肝臓の予防にもできる美味しい中華料理
毎日お酒を飲むことが習慣になっている人は
実は、肝臓の機能がだんだん低下して、不健康な事ではないでしょうか。
普段の食事から、積極的に肝臓に良い食べ物を摂取すれば、予防にもできるかと思います。
今日は二つの中華料理を皆様に紹介したいと思いますが、役に立てれば嬉しいです。 蟹肉芙蓉翅(カニトフカヒレの芙蓉仕立て) カニ肉、フカヒレ、干し貝柱と雪に見立てた卵白(泡立てた物)を炒めたものですが、彩りに
枸杞子(クコシ)があしらわれています。
枸杞子 は、漢方薬としての薬効は「滋補肝腎・明目」で、カンジンかなめの肝と腎を補い、ふらつきやめまい、視力減退、足腰のだるさなどに効果があります。パソコンなどで目が疲れている方などの保健薬としてぴったりの処方です。
魚香肝片(豚レバーの魚香炒め) 「
魚香(ユィシアン)」というのは、四川料理の手法の一つです。四川省には泡菜(パオツァイ)とよばれる乳酸発酵させたピクルスのようなおつけ物があるのですが、魚(フナ)とともに漬け込んで魚の香りがしみこんだ唐辛子を用いることから「
魚香」と名付けられています。
この特別な唐辛子を用いて、酢、砂糖、醤油などで味付けしたのが「
魚香」です。中国では魚香茄子(ユィシアンチエズ)や魚香肉絲(ユィシアンロウスー)などが有名です。
今回は
豚のレバーが使われていますが、レバー(肝臓)は内臓の中でも最も馴染みのある食材で、薬膳的な効能としては「
補肝明目、養血」となっています。「
以肝補肝」という事から、「肝」を補う作用があるわけです。
「
明目」というのは目に良いという事ですが、漢方の考えでは目は肝とつながっているため、肝に十分な血がないとよく見ることが出来ないと考えられています。肝を補うことは目に良い影響があるというのが漢方の考え方です。
「
養血」については日本でも貧血の人はレバーを食べるという説明で、栄養学的に見てもレバーには良質のタンパク質や鉄分が豊富に含まれています。
皆様健康のために是非食べてみてください!