イビチャ・オシムさんの言葉から理想について考えてみたいと思います。
「ユートピア建設に着手するにはどこを土台にするかをよく知らなければいけない
というのも、雲の上にユートピアを建設するわけではないからだ」
引力に逆らって雲の上に創りはじめても
雲は非常に柔らかいから足元から崩れ、下へと落ちていく。
つまり、私たちはどこに向かってスタートするにしても
まずしっかりとした地面の上に土台を築かなければいけない。
知識は知っているのと、そのバックグラウンドとなる
”哲学”とセットで持っているのでは、言葉に対する重みも、変わってくるところがあります。
哲学、数学、物理学、経済学といった別々のジャンルに見えるものでも
横断的に見ていくことで繋がっている世界もあります。
私たちが見ている世界観であっても
そのごく一部を切り取って見ているものだということだと感じさせるものもあります。
ゴールを設定するときには、自分の専門分野に偏りがちになってしまいますが
自分に関連しないジャンルからも
意識的に知識を取り入れていくことも大切なところです。
価格:669円 |