桑原通夫です。
アジア・発展途上国で
通貨安のリスクが・・
アジア太平洋地域の途上国では、
債務危機のリスク・・が心配な
状況になっているようです。
対米通貨安によるものですが
高水準の債務や対ドルの通貨安で
返済負担が拡大しています。
新型コロナウイルス禍後も
7割の国の財政収支は赤字が続いており
中国からの借り入れの償還が困難に
なっているようです。
この現状を放置すれば中国の覇権強化を
招きかねず、
増々中国の横暴が増大する懸念も
あります。
中国は外貨貸し付け枠を持っていますが
一帯一路構想のもと、
投融資をパッケージにして
途上国でのインフラ開発を進めて
きました。
途上国の中には多額の債務を
返済できず、
港湾施設などの権益譲渡を迫られる・・
と言ったことも起こっています。
これはいわゆる・・「債務のわな」と
言うもので、金融機関が行っているような
無理やり現物で返済を迫る・・
借金の方に家を競売に賭けられるようなものです。
しかし、中国の融資の実態は・・
このような「債務のわな」よりも
はるかに巧妙だ‥という事です。
チャイナマネーの知られざる
恐ろしさ・・というこか、
その手口は・・
スピーディーさにあります。
世界銀行や西側諸国は、
これまでも多くの途上国が
債務危機に陥った祭には
救済策として・・極端な場合、
借金の棒引き‥というケースも
ありました。
そう言った経験を踏まえて、
途上国融資に慎重になっていた・・
という事です。
そこに付け込んだのが中国です。
まず、明らかになったのは、
中国による融資の規模と
スピードです。
中国は、外貨準備として抱える巨額の
ドル資金をもとに、
大規模な融資を素早く行ってきました。
融資の審査で、いわゆるお役所仕事や
面倒な手間を、できるだけ省いて
迅速なプロジェクトの実行を支援・・
融資には必ず償還する時期がきます。
償還期が来たら返さなければなりません。
中国の貸し付けは外貨(ドル)で行っているので
返す方もドルです・・
このところのドル高により、
中国は儲かりますが
借りた国は大変になっているのです。
例えば・・
モルジブ・パラオ・フィージー・ラオス
等の国が大変になります。
還せない‥となると、その国のインフラを
借金の肩代わりに、中国が乗っ取ってしまう・・
金融機関で返済不能者に行う、いわゆる
差し押さえのようなものです。
普通、援助する側の国は、『パリクラブ』
というところに所属していて
償還できない国が出た場合、パリクラブ内で
どうするかを話し合いで決めていて・・
いきなり、インフラの差し押さえなんて
出来ません。
ところが中国はパリクラブに入っていない
という事で、何でもありです。
援助国はパリクラブに入るのが常識だが
中国にはそんな常識は通じない・・
一体一路構想も、はじめから
返済不能の場合、現物返済を
狙っていたのかも知れない・・
過去に中国はスリランカに対して
同様の事例があった・・
という事です。
もし中国に小さな国の港などを
差し押さえられ・・
そこに軍事施設などがつくられたら
大変なことになります。
普通常識のある国では、そういうアコギ
なことはせず、
返せない国が出たら、リスケに応じるのが
当たり前です。
しかし、中国の場合は、当たり前が通じない
いきなり土地を奪ってしまう恐れがある・・
という話です。
非常識な中国とは、
まともに付き合わない事・・
経済交流だけに限定したほうが
よさそうですね。
中国から安易な借り入れをしたら
中国に乗っ取られてしまうかも・・
という話でした。
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