前回、シート前方に魚群探知機とロッドホルダーを装着したときは、ヤックアタックのギアトラック スライドレールを取り付けて、さらにスコッティのギアヘッドトラックアダプターを取り付けるという正統派のシステムを採用した。
でも、これはレール買って、アダプター買って、さらにロッドホルダーを買ってということで、結構なコストがかかる。もちろん見栄えは良いけど。
お高い足漕ぎカヤックを購入して、これ以上の支出はなるべく抑えたいので、何とかならないものかと思案していたら、ローコストないい方法を思いついたので、早速試してみた。
まず、ヤックアタックのギアトラック スライドレールは今後のカスタムにおいても便利なので仕方なく購入。
あとは家にあった資材を使って何とかする。
具体的には、M8のステンレスボルトとステンレスナット、そしてステンレスのL字ステー、塩ビパイプ。
スコッティのロケットランチャーロッドホルダーをネットで見ていたら、最後には、なんだただの筒じゃないか、という当たり前のことに気づいてしまった・・・
とりあえず、ただの筒の代わりに用意したのは、物置の中に転がっていた塩ビパイプ。
このままだと、あまりにもやっつけ感が出て、せっかくのホビーカヤックが台無しになりかねないので、強力ビニルテープで黒い筒っぽくお化粧。
お次はギアトラック スライドレールをシート後部に取り付ける。
ここはハッチから手を入れても届かないところなので、ブラインドリベットで固定しようと思って取ったのがこの写真。
ところが、いざ固定しようと思ったら、スライドレールのレール部分の隙間にハンドリベッターの先端が入らないことが判明。
リベットなら頭も低いので好都合だったのだけれど、これは想定外。
まぁ、そうなってしまえば後はタッピングビスで止めるしかない。
幸いホビーの船体は5mmくらいはありそうなポリエチレンなので、タッピングでも十分止まるはず。
そうは言っても念のため、スライドレールの裏側には両面テープ。
取付面は表面が少し凸凹しているので、400番のサンドペーパーで少し滑らかにしておいた。
タッピングビスはギアトラックスライドレールに付属していたステンレスボルトを流用。
4mm径なので、3.5mmの下穴をあけて、そこにねじ込む。両面テープだけでもがっちりついていたところに、このビスでおそらく固定としては十分。
こうして固定したギアトラックスライドレールのレール部分に用意しておいたM8のボルトを差し込む・・・
M8ボルトの頭のサイズがレール幅ぴったりなんだけど、レールの固定に頭の低いリベットではなく、タッピングビスを使ったので、このビスの頭にM8ボルトの頭が干渉してしまう。
となれば、M8ボルトを無理やり低頭ボルトにするほかないのでディスクグラインダーで加工。
ご近所迷惑な音をだしながらもなんとか完成したのがコチラ。
これならレールに差し込んで、スライドすることができるし、横幅はぴったりなので、上にL字フックを載せてナットを絞めてもボルトが回ることもない。
これができてしまえば、もはやスライドレールさえ取り付けてしまえば、いろいろな艤装を楽しむことができるので、可能性は無限大に広がる感じ。無限大ではないか・・・
そして、最後にこのL字のステーに塩ビパイプを固定する。
塩ビパイプの固定に使うのはやはりブラインドリベット。ステンレス製のリベットを使って片側2か所づつ固定。
あとはこれをレールに装着する。
ロッドを立てるとこんな感じ。
同じようにロッドホルダーを3個作ったので順次装着。
少々安っぽい感じはぬぐえないものの、背に腹は代えられぬ。ということで、完成!
この週末は天候が悪くてカヤックフィッシングは無理そうだけど、早く前回振動子をインナーハルに取り付けた魚群探知機と、このロッドホルダーの使い勝手をためしてみたいなぁ〜
【その後の改良】
ただのナットで固定していると、いちいちペンチを使わないとレール上の位置を変えられないので、蝶ナットに交換。
実釣でも問題なく使えたし、移動も簡単。
これはかなりの完成度だと自己満足。
残ったボルト、ナットとカラビナを保管する意味もあり、レール上に一体化して装着。
これが意外に便利そう。こういうちょっとした引っ掛ける場所があるといいんだよなぁ〜
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