエスカレーターが是正措置がされたのか分からないが、今回の神戸製鋼の不正の問題も、こうした事態に陥る可能性が高いと考えられる。
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