2015年09月24日
金剛界 降三世会 尊像パーツ描き17(金剛輪6)
金剛輪の尊像パーツ描き6
今回はB 十六大菩薩のうちの北方の不空成就如来の四親近菩薩(水色番号:22〜25)です。
金剛界曼荼羅は上が西です。
降三世会 金剛輪 北方四親近菩薩
22)金剛業菩薩
ここでも四親近菩薩は胸前で二手金剛拳を交差させる金剛吽伽羅の印を結んでいるのがよくわかります。ここで、あらためて菩薩の衣装を見てみると、上衣が条帛、腰に石帯を締め、裳を履きます。この金剛業菩薩はの条帛はオレンジ色で石帯は緑ですが、裳は白でしょうか?これまでだと、条帛がオレンジ色の時は裳は赤だったと思うのですが、もう一度よく見てみないといけませんね。
金剛業は梵名のヴァジュラ・カルマの意訳。不空成就如来の南方の月輪に住し、諸仏を供養し衆生を済度する働きを誓願する菩薩。
胸前で二手金剛拳を交差させる金剛吽伽羅の印を結ぶ。
23)金剛護菩薩
ここでは条帛は赤で石帯は緑、裳はオレンジ色です。
金剛護は梵名のヴァジュラ・ラクシャの意訳。不空成就如来の西方の月輪に住し、衆生を守護する働きを誓願する菩薩。
胸前で二手金剛拳を交差させる金剛吽伽羅の印を結ぶ。
24)金剛牙菩薩
ここでは体色が緑のようです。・・・そうそう、次の成身会で下絵を描き終えますので、もうそろそろ色についても明確な方向性を持たないといけないなと思い、かたちとともに徐々に色に着目し始めているのでそういうことが気になります。今作っているブログのデータも着色のときに役に立つと思います。
金剛牙は梵名のヴァジュラ・ヤクシャからの意訳。不空成就如来の東方の月輪に住し、あらゆる障害を食い尽くし衆生を救済する働きを誓願する菩薩。
胸前で二手金剛拳を交差させる金剛吽伽羅の印を結ぶ。
25)金剛拳菩薩
こちらも緑色のようですね。なぜ緑?
金剛拳は梵名のヴァジュラ・サンディの意訳。不空成就如来の北方の月輪に住し、衆生を修行の成就へと導く働きを誓願する菩薩。
胸前で二手金剛拳を交差させる金剛吽伽羅の印を結ぶ。
これで降三世会の十六大菩薩を描き終えました。
成身会には十六大菩薩を描きませんので、十六大菩薩の下絵パーツはこれで描き納めです。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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