そもそも理屈がおかしい.
この古川教授の理屈で明確なのは大卒はブルーワーカーになってはいけない、また、高卒はホワイトカラーになってはいけないという思想がベースにあるからだ.
大卒もミルフィーユなのならホワイトカラーもいればブルーカラーもいて当然だろう.
また、訳あって高卒でも、就職をしてから大卒になったり、退職するぐらいで大卒になるような、大卒と変わらないホワイトカラーだっている.
専門知識を仕事のなかで得て、必要な資格をとった人なども高卒にも結構いるのである.
こうした多様性があって必要な仕事がこなされるのであって、大卒、高卒という分類だけで仕事を決めてしまう、そうあるべきと語るのは異常としかいいようがない.
また、大卒がホワイトカラーだけをやっていては無理な社会になれば、ホワイトカラー時々ブルーカラーという働き方だってあるのだ.
例えば、総合職と一般職という形が一般的だったものが、今は、総合職に統一されつつある.
この転換で何が起こっているかといえば、一般職がやったことをいなくなったために、総合職がやっているだけなのである.
人が足りなくなれば需要が高まり賃金も上がる.
ホワイトカラーだからブルーカラーの仕事はしないという人ももちろんいるだろう.
しかし、それが全てということではないのである.
ブルーカラーの仕事をするのであれば1000万円もの子供への投資はもったいない、という感覚なのだろう.
いずれにしても酷い話だ.
超上から目線なのはまちがいない.大阪大の吉川徹教授、おそるべし.
Yahoo!より.
「学歴」で分断される日本のリアル
BuzzFeed Japan 12/30(金) 8:00配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161230-00010000-bfj-soci&p=1
記事にある、
「大卒の家庭は大学のメリットを知っている。だから、最初から子供も進学させようとしますよね。でも大学のメリットを知らなかったら、進学のための貯蓄だってしない。学力以前に選択肢から消えるんですよ……」・・・
これが問題設定だったのではないか.
大学のメリットを知っている親が、あえて、子供を高卒に止める・・・あり得ない話だ.
しかし、これは炎上ネタ、炎上マーケッティングかな・・・.
そうなら、参りました.引っかかってしまった.
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