2008年05月31日
「レバレッジ」反対!「信用取引」反対!
お断り:私は投資に関してはまったくのど素人ですので、銘柄選択や専門的な質問はお答えできません。投資は自己の判断でお願いします。m○m
NIKKEI NETのコラム「経済羅針盤」は経済分野で活躍する著名人が週替わりで執筆しており、とても勉強になる良質のコラムではないかと思います。
その中でちょっと前ですが、JPモルガン・アセット・マネジメントの太田忠氏が寄稿されていた『「レバレッジ」反対!「信用取引」反対!』というコラムをご紹介したいと思います。
NIKKEI NETのコラム「経済羅針盤」は経済分野で活躍する著名人が週替わりで執筆しており、とても勉強になる良質のコラムではないかと思います。
その中でちょっと前ですが、JPモルガン・アセット・マネジメントの太田忠氏が寄稿されていた『「レバレッジ」反対!「信用取引」反対!』というコラムをご紹介したいと思います。
太田氏はいくつかの事例を挙げた後、
『私は個人的に「信用取引」には反対である。信用取引は「たった1回の失敗で致命的痛手を受ける」リスクを常にはらむからだ。自分の金融資産の許容リスクに見合った範囲で行うのならばまだしも、たいていの場合そうではないことが多い。信用取引に参加するのならば、保有ポジションが損失を抱えた時に、それに関連して発生する追い証や損失額が自らの金融資産に対してどれくらいのインパクトがあるのか、という点を常に明確に把握していないといけない。マーケットは自分の想定を超えるような「予期せぬ出来事がいつでも起こりうる」からである。』
と述べています。
私も過度の信用取引は、個人で行うべきものではないと考えています。
書店に行くと「ウォール街のランダム・ウォーカー」よりも、楽して稼げると題した株やFXの指南書?が目立つようです。(笑)
確かに株の現物売買や投資信託しかやっていない私のようなやり方では、インフレ対策ぐらいの効果しか望めないので、信用取引で儲けた人の話をやっかんでいる部分もあるかもしれませんが。(笑)
ただ、ろくに勉強していない素人が市場を出し抜く可能性はどのくらいあるのでしょうか?
本や雑誌で儲けた人って、氷山の一角よりも小さいのではないかと思いますし、それらを読んでまねしたところで、おいしいところはすでにもって行かれていると考えるべきでしょう。
『株式委託手数料が値下げ競争によってほとんどタダ同然近くまで下がり、これとは引きかえに信用取引に注力して収益を上げようとする最近の証券会社の姿を見るにつけ、私は心が痛む。証券会社は投資家が儲けようが損をしようが、取引量が拡大すればするほど収益が上がる仕組みだ。昨今のような下落相場ばかりが続くご時世で、信用取引によって家庭そのものが破綻するような人々が増えていると聞く。今一度、信用取引をしている人たちに対して、「あなたのレバレッジは大丈夫か?」と問いかけてみたい。』
東証や金融会社は、もっと真の投資家を育てる努力をするべきだと思います。そうでないといつまでたっても、ギャンブルと同じレベルで見られてしまうのではないかと思うのです。
『私は個人的に「信用取引」には反対である。信用取引は「たった1回の失敗で致命的痛手を受ける」リスクを常にはらむからだ。自分の金融資産の許容リスクに見合った範囲で行うのならばまだしも、たいていの場合そうではないことが多い。信用取引に参加するのならば、保有ポジションが損失を抱えた時に、それに関連して発生する追い証や損失額が自らの金融資産に対してどれくらいのインパクトがあるのか、という点を常に明確に把握していないといけない。マーケットは自分の想定を超えるような「予期せぬ出来事がいつでも起こりうる」からである。』
と述べています。
私も過度の信用取引は、個人で行うべきものではないと考えています。
書店に行くと「ウォール街のランダム・ウォーカー」よりも、楽して稼げると題した株やFXの指南書?が目立つようです。(笑)
確かに株の現物売買や投資信託しかやっていない私のようなやり方では、インフレ対策ぐらいの効果しか望めないので、信用取引で儲けた人の話をやっかんでいる部分もあるかもしれませんが。(笑)
ただ、ろくに勉強していない素人が市場を出し抜く可能性はどのくらいあるのでしょうか?
本や雑誌で儲けた人って、氷山の一角よりも小さいのではないかと思いますし、それらを読んでまねしたところで、おいしいところはすでにもって行かれていると考えるべきでしょう。
『株式委託手数料が値下げ競争によってほとんどタダ同然近くまで下がり、これとは引きかえに信用取引に注力して収益を上げようとする最近の証券会社の姿を見るにつけ、私は心が痛む。証券会社は投資家が儲けようが損をしようが、取引量が拡大すればするほど収益が上がる仕組みだ。昨今のような下落相場ばかりが続くご時世で、信用取引によって家庭そのものが破綻するような人々が増えていると聞く。今一度、信用取引をしている人たちに対して、「あなたのレバレッジは大丈夫か?」と問いかけてみたい。』
東証や金融会社は、もっと真の投資家を育てる努力をするべきだと思います。そうでないといつまでたっても、ギャンブルと同じレベルで見られてしまうのではないかと思うのです。
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