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2015年09月25日
金剛界 降三世会 尊像パーツ描き18(金剛輪7)
金剛輪の尊像パーツ描き7
今回は降三世会 金剛輪諸尊で最後となるC 内四供養菩薩(桃色番号:26〜29)です。
金剛界曼荼羅は上が西で、東南(26)から時計回り。
降三世会 金剛輪 尊像パーツ
26)金剛嬉菩薩
降三世会の十六大菩薩は降三世明王を除き全て胸前で二手金剛拳を交差させる金剛吽伽羅の印を結んでいましたが、内四供養菩薩は四印会や微細会と同様の容姿を整えています。この金剛嬉菩薩は少々画面が荒れているので残念に思います。
金剛嬉は梵名のヴァジュラ・ラーシーの意訳。毘盧遮那如来が遊戯・愛楽の嬉びをもって阿閦如来を供養するために出生した金剛輪東南の月輪に座す女尊。
27)金剛鬘菩薩
表情の中から穏やかな静けさを感じます。
金剛鬘は梵名のヴァジュラ・マーラーの意訳。毘盧遮那如来が華鬘・宝鬘をもって宝生如来を荘厳し供養するために出生した金剛輪南西の月輪に座す女尊。
28)金剛歌菩薩
女尊にしては右胸など少々硬い表現に思います。
金剛歌は梵名のヴァジュラ・ギーターの意訳。毘盧遮那如来が歌詠偈頌をもって阿弥陀如来を供養するために出生した金剛輪南西の月輪に座す女尊。
29)金剛舞菩薩
右手のかたちなどが少々わかりにくいのですが顔の傾け方や腕の動きなどに繊細さを感じます。
金剛舞は梵名のヴァジュラ・ヌリトヤーの意訳。毘盧遮那如来が舞踊技芸をもって不空成就如来を供養するために出生した金剛輪西北の月輪に座す女尊。
内の四供養菩薩は毘盧遮那如来が四方如来を供養するためにそれぞれ、
阿閦如来の瞋恚の炎を滅した徳を嬉びで供養し
宝生如来の一切財宝の施しの徳を宝鬘で供養し
阿弥陀如来の極楽不死の徳を歌詠偈頌で供養し
不空成就如来の精進・済度の徳を舞踊で供養している。
以上で降三世会の尊像パーツ描きを終えます。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ