2015年08月13日
金剛界 降三世三昧耶会 三昧耶パーツ描き8(第二重4)
第二重の三昧耶形パーツ描き 4回目
降三世三昧耶会 第二重の三昧耶形パーツ描き中です。
今回は賢劫十六尊のうち南方の四尊(13〜16)。
第二重 三昧耶形パーツ B 賢劫十六尊南(黄色番号13〜16)
13)香象菩薩
香象というと象の形をした香器を表すこともあるとのことだが、ここでは丸い器が描かれている。
香象菩薩の香象とは発情期に芳香を放ち異性を誘引する象のことを示す。
清涼な香が身体を清め、仏の慈徳が心を清めることを象徴する香器を三昧耶形(三形)とする。
14)大精進菩薩
細部の形までよく保存されている。
大精進菩薩は勇猛菩薩ともいい、衆生の苦難を砕破する菩薩。
精進努力を怠らず、菩提心を貫くことを象徴する独鈷戟を三形とする。
15)虚空蔵菩薩
三瓣宝珠の赤い色。
虚空蔵菩薩は二徳(福徳と智慧)に富み、その広がりが虚空(宇宙)に等しいとされる。
あらゆる富喜を包含することを象徴する三瓣宝珠を三形とする。
16)智幢菩薩
金色の柄の色が鮮やかに残る。
智幢菩薩は智慧の幢幡を意味し、如意宝珠は智慧の象徴。
仏智と衆生済度を旗印とし衆生を鼓舞し仏の道を突き進むことを象徴する如意幢幡を三形とする。
以上、賢劫十六尊のうち南方の四尊は仏の慈悲・智慧・福徳を観得し精進に励むことを象徴する菩薩が見られます。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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