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2015年07月23日

テイクバック時の注意点A

テイクバック時の注意点です。
前回、書ききろうと思ったら以外に長くなってしまったので、今回はパート2ということで。

前回は、よく観察して、という感覚的な部分したが、今回は技術的な部分かなと思います。

テイクバックの注意をする際に

「ラケットを引いて」

という言い方がありますよね。

あの言い方が悪影響を出してしまっているかもしれませんが、手でラケットを準備してしまっている方がいます。

特に初心者、初級といわれるレベルの方はほとんどがこれです。

では、どうすればいいのか?
という話ですが・・・

体全体で準備する!
image.jpg

何となくズルい表現ですね。

というのも、体全体で準備するという動きをする際に、一人ひとり何処を意識するか違ったりするので、こんな曖昧な言い方です。

私の感覚で言うと

「腰」で引くイメージです。

フォアであれば右腰、バックであれば左腰です。

だいぶ前に撮影したバックの動画です。


う〜ん、これを見てもわかりづらいかもしれませんが、腕とラケットを引く際に左の腰はだいぶ意識はしています。

人によっては

左の足を引く
とか
左の膝を開く
とか
左肩を意識して
とか
顎を右肩に乗せて

など、”はまる”言い方がそれぞれです。

しかし、共通していけないのは、ラケットの先端を後ろに持っていく感じ、というのは肘が残ってしまいダメだと思います。
先ほど書いたように、「ラケットを引いて」という表現の悪影響というのはここです。

ラケットを引いてと言われるもんだから、ついつい、手先で引いてしまいます。
腰をターンしてラケットを引くという動作になかなか繋がりません。

結果として横向きも曖昧になり、肘も残り、いい当たりができなかったりします

これは初心者に起こることですが、プロの世界でもあり得る話です。
あの、フェデラーでさえ陥ってしまう部分です。

というのも、一時期、そうですねぇ、フェデラーが30を越えたあたりでしたか、ウィンブルドンなどでも好成績を残せない時期がありましたよね。
その頃、何がダメになったか・・・。

そうです、フォアハンドです。

若干、振り遅れが出始めたんですね。

フォアのダウンザラインがボール1個分外れてしまう・・・。
ハードヒッターのボールに得意のフォアで間に合わない・・・。

こんな時期がありました。

もちろん、これだけではないとは思いますが、フェデラーにとっては世界一のフォアのパフォーマンスが落ちたら大問題です。
ここぞ!というところで昔はエースを取っていたフォアハンドがサイドアウト・・・。
こんな試合が出始めました。

加齢によって、今まで無意識に反応できていたフォアのテイクバックのリズムが崩れてしまったんですね。

このように、フェデラーでさえ陥るテイクバックの注意点。
皆さんも体全体で準備できるように、ラケットで反応せずに、体のターンで準備するように心掛けましょう。


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2015年07月21日

テイクバックの注意点

テイクバックに限らず、注意点と書くと色々とあるので、ありがちなものに絞っていきましょう。

まず、テイクバックは早く!

という点です。

もちろん、遅いよりか早い方がいいですが、大事なのは

テイクバックのスタートのタイミングです。
image.jpg

最終的にはボールがバウンドした時にはテイクバックが終了していたいのですが、明らかにボールが、遅かったりする場合、もしくはロブを打たれたりして明らかに高く弾むなと思われる場合、ボールがバウンドしてからタイミングを計って打ったりします。
こういうのは例外としましょう。

悪い例として
【テイクバックが早過ぎるパターン】

テイクバックを早く、早くと思うばかりに相手が打った瞬間、どっちにくるのかわからないのにとりあえずテイクバックをしてしまう、その結果、バックに来ているのにフォアに準備していたりします。

判断するという部分が抜けてしまっているのです。

車の免許を取得する際に

認知→判断→操作

というのがありましたよね。

認知...子供が飛び出す
判断...危険。止めないと!
操作...ブレーキ

です。

これをテイクバックに当てはめると

認知...相手がボールを打つ
判断...フォアだ!
操作...ラケットセット


という流れです。

早すぎる人は
このフォアだ!という判断をせずにラケットセットという操作をしている状態です。

テイクバックの前に当然ですが何処に打ってくるかという観察をしなくてはいけません

しかし、この辺は技術的な部分というより、感覚的な部分です。
どっちに打ってくるんだろう、という注意力だったり、集中力だったりします。

早く早くと思って早過ぎるというのもよくありません。

また
【テイクバックが遅いパターン】

また、遅い症状の方も同じように観察が甘い場合が多いです。
テイクバックのスイッチがありません。
先ほどでいうと、良いスイッチは相手が打って、フォアだ!と思った時がスイッチになります。

このスイッチがないのでボールがバウンドした時をスイッチにしてしまいます
ボールがフォアに来ているのは分かってはいるものの、テイクバックをするスイッチを押していないため、何となく待っています。
そして、バウンドというアクションがあってそれに自分を合わせている感覚でしょう。
当然、遅いです。

例外にもあるように、バウンドした後、ボールがゆっくりだったり、高く弾んで時間があれば間に合いますが、ラリーではそうはいきません。
色々なボールが飛んできますよね。


どちらにせよ
何処に打ってくるんだろうという観察力を大事にして、基本的にはボールがバウンドした時にはテイクバックを終わらせましょう

結構長くなってしまったので今日はこの辺までです。


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2015年07月08日

サーブで縦回転に挑戦しよう!

サーブの記事に関しては何度も書いてはいるものの、今現在私が気をつけて、そこを気をつけると

ボールが跳ねやすいな

と思っている点を書きます。
そうです、スピンサーブです。
image.jpg

まず、題名にも書いたように、サーブで縦回転をかけて「跳ねさせる」効果として

人間の目は横への動きには動かしやすく、上下には動かしにくいものです。
皆さんも目だけ動かしてみましょう。

左右には割とササッと動かせるのに対して上下はちょっとストレスがありますよね。
なので、スライスサーブのように横に移動するサーブよりスピンで上に跳ねるサーブの方が目がついていき辛いものです。

もちろん、予測というものが入ってきますので一概には言えない点もあるとは思います。

さて、サーブでの縦回転ですが、ストロークのように真っすぐ上に縦に回転を掛けるのは無理だと思います。
斜め右上に擦り上げられれば十分です。

ボールの後ろを斜め右上に擦り上げるイメージをしましょう。
以前にも使いましたが時計の文字盤です。
アナログ時計

とりあえず、時計の8時〜2時に擦り上げましょう
その掛けようとする回転軸はどうなるでしょうか??
なんだか、数学のような感じになってしまいますが、そうです
回転軸は5時と11時を結んだ線ですね。

これに体の傾きを合わせます。
この画像はわかりやすいかな。
image.jpg

上のフェデラーの画像でもいいんですが、反りの感じがマレーが一番綺麗なので・・・。
ポイントは今書いた、「反り」です。
左のひざから頭にかけての直線が、先ほど書いた5時と11時を結んだ線、回転軸になります。

ただ、この、「反り」結構間違って考えてしまっている方が多いんです。
フェデラーなんて特に腰付近は曲がっていないですよね?
膝で角度を付けずに腰で角度をつけようとすると、一発で腰をやられます。

先ほども書いたように

膝から頭にかけての直線・・・直線です。

腰付近では曲げる必要はあまりないですから気をつけてください。

まぁ、この辺が私自身が最近気をつけている点です。

一生懸命ラケットで擦ることより

ひらめき膝で体の傾きを作り、ボールの回転軸に合わせるひらめき

という点です。

サッカーボールをベースラインに沿って右方向へスローインするイメージをしてみてください。
真上にジャンプする感じではなく、膝で角度を作ってスローイン!この感じです。

その感じでいくとこうです。


この膝の感じをイメージしてみてください。


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2015年07月05日

ジュニアレッスンの難しい点

本日のブログは

ジュニアのレッスン、一般的な「育成」のレッスンについて。

これは私だけでなく、他のコーチも同じような流れになっているので、かなり一般的なことかと思います。


ひと昔前までは、ジュニアのレッスンもスピンをかけてコートに入れましょう。
というのが大きなテーマとなり、そんなに強く打っても入らなかったら意味ないじゃん的な流れになっていました。

それこそ、相手が100球返してきたら101球返そう!

こんな流れ。
間違いではありません。
非常に現実的ですし、そこそこ勝てます。

しかし、最近はだいぶ打たせるようになってきています。
余裕のあるボールはドンドン打っていけ!と。

当然、最初はミス連発です

その時は私もジュニアもいつになるかわからないけども

いつか入るようになることを夢見て心折れることなく打ち続けます

まず、強く打たせることから入り、練習してその確率をあげていこうとします。

今現在、もしくは1週間、2週間では入らない場合が多いので、ある意味、現実的ではなく、理想論かもしれません

難しいのはここからです。

今書いたように、いつ入るようになるかわからない練習をしながらも試合に出なくてはいけません

ここで、ジュニアの心とともに、コーチの心、親の心も折れる場合があります。

入らないけど打っていくスタイルで練習しているジュニアは、足の速い子やとことんスピンでつないでくる子に勝てません。
下手すると連戦連敗です。

そうなると、そのジュニアだけでなく、その親御さん、そしてコーチも勝たせてあげたくなります。

実はこのプレッシャーってコーチ、親としては中々厳しいんですね・・・。

そして、なんとなく方向転換してしまう場合が非常に多い・・・。
そう、「もう少しスピン掛けてつなごうか」こんな風に・・・。

先ほどの理想論から一度外れると、もう修正が利きません

しかし、試合に勝てるようになってきます。

こういった教え方は大げさに言えば100人教えて100人がそこそこ勝てるようになります。

理想論で教えていくと100人教えて99人は目が出ず、1人伸びる子が出るかどうか、という感じになります。

日本人の国民性からしてどっちが好まれるかといわれると、悲しいことに前者なんです。
コーチは自分に自信を持って後者でいけるかどうか。

言い方が悪いかもしれませんが1/10,000の確率でも世界に通用する選手が5人出れば日本のテニス界は変わります。(5万人がその理想論で練習して、49,995人は目が出ませんが。)

小さいうちから勝てないからつなごう。
これで世界にいけると思いますか?

答えはNO!です。

才能があれば打ちまくっても入るようになります。
大事なことは小さなうちにミスしても打ち続けられる強いメンタルを築きあげることです。

錦織をはじめ、世界のトッププロは、ここぞの時にスーパーショットが入りますよね。
あれはメンタルの強さなんです。
100位くらいの選手だって、200位の選手だって同じショットは打てます。
しかし、「ここぞ」で振り抜けるかどうか。
この辺が30位以上との差です。

テニスを教える上で、ついついテクニックや技術に傾き、大事なメンタルの構築を置いてきてしまう・・・。
このあたりが難しいところです。

長くなってしまいましたね。

もし、お子さんがいらっしゃって、育成などで頑張っていたら、どんなことだろうと、言いたいことをグッと我慢してあげてください。
子供は思っている以上に親の言葉を気にし、親の顔をうかがっています
勝たせてあげたいという親心がマイナスに繋がる場合は多々あります。

試合に負けても、「楽しかった?」くらいでさらっと流せるほうが子供は気楽です。

コーチも親もその辺、強くならないといけませんね。


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2015年06月30日

ディンクショットのDINKとは??

少し前に紹介した

ディンクショット

ですが(ディンクショットの記事はこちら→コチラ)
あまり聞きなれない英語なので、ある生徒さんに聞いたところ、正確に調べてくれまして連絡をくれました。

どうやら、あまり良い意味で使われることはないらしく、差別的な意味だったり、軽蔑するような意味を含んでいるようです。

もちろん、テニスのドロップという訳もあるらしいですが、野球のポテンヒットの意味でも使われるようです。

芯を外したけど、結果良かったなぁ、という感じでしょうか??
しかし、世界のイチローを思い出してください!
わざと芯を外してポテンヒットを狙っていたりしますよね。

ここですよ!
状況に合わせてパワーショット、完璧なショットでなく、あえてショボめのショットを打つ。

この引き出しが大事です。

一昔前まではドロップショットですら弱気なショットなのでダメ!みたいな雰囲気がありました。
ところが、アルゼンチンのコリアを思い出してください。
image.jpg
全仏決勝では残念ながら足の痙攣でガウディオに逆転負けしてしまいましたが、彼あたりからドロップショットを多用するようになり、今では当然のように使われています。

皆さんもガツガツ打つだけではなく、あえてショボいショットも混ぜるという余裕を持ってみましょう!


全く関係ないですが、先日、ワウリンカがウィンブルドン1回戦でソウザという選手に勝ちました。
その、ソウザという選手が誰かに似てるなぁ〜と思っていたんですが
広島東洋カープのジョンソンという投手に似ていました。
かなり、マニアックですが、スッキリしました!
ヒゲ生えてりゃ、みんなそんな感じじゃん!と言われると返す言葉がないんですが...。

ソウザ
image.jpg

広島のジョンソン
image.jpg

この持ち方はナックルカーブですな。
ストレート待ちしているバッターにナックルカーブ。
これもディンクショットと同じような戦略でしょう。


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2015年06月25日

スポーツで一番難しい、「リラックス」

本日は、感覚的に一番難しいと思われる

リラックス

についてです。

技術というよりは、感覚的な部分なので、非常に難しいし、一番教えにくい点です。

特に、テニスに関して言えば

グリップの握る強さ
手首のリラックス感


この辺が影響のでる部分ではないでしょうか。

本日は、いいアドバイスになるかどうかわかりませんが、興味ある情報を得たので書きます。

その情報の前に、まずリラックスについて。

【グリップの握り】------------------------------------
昔、握力の22%で握ると丁度良い、なんてことを聞いたことがあります。
まぁ、そう言われても・・・って感じですけど。
握力30キロの人であれば、6.6キロ?
う〜ん、わかりにくいです。

よく

もっと力を抜いて
とか
力まないで

というアドバイス、ありますよね。
皆さんもそうだと思いますが、私的にも

どれくらい??

ってなります。
わかりづらい・・・。

【手首のリラックス】-----------------------------------

最終的には、手首は使います。
というより、可動します。
つまり、ガチガチに固めるわけではなく、動かすには動かします。

ただ、故意的にスナップを利かせて動かすと安定せずに、面がブレます

特に、初心者や初級の方には、手首はあまり使わないでまずは面を安定させて打ちましょう!
とアドバイスしたりします。

中級とかそれ以上になってくると、スピンを掛けたり、パワーを出す上で手首が固まっていると、ラケットヘッドが落ちず、またヘッドが走らなかったりするので、それこそ「リラックス」という言葉を使ったりします。

これまた、曖昧ですねぇ・・・。

結局、結論は出ないんですが・・・。
--------------------------------------------------------------------------------

さて、お待ちかねの興味ある情報とは。

こいつです。
image.jpg
後ろのフレブル!
ではなく(笑)

ファイテンのブレスレットです。

なんだ、宣伝か!

と思うかもしれませんが、そこじゃないんです。
(まぁ、宣伝も含みますが・・・。)
ファイテンかどうかに私が興味を持ったわけではありません!

私、以前にも書いたように骨盤矯正に行っておりまして、20分〜30分の矯正を毎週やっております。

その短い時間の中で、先生と色々話をしてます。
もちろん、中にはくだらない話や、他愛のない話もあります。

で、
本日は、そのファイテンのことなんですが、ファイテンに限らず

腕に輪っか状のものを着けるとリラックス効果がある!

らしいです。
輪っか状のものを着けると力みが取れやすいというのが数字で出ている、というのです。
それに、ファイテンでもバンデルでも何だかわからないプラスに働くモノを加えると効果が増すようです。

そんなの知ってましたか??

じゃあ、ファイテンでなくてもいいじゃん、って話になりますが、その通りです。
上にも書いたようにファイテン、バンデルなど、何かが加わると効果大らしいですが。

ほとんど、飾りのつもりで着けていたこのブレスレットも効果あったんですね。
バカにできません。
画像はファイテンのブレスレットですが、布地なのでこれから夏に向けてはシリコン製のものを購入しようと思ってます。

さて、ここから宣伝です。
私が次に狙っているのは

バンデル

です。

アマゾンで「バンデル」「ブレスレット」で探してみました。

コチラです。

Amazon内でのバンデル・ブレスレットの一覧

そして
楽天市場では

スリムタイプ
2,800円


ナンバータイプ
3,909円



私の狙っている迷彩タイプのもの
4,800円


そこそこな値段ですね・・・。
どうしても、力みが出てお悩みの方は、バンデル、ファイテンに限らず、何か着けてみましょう!
それでリラックスを感じられたら検討してみてください!!

〜お知らせ〜

上の広告はクリックすると提携しているお店に飛びます。
ご自分で探すのが面倒な方は上の広告からお入りください。
もちろん、皆さん自身のIDでログインすることになります。
ご存知の方も多いと思いますが、ここから入って皆さんが購入するとお店側から私に紹介料が入る仕組みになっています。
何となく、違和感のある方は一度このブログから離れて別のページでログインして購入してください。



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テイクバック時の左手は??

以前にも少し触れたネタですが

フォアハンドのテイクバック時の左手

について。

以前は左手の手のひらの向きについてでしたが、左手の出し方についてです。

フォアハンドの左手の向きの記事→コチラ
フォアハンドの左手の捻じれの記事→コチラ
プロのフォアハンドの左手の記事→コチラ

皆さんも習ったことがあるかもしれませんが

左手でボールを指さして
とか
左手でボールを取るように

といった説明の仕方があります。

私もこういった説明の仕方は使います。

しかし、私の場合は人によって変えています。

もともと、右手でラケットを握っているし、実際にボールを打つのは右手ですから、ついつい右手への意識が強くなります。

つまり、初心者や初級といわれるレベルの方は左手を使うことに意識がいかず、右手だけでテイクバックして、結果として体をあまり使えていない場合が多いです。
なので、そのような方には上記のような表現をします。

一方、ある程度体を使えている方の中には、左手が前に出ていて、実は肩が入っていないので横向きはできているものの、体の捻じれが使えていないという方もいます。

そんな方には、左手で横を指してといった説明をします。

この動画は、違う内容で使った動画ですが左手の出し方を見てみましょう。


静止画1枚で事足りたかもしれませんが、この部分です。
image.jpg

左手は上記のような感じでは出していないですよね。

感じとしては体の捻じれを作って、ラケットを振りだすまで溜めているような感じです。

一応、横からの静止画も載せておきましょう。
こちらは、つい最近も使った画像です。
image.jpg

ちなみに、レッスン中はここまで肩を入れて溜めて打っていませんので、レッスンを受けてくれている人は「いつもと違う!」とか言わないでくださいね。
ここまでねじるとパワーも出てしまうし、何よりミスが出てしまうので使いません。


左の肩がアゴに触れるくらい肩を入れます。
それにより

右の肩甲骨が背骨側により、パワーが出るパンチ
右の股関節と左肩で締める感じになり、パワーが出るパンチ


という仕組みです。

この左手で締める感じ、意外と使えていない場合が多いので注意してみてください。

ただし!

突然変えるとインパクトまでのタイミングが変わり打ちにくい(タイミングが遅れる)ので最初は球出し練習などから入った方がいいと思います。


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2015年06月23日

もっとストレートを使おう!

ストレートを使おうとは、特にダブルスでの話です。

ダブルスでは、基本はクロスに打って、甘いボールが来たらアプローチして前に行き、並行陣を取る。
また、甘いボールが来たらやっとストレートに打っていく。

こんな感じがベースではないでしょうか。

確かにその通りで、無難で負けにくいダブルスができます。

しかし、これに慣れてくると前衛がポーチボレーに出てポイントを取りにいったり、また相手も同様にポーチに出始めます。

このレベルまできているのに、まだ延々とクロスに打ち続けたらどうでしょう?
自分達に甘いボールが来る前に相手の前衛にポーチされてしまいますもうやだ〜(悲しい顔)

そこで、ストレートを使いましょう。
牽制する意味でもいいんです。

ダブルスでストレートというとアレイコートにエースというイメージがありますが、それは結果として程度でいいんです。

相手からするとほとんどストレートないなと感じるとどんどんセンターにプレッシャーをかけてきます。

それでも
基本はクロス!
と言って狭くなったクロスコートに打つのはリスクが高くなります。

ここまでくると、お互いの駆け引きが始まります

さっきストレート打ってきたから今度はないだろう
とか
またストレートあるかも
などなど。

また、前衛の立ち位置も面白くなってきます。

若干ストレート空いているように見せかけて、実はストレート待ちしている
とか
ポーチに出る気満々で、実はストレート待ちしているとか。

楽しくなってきます。

しかし、ストレートを打って初めて生まれる駆け引きですから、練習の意味でもドンドン使っていきましょう!
image.jpg


ただし、レッスンベースの話をすると、結構微妙なんです...。

ストレートを打つと当然、展開が早く、ショートポイントで終わりやすいんです。
さらにボレーヤーが触れずに一発で決まっちゃった場合
ナイスショット!なんだけど

展開無し
盛り上がり無し


みたいな雰囲気になってしまい、敬遠されます。

これも昨日書いたディンクショットと同じ感じで練習しづらいショットです。

かと言って、最初はストレート!と決めてしまうと、前衛は絶対に来ると思って待っているので試合形式と言いながら、微妙といえば微妙。
この辺も、お互いの意識が大事ですね。

ストレートも混ぜていこうね!
みたいな。


ダブルスでストレートを打つことは戦略的にも有効ですし、練習相手の立ち位置の練習にもなりますから、勝ち負けに関わらず、使用していきましょう!


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2015年06月22日

なかなか練習できない『ディンクショット』

まず、このディンクショットという名前すらあまり使われていません。

ディンクショットとは、ボレーヤーの足元にスライスで沈めるショットです。

かといって、それほど直線的である必要はなく、ちょっと山なりくらいで充分なショットです。
直線的なスライスで足元に沈めるとなると、ネットに掛ける不安も出てきますから。

アプローチなどで前に来た相手に対して、あまりスピードもキレもないスライスで、でも足元にスッと落ちていく...。

並行陣を取ってきた相手に対して、後ろ側の(一般的にはクロス側)ボレーヤーの足元に打つショットです。
かといって、ドロップまで短くは打ちません。
(前にいるプレーヤーにドロップしたら落として叩かれますもんね。)

やはり、ダブルスで多用します。


なんとなく、このディンクショット、イメージできたでしょうか?

プロのダブルスでも結構使っています。
特にパエスあたりは多用していて、リターンなんかほぼディンクショットなんじゃないでしょうか?
image.jpg
ちなみに、右です。


さて、題名にも書いたように「なかなか練習できない」という点ですが、

まず、球出し練習はやらないです。
というのもかなり状況が限定していて、レッスンを受けている全員がその状況を把握して、必要と思わないとできません。

また、ゲームの形式練習をしても、気持ちよく打ちたいが先行してなかなか使えなかったりします。

結局、地味でつまらないショットなんです...。


じゃあ、どう練習すればいいの?
ってことになりますが、まず必要なことは皆さん自身の心構え

このディンクショットを練習するぞ!っという心構えです。
もちろん、ボレー対ストロークの状練習に限定されますが。

また、相手になるボレーヤーにも意識が必要かもしれません。
ありがちな、ボレー対ストロークの際にボレーヤーがサービスライン付近でなく、結構前に詰めて練習してしまうという状況。
スライスでゆっくり足元に沈めていくショットですから、ネットに詰めている相手には有効ではありません
なので、しっかりとサービスライン付近でボレーしてくれないとこのショットは練習できないんです。
(この辺も練習しづらい部分ですね。)

要するに、技術的な問題もありますが、お互い練習する人の意識が大切です。
何事もそうですが、地味なことを地道にコツコツやることが大事で、そういった練習は裏切りません。

実際にゲームをしてその状況があったときに自発的に使うというのが一番の練習です。
下手に打ちこむよりもポイントが獲れる確率は高いです。

タブルスの並行陣を相手取るにはかなり有効なショットですから、環境があれば練習してみましょう!


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2015年06月20日

体重移動のタイミング

以前に

フロントホップステップ

という名前で、フォアハンドストロークのフットワークを紹介しました。
この打ち方で気付いた点があるので解説を付け加える意味でも書いておきます。

まず、その打ち方の動画を再度載せておきます。


一応、スロー編集も


さて、注目点ですが、普通ストロークを打つ際の体重移動は
右足→左足
の流れです。
この流れ自体は同じなんですが、その移動するタイミングにちょっと違いを発見しまして・・・。

普通の打ち方はこんな感じですよね。
題名は無視して体重移動のタイミングに気を付けて見てください。


右足に体重が乗り
image.jpg

打つ際に体重が左足に移動していく
image.jpg

image.jpg

という感じ。

一方、最初のフロントホップステップの分割画像を見てみましょう。

@ボールに合わせて近づいていき
image.jpg

A右足、左足と決めてから
image.jpg

Bインパクト
image.jpg

という流れです。
お気づきになったでしょうか??

Aの段階、つまり打つ前の段階で、すでに右足→左足と体重が移動しています
さらに、この後、打つ際に左足を前に蹴りだすので(Bの時には軽く左足が浮いていますよね)この打ち方でも体重は前には乗せているのですが、タイミングは違います。

何となく無意識と見よう見まねでやってしまっていますが、生徒さんに体重移動の説明をする際に、こんな説明をしていました。

「フォアハンドは体重は右足に乗せて、打つ際に左足に移動させます」

間違いではないですが、絶対ではありませんね。

フロントホップステップでは
左足に乗せて、打つ際にさらに左足を蹴って前に移動させます。

う〜ん、違いが伝わりますかねぇ・・・。

---------------------------------------------------------------------------------
共通しているところは
インパクトの際に体重は前に移動する。
というところです。

---------------------------------------------------------------------------------
共通していないところは
普通の打ち方
インパクトの際に体重は前に移動していますが、右足→左足

フロントホップステップ
インパクトの際に体重は移動しているものの、左足→左足
---------------------------------------------------------------------------------

これで多少わかりやすくはなったかな??

体重移動というもの自体絶対ではないのかもしれませんが、細かく考えると若干の違いがあり、なんとなく流してしまいそうな部分ですが、見逃さないように注意していきます。
そして、皆さんに伝わるように活字にしていこうと思います。

ちょっと、マニアックで、ほぼ自己満足な解説になってしまいましたが、皆さんも確認してみてください。


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プロフィール
天野 幸之介さんの画像
天野 幸之介
1977年生まれテニスコーチ歴は20年を越えましたw 毎日更新はできませんが、皆さんのテニスライフの楽しみに少しでもプラスになる事を書いていきます。 YouTubeを使いながら解説していきますのでよろしくお願いします。
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