2016年12月04日
下町風俗資料館(紙芝居屋実演、黄金バット他)
おなじみ上野公園にある施設の一つ、下町風俗資料館。ぐるっとパスでの入場になりましたが、今回ちょっと面白い事があったので紹介。
第一日曜日にある紙芝居屋の実演と、特別展「娯楽の生地浅草 華やかなる130年」がやっているというベストタイミングに行くことができました。
紙芝居の実演は1日3回、13、14、15時に行われるようです。
作品は「キンちゃんコロちゃん」「山彦ボーイ」「黄金バット」の3作が実演されます。
紙芝居屋実演
最初がキンちゃん、コロちゃん。コロちゃんの方がダルマ、一話完結の子供向けのエピソード。500話を越えているらしく、ものすごい数が生産された連続ものだという事がわかります。
紙芝居屋の紙芝居は裏の文字がなく、紙芝居屋がアドリブで色々と展開を考えながらやっているという事だそうですが、この場合セリフが少し現代的(少なくとも昭和20年代のセリフではない)ようなものが多く入っており、紙芝居屋というモノのノリとはこういうものなんだなと。
次は山彦ボーイ、話の途中から始まります。2話分話が続きますが、それでも終わりません。前後の話は現存してないのでしょうか、なんせ紙芝居は残っているものが少ないのです。
セリフに昭和20年代にはほぼ使われていないであろう単語が入っており、やはり読み手の工夫が入っているのが面白い。アドリブ満載のアニメのようなもの。
紙芝居屋系の話題なら外せないのがこれ、黄金バット。いじりにくいのか紙芝居の語り口も比較的真面目でネタセリフは少なめ。
お馴染みの敵キャラナゾー。アニメでは四目になってますが紙芝居だと2つ目。怪タンク(ネットだとゲーゲーオルグの名前が比較的通じる)によって秘密の研究の設計図の秘密を知る少女がさらわれ、それを黄金バットが助ける話。
黄金バット登場で修了。そして明日は続きをやって客を繋ぎ留めるという事。そして駄菓子を売って生活する、紙芝居屋はいわば駄菓子屋の形態だそうです。
館内の喫茶店再現の椅子に座って見ている人もいました。
紙芝居は現存するものが少なく、どれくらい残っているのかは不明。ここで紹介された作品も山彦ボーイとか多分オチまでなかったりするんでしょう、特に実演ではこれといった説明はありませんでしたが。
因みに黄金バットは漫画版がマンガ図書館Zにて読むことができる模様。
娯楽の生地浅草
特別展が2階でやっています、普段は2階は昭和の家の中や銭湯等の再現が行われているのですが、特別展の為その上から壁が追加されてこんな感じのものが置いてあります。昭和の娯楽のパネル展示であり、1世紀に及ぶ浅草の娯楽の歴史を記録した写真がパネル展示されています。
浅草オペラのスターたち。
昔の花やしきの看板。
1階はいつもと同じ昭和の長屋。
ポイント・注意点
・紙芝居の実演は第一日曜日、ただし1月のみ15日の日曜日(第一日曜日が休館のため)
・なかなか面白いし興味深いので、見られるなら見てください
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