2015年09月08日
金剛界 降三世会 尊像パーツ描き6(第二重1)
第二重の尊像パーツ描き1回目
次は第二重の尊像パーツ描きです。
第二重の尊格の配置については三昧耶会のところで詳しく説明しました(2015/05/07の記事参照)。
ここでは降三世会の配置と番号をあげます。
第二重の二十四尊は大きく三つに分類されます。
@ 外四供養菩薩(白番号:1〜4)
A 四摂菩薩 (水色番号:5〜8)
B 賢劫十六尊 (黄色番号:9〜24)
(カッコ内の色と数字は次の図の色番号に対応)
今回は@ 外四供養菩薩(1〜4)を描きます。
第二重 降三世会 尊像パーツ @ 外四供養菩薩(1〜4)
1)金剛焼香菩薩
ほとんど何がなんだかわからない。外周の諸天の尊像が比較的保存性が良かったことからすると意外。
金剛焼香菩薩は阿閦如来が毘盧遮那如来を供養するために出生した焼香を尊格化した女尊。
宝香炉を両手で捧げ持つ。
2)金剛華菩薩
こちらも絵の損傷がだいぶ進んでいるように見受けられる。
金剛華菩薩は宝生如来が毘盧遮那如来を供養するために出生した盛華を尊格化した女尊。
盛華を両手で捧げ持つ。
3)金剛橙菩薩
持物の橙燭が少々わかりにくい以外は色、かたちともよく保存されている。
金剛橙菩薩は阿弥陀如来が毘盧遮那如来を供養するために出生した橙燭を尊格化した女尊。
橙燭を両手で捧げ持つ。
4)金剛塗香菩薩
色はわかるが線が少々わかりにくい。特に相貌が不明瞭なのは残念。
金剛塗香菩薩不空成就如来が毘盧遮那如来を供養するために出生した塗香器を尊格化した女尊。
塗香器を両手で捧げ持つ。
以上、降三世会の外四供養菩薩尊像パーツは尊像のかたちだけであれば、微細会とおおきな違いはない(微細会では金剛座に座しているところが異なる。)。
焼香、盛華、橙燭、塗香器と供養に用いる仏具を尊格化した女尊。物に神聖なものを感じ神格化、尊格化することは物神に近いものを感じます。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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