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2023年01月19日
「冬季うつ」に注意
不調を感じてご本人や、ときには周囲からも「寒さが苦手なだけだろう」と思われがちな冬の不調。
実は、冬季うつ(季節性感情障害)の可能性もゼロではありません。
10〜11月頃からうつ症状が始まり、春先の3月頃に回復する、というパターンを何度も繰り返すことが特徴です。
冬季うつは、医学的に使われている言葉ではありませんが、アメリカの診断基準のDSM-5では、うつ病のひとつのタイプとして季節型として分類されています。
反復性うつ病にも様々な方がいらっしゃいますが、季節型の方は波があるタイプが多いです。
冬季うつは、秋冬の日照時間の短さが関係していると考えられています。
日光を浴びる時間が減ることで脳内のメラトニン分泌が遅れ、心身に影響が出ると言われています。
赤道付近の地域と比較すると、高緯度地域は日照時間が短いことが理由と考えられます。
従来のうつ病では「眠れない」「食べられない」などの症状が見られますが、冬季うつの場合は「寝ても寝ても眠い」「食欲が増えて体重が増加する」ことが多いのです。
ご本人は冬季うつだと思っていたものが、専門家の診察の結果、別の病気であると診断されるケースはゼロではありません。
症状に波がある双極性障害と、季節の変化で心身の調子を崩す冬季うつは似ており、ご本人ではなかなか判断がつきません。
倦怠感や疲労感が強まり、今まで楽しめていたことが楽しめない
食欲が落ちて、体重が減少する方が多い
ですがその本質は少し異なっており、非定型うつ病には拒絶過敏性が認められることが多いです。
最近はコロナ禍の影響で自宅で過ごす方も多いですが、日があるうちに家の周りを一周するなど、無理なくできるアイデアを取り入れてみましょう。
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タグ:#冬季うつ