2022年05月04日
あなたの気分を晴らしてくれる「脳内物質」
「一気に気分を晴らしてくれる魔法があればいいのに!」と思いますよね。
でも、その魔法のサプリは、あなたの中にあります。
脳内物質「セロトニン」は、人生の舵を取りやすくする幸福ホルモン。
睡眠、食欲、ムードの調節に役立つセロトニンは、脳と腸を住処とする神経化学物質で、メンタルヘルスと複雑に関連している。
米ハーバード・メディカルスクールによると、うつ病患者はセロトニンの量が非常に少ないこともある。
脳内のセロトニン量を増やす選択的セロトニン再取り込み阻害薬がうつ病治療の中核を担っているのも、これが理由。
でも、セロトニンの量を自然に増やして、メンタルヘルスの調子を整えることは可能。
ご存じの通り、運動すると、エンドルフィンが分泌されて気分が上がる。
でも、エクササイズ中の体内では、エンドルフィンだけでなく、筋肉の痛みを抑えて、体を運動に熱中させるセロトニンやドーパミンなどの神経科学物質が大量に分泌される。
米バーモント大学の研究チームによると、20分でも運動すれば、そのあとの12時間を気分上々の状態で過ごせるそう。
カナダのマギル大学で心理学を研究するサイモン・ヤング博士いわく、ポイントは自分が楽しめるタイプの運動を選ぶこと。
米マイアミ大学医学部の研究チームは、マッサージ療法に関する12本以上の論文を包括的に考察した結果、マッサージは体の生化学に作用するため、うつ病と不安神経症の両方に効果的であると結論付けた。
事実、うつ病か不安神経症のいずれかを患う成人の男女と子ども約500名を対象とした研究では、マッサージ療法によって、被験者のコルチゾール(ストレスホルモン)量が最大53%減り、セロトニンの量が増加した。
ヤング博士によると、セロトニンを産生する神経の活性速度を上げれば、冬の気分の落ち込みが劇的に緩和する。
米国化学会が行った研究では、20名がナッツを含まない食生活、22名がナッツたっぷりの食生活を12週間続けたところ、ナッツを食べたグループに多くのプラスの変化が見られ、その人たちのセロトニン量も増加した。
これだけ世間が騒いでも、まだ瞑想をしていない?
これまでの研究により、定期的な瞑想は血圧を下げ、セロトニンの量を増やすことが分かっている。
しかも、米ジョンズ・ホプキンス大学の論文によると、1日たった30分の瞑想で、うつ病の症状は快方に向かうそう。
1日30分は無理?
大丈夫、まずは1日10分の瞑想でストレスを軽減しよう。
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