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2015年09月14日
金剛界 降三世会 尊像パーツ描き11(第二重6)
第二重の尊像パーツ描き 6回目
今回の賢劫十六尊の北側四尊(21〜24)で、降三世会第二重の尊像パーツ描きの最後です。
第二重 尊像パーツ B 賢劫十六尊北(黄色番号21〜24)
21)無尽意菩薩
下絵を描いているだけでも非常に楽しい。墨線で本絵を描くようになったらどんなにか楽しいだろうか。ましてや色つけとなったら。
無尽意菩薩は無量慧菩薩ともいい、尽きることのない仏の智慧で遍く衆生に満足を与える菩薩。
無尽蔵の仏智を象徴し、智慧の無限の働きを示す梵篋(経典)を載せた蓮華を右手で持つ。
22)辯積菩薩
手に蓮華を持つのはわかる。蓮華上になにか三昧耶形が載るだろうこともわかる。しかし、ここでなにが描かれているのかは心眼によって見定めるしかないのが本当のところ。
辯積菩薩は文殊菩薩と同体で辯舌を積み上げ辯説巧みに衆生を導く菩薩。
広大無限の智慧を表す五色雲を載せた蓮華を右手で持つ。
23)金剛蔵菩薩
降三世会の賢劫十六尊の尊像は容姿はほとんど違いが見られず、ここの北方四尊などは相貌も区別がつきにくい。手にする蓮華上の三昧耶形がなければ尊格を特定するのは難しい。
金剛蔵菩薩は金剛薩埵と同体で、金剛智を胎蔵する菩薩。
無尽蔵の智慧をあらわす宝珠を載せた蓮華を右手で持つ。
24)普賢菩薩
手に持つ蓮華がほとんど見えないが、尊像や光輪の色が鮮やかで素晴らしい。
普賢菩薩は普く二徳が行き渡るにことにより衆生を救う賢者の意を表す菩薩。
悪鬼・煩悩を滅する大いなる智慧の働きを表す金剛剣を載せた蓮華を右手に持つ。
これで降三世会 第二重の尊像パーツ描きを終え、金剛輪の中の尊格へ進みます。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ