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2015年09月21日
金剛界 降三世会尊像パーツ描き１５（金剛輪４）
金剛輪の尊像パーツ描き４
今回は③ 十六大菩薩のうちの南方に位置する宝生如来の四親近菩薩（水色番号：14～17）です。
（降三世会 金剛輪 南方四親近菩薩（水色番号：14～17））
各尊の位置と順番については/2015/09/16の記事を参照のこと
降三世会 金剛輪 南方四親近菩薩
14）金剛宝菩薩
南方四親近菩薩も全て金剛吽伽羅の印を結日ます。
金剛宝は梵名のヴァジュラ・ラトナの意訳。宝生如来の北方の月輪に住し一切の衆生にあらゆる功徳を施与する働きを誓願する菩薩。
降三世会では胸前で二手金剛拳を交差させる金剛吽伽羅の印を結ぶ。
15）金剛光菩薩
全て右腕が前に来るように交差しています。右優先の思想がここにも働いているようです。
金剛光は梵名のヴァジュラ・テージャの意訳。宝生如来の東方の月輪に住し、一切世界を照らし衆生の迷妄の闇を破ることを誓願する菩薩。
降三世会では胸前で二手金剛拳を交差させる金剛吽伽羅の印を結ぶ。
16）金剛幢菩薩
顔が一部見えにくくなっていますが、腕の交差ははっきりとわかります。
金剛幢は梵名のヴァジュラ・ケートゥの意訳。宝生如来の西方の月輪に住し、一切世界の衆生のあらゆる願いを円満せしめることを誓願する菩薩。
降三世会では胸前で二手金剛拳を交差させる金剛吽伽羅の印を結ぶ。
17）金剛笑菩薩
十六大菩薩のうち降三世以外はすべて同じ金剛吽伽羅の印を結ぶので悩まずに描けます。その一方で各尊格の特徴をいかに表現できるかという課題も残ります。
金剛笑は梵名のヴァジュラ・ハーサの意訳。宝生如来の南方の月輪に住しよく衆生済度したことを嬉び微笑む菩薩。
降三世会では胸前で二手金剛拳を交差させる金剛吽伽羅の印を結ぶ。
以上、南方四親近菩薩も金剛吽伽羅の印を結ぶことで降三世明王の強い降伏教化の力を示している。
では、また～ヾ(｡･ω･｡)ﾉ
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