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2015年09月10日
金剛界 降三世会 尊像パーツ描き8(第二重3)
第二重の尊像パーツ描き 3回目
今回からB 賢劫十六尊を東南西北の四回に分けてあげていきます。
今回は東側四尊(9〜12)です。
過去・現在・未来のうち現在に現れる千仏を賢劫千仏といい、その上位十六尊が賢劫十六尊です。
第二重 尊像パーツ B 賢劫十六尊東(黄色番号:9〜12)
9)慈氏菩薩
降三世会の賢劫十六尊は右手に三昧耶形を載せた蓮華を持つ点で微細会と同じ構図隣る。慈氏菩薩の蓮華上の三昧耶形はほとんどわからない。
慈氏菩薩は弥勒菩薩とも呼ばれ、賢劫十六尊の筆頭菩薩。
衆生に智慧の水を注ぐ働きの象徴である軍持(水差し)を載せた蓮華を右手に持つ。
10)不空見菩薩
右手に三昧耶形を載せた蓮華を持ち、左手は金剛拳にして腰におく。
「見逃さない」の意を名にする不空見菩薩は仏眼(五眼)を開き遍く衆生を済度する菩薩。
衆生をよく見、煩悩を砕破する働きの象徴である仏眼独鈷杵(独鈷杵の左右に仏眼)を載せた蓮華を右手に持つ。
11)滅悪趣菩薩
色、形ともよく保存されている。
滅悪趣菩薩は衆生を地獄・餓鬼・畜生道の三悪趣から離れさせることを誓願した菩薩。
法門(仏の教え)を象徴し衆生を救済する働きの象徴である梵篋を載せた蓮華を右手に持つ。
12)除憂闇菩薩
色のパターンが少々不明。配色パターンを厳密化して修正するべきか、オリジナルの配色を踏襲するべきだろうか。
除憂闇菩薩は衆生の一切の憂悩・迷妄・暗愚を砕破することを誓願した菩薩。
衆生の憂悩や煩悩を払う働きの象徴である無憂樹五葉を載せた蓮華を右手に持つ。
東方の賢劫四尊は仏の智慧と煩悩砕破の働きにより遍く衆生救済の誓願をする菩薩が見られる。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ