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2016年06月23日

古代ギリシャ 時空を超えた旅に行ってきました

要するにギリシャ展です。国立博物館の平成館で行われています、去年兵馬俑展をやっていた場所です。

金属探知機による手荷物検査が行われていました。

IMG_2542.JPG

あまり時間がなかったので急ぎ気味ですので見方はいい加減です。全体で三章までが暗黒時代以前、その後四章と五章がよく言われるギリシャ文明と言う奴です。そして六章でオリンピック、七章でマケドニア、八章がローマ時代。

最初が古代ギリシャ世界の始まり、前6500〜前2000くらいまでの太古ギリシャの遺物たち。まだ言われないとギリシャとわからないようなものから始まります。

そして二章がミノス文明、三章がミュけナイ文明、いくつかの地域で文明が発達し、例えば有名な線文字A、B等が発達したことが書かれています。2つの線文字の展示もありました、未だに線文字Aの解読は出来ていないようです。
また生贄の変わりに破壊されたと思われる牛の像や、剣、そして様々な図案が描かれた壺、装飾品等が展示されています。面白かったのがぶどう圧搾機です、これでワインを作った奴です。

次が第四章、幾何学様式〜アルカイック時代。この時代は見た感じ結構エジプトの影響があるのか、像等がエジプトっぽい雰囲気になっています。また都市単位での出土物の展示も有ります。

五章であるクラシック時代になると、かなり所謂私たちが習ったギリシャそのものになっていきます。胸像や装飾品等が飾られています。ちょっと気になったのが有罪無罪の投票具、穴があいている方と空いていない方があり、それを指で抑えて隠して投票していたそうです。文化的にも所謂アテネの民主主義等と言った要素や海の時代のギリシャを表現するような図案、ギリシャの劇場で使われた仮面等、まさにイメージされているギリシャといった感じ。仮面は顔につけられないようなサイズのものまで、どうやって演じられたのでしょうね。

次は古代オリンピック、専ら陶器などに描かれたオリンピックの様々な種目が置かれています。そして七章マケドニア、ここまで来るとなんというか、色々完成された感が有ります。墓から出てきた副葬品の金細工等がメインっぽかったです。またマケドニアの兜が飾れていましたが、前に飾られていたT字型のものではなく普通に頭からすっぽりかぶるだけの兜です、鼻を守るTはどこに消えたのでしょうか、ギリシャの兜の編年が気になるところ。

そして映像資料、ギリシャはローマに征服されたが、文化でローマを征服したみたいな内容でしただいたい。
最後がヘレニズムとローマ、これは多数の像が部屋の中に展示されており、ローマの像はギリシャ文明から影響を受けた事や、ギリシャを愛好したローマ人の様子等が書かれています。あのハドリアヌス帝の像もありました。

暗黒時代ですが、当然といえば当然ですが展示はなく廊下にパネル一枚でした。まあ仕方ないですが、今では結構研究が進んでいる様子は分かりました。

遅かったので皆帰った後で混雑はあまりなかったです。真昼間ならそれなりに混んでそうではありますが。

国立博物館に行く回数も増えてきたし、友の会に入ろうかなと思う今日この頃。



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