2022年05月12日
「5月病」大丈夫ですか?(原因と対策)
特にゴールデンウィーク連休明けから「会社に行きたくない」「なんとなく身体の調子が悪い」「やる気が起きない」といった気分になったことはありませんか?
「5月病」は正式な病名ではありませんが、適応障害、うつ病、パーソナリティー障害、発達障害、パニック障害、不眠症などに分類され、もともと持っていた病気が環境適応によるストレスが原因で引き起こされるケースもあります。
ちなみに「6月病」というものも存在しており、症状は類似していますが、5月病がゴールデンウィーク明けの時期に生じやすいものであるのに対して、六月病は新入社員が研修を終え配属先が決まる6月頃に起こるものです。
特に社会人になったばかりの人は、学生時代とは環境が変わります。
人間関係では、気兼ねなく話せる友達同士の関係が中心だったものが、上司と部下、取引先といった関係になりますし、仕事も学生時代のアルバイトよりもはるかに大きな責任やプレッシャーが伴うでしょう。
このように入社後の1か月間張り詰めていたストレスや緊張が、連休明けの緩んだタイミングでどっと疲れに変わり五月病が起こります。
人によっては自分に対する無力感からモチベーションが低下したり、不安やイライラなどの精神的な症状だけでなく、体のだるさや痛み、しびれ、食欲の低下などの身体的な症状が出てくるケースも少なくありません。
5月病にかかりやすい人には、それぞれ特徴があります。
失敗が許せない完璧主義の人は、少しでも仕事でうまくいかない出来事があった場合に、ストレスを強く感じてしまう傾向があります。
そのストレスが結果的に5月病を引き起こしてしまう可能性もあります。
慣れない仕事で成果を出すのは誰でも難しいので、まずは6割程度の完成度に達すれば良いと気軽に考えましょう。
目指すものがなく漫然と仕事をしている人は、仕事の意義ややりがいを見出だせずにやる気を失ってしまう可能性があります。
新年度が始まった直後は忙しくて目の前のことをこなすのに手一杯だったものが、5月に入って落ち着くと目標に向かって頑張れない自分に直面して5月病にかかってしまいます。
新たな人間関係の構築が苦手な人や、未経験に対する抵抗感の強い人は、人事編成や部署異動などで関わる人が急激に増える5月になって、適応障害に至り5月病が発症してしまうケースもあります。
職場で素の自分を出せずに常に周囲に気を遣いながら仕事をしている人などはその傾向があります。
5月病にならないためには事前の対処が必要です。
人見知りの方は同じ職場の仲間と関係を築くまでに時間がかかるかもしれませんが、自分からあいさつをして、歩み寄る努力をしましょう。
交感神経が活発化して物事を前向きにとらえやすくなり、ドーパミンの分泌が盛んになることでモチベーションの向上にも役立ちます。
上記のような対策を行っても症状が和らがない場合は、病院での受診をおすすめします。
5月病にかかりやすい人の多くは、完璧主義で常に人のことを考えすぎてしまう傾向がありますが、気を緩める時間も時には必要です。
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トリプトファン=脳の感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」を作る栄養素
ビタミンC=ストレスへの対処によって消耗する副腎皮質ホルモンの合成をサポート
ビタミンB1=情緒の安定化に有効
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