2016年03月09日
恐竜博2016に行ってきました
上野の国立科学博物館でやっている恐竜博に行ってきました。
上野に到着しましたが、まず腹ごしらえ、モーゼスさんのケバブに入ります。時間も既に押していたので、あまり時間もなかったのでケバブはちょうど良かったです。
恐竜なんて言うと小学生の頃子供向けの科学本みたいなもので得た知識+αみたいな感じなので、既に古くなっています。この間プラネタリウム行った時も「えらく時代が進んだなぁ」と感じたものですが、恐竜博でもそれを感じました。
天気が悪く狭い屋根の間をくぐりながら企画展示室入口まで到着。平日でもそこそこ混雑しているので、休日だとこの状況に親子連れが数倍になると考えるとかなり見るのもしんどそうです、実際どれくらい来るかわかりませんが。
7つのテーマで恐竜の進化についての解説が行われます、起源、植物食、飛翔、水中進出、赤ちゃん、恒温、鳴き声がそのテーマで、この7点が恐竜の進化の中で起こった重要な出来事だそうです。
最初はこのタイプの特別展のお約束として、プロローグ的な動画から始まります。
起源
最初に出迎えてくれるのがこれ、アシリサウルス。恐竜のような外観ですが、限りなく恐竜に近い普通の爬虫類だそうです。最初は恐竜の期限がテーマなので、恐竜に近い爬虫類の模型が並んでいます、そしてその上に恐竜の進化の系統樹が貼られています。
植物食
最初は肉食だった恐竜の一部が草食に進化していったそうですが、初期の草食恐竜の歯は植物を噛むのに適していなかったらしく、結果長い消化器官が必要になって結果巨大なからだが求められ巨大な恐竜が誕生したと言う説が書かれていました。
三畳紀の植物の化石
ジュラ紀
白亜紀
飛翔
恐竜の一部が羽を持ち最終的に鳥類に進化します。その進化の過渡期、羽をまだ持たず膜を使って滑空する小型貴恐竜のイーの化石が置かれています。イーはまだ鳥と言うよりムササビみたいな恐竜だそうです。
イーの化石のレプリカ。
イーシャノルニス、もっとも鳥に近い恐竜だそうです。
羽毛の化石、羽毛の化石は滅多に残らないそうで、見つかったのはかなり貴重だそうです。
水中進出
史上最大の肉食恐竜、スピノサウルス、このスピノサウルスは水中生活に適応していたようで、鼻の穴の位置が高いところに有り水の上に顔を出して呼吸しやすいようになっているとか、骨が重く潜る事が得意だとか、ティラノサウルスのように2足では歩けず4足歩行をしていたとかそう言った事が解説されています。
スピノサウルスは戦前に1度発掘されたものの戦火で焼かれ、ロクな情報なない状態が続いていたのが近年アフリカで新たな化石が発掘されて再び研究ができるようになったとか。
スピノサウルスの全身骨格模型
最大のティラノサウルススコッティの全身骨格模型
この部屋は広く結構バラけて見れるので、この部屋以降は人がバラけるのか空いていきます。
赤ちゃん
子供の恐竜の骨は柔らかく中々化石として残らない上に、一部の骨しか見当たらない場合それが果たして新種の恐竜なのか子供の恐竜なのかわからないと言う問題があり、中々研究が進まなかったようです、それがカスモサウルスの子供の全身が発掘された事により、恐竜ほかの生き物と同じように子供から大人になる際に体の構造が変化する、その為大人と子供の区別が明確に可能で、親子や群れで生活していたのではなかろうかと考えられるようになったようです。
カスモサウルスの子供の化石
大人の化石、子供と比べ頭の骨が成長しています
パラサウロロフスの子供
パラサウロロフスの大人、突起物が成長しており、その突起物を使って鳴いていた鳴き声に差が出るとか、それは鳴き声の所で再現されていました。
恒温
これは結構大発見、恐竜は獣脚類から鳥に進化したので、その際に羽毛を得たと考えられていたのが、鳥盤類(鳥とついていますが鳥とは無関係の系統)の恐竜から羽毛が発見されたそうです、クリンダドロメウスと言う恐竜だそうです。その為まず恐竜は進化の初期から既に羽毛を獲得していた、また羽毛を持っていたということは部分的に恒温動物になっていたのではないかという事です。確かに私もびっくりですわこれは。
クリンダドロメウスの復元、全身を羽毛に覆われています。
鳴き声
先に紹介されたパラサウロロフスは、鳴き声が復元できる貴重な恐竜で、頭の突起の骨の空洞を使って鳴いていたと考えられ、その鳴き声も再現されています。また子供の骨もあるので、大人と子供の声の差もわかるようです。
子供はぶおーん、大人はぶろおおおおおおんくらいの差が有ります。これで親子でやりとりをしていたとか。
化石クリーニング
北海道で発掘された恐竜化石のクリーニングに付いて。
発掘された化石はこうやって保護するそうです。
この恐竜博で気になったのが「植物食」と「恒温」の部分です、恒温ということは消費するエネルギーも多くなりますので、結果餌が必要になるとか肉食の数が制限されますし。
私の知識なんてそれこそ小学生レベルでしかも古かったので、結構知識が更新されました、たまにはこういった所を覗いて見るべきですね。
常設展
常設展も特別展料金で見れるので、大して時間は残っていませんが一応見ます。とりあえず時間も限られているのでシアター360を見ます。
10年弱くらいまえに行った時も同じ映像だった気がします。ティラノサウルスに襲われ生き延びたトリケラトプスの映像と宇宙の誕生から太陽系の誕生です。
建物外観
最後に科博の外見と名物のクジラ、ここは色々展示が変わっても昔から同じです。
しかし寒い日でした、雨のせいであまり動けなかったですし。
ポイント・注意点
・多少の予備知識があったほうが楽しめると思いますこればかりは、古い知識とは言え少しは持っていたので、発見の凄さが理解できたと言うか。
・恐竜博だけなら1時間程、常設展もフルで回って3時間あればいいくらい
・少なくとも10年前よりはかなり研究が進んでいます、ここ数年で新たな発見も多いようです
上野に到着しましたが、まず腹ごしらえ、モーゼスさんのケバブに入ります。時間も既に押していたので、あまり時間もなかったのでケバブはちょうど良かったです。
恐竜なんて言うと小学生の頃子供向けの科学本みたいなもので得た知識+αみたいな感じなので、既に古くなっています。この間プラネタリウム行った時も「えらく時代が進んだなぁ」と感じたものですが、恐竜博でもそれを感じました。
天気が悪く狭い屋根の間をくぐりながら企画展示室入口まで到着。平日でもそこそこ混雑しているので、休日だとこの状況に親子連れが数倍になると考えるとかなり見るのもしんどそうです、実際どれくらい来るかわかりませんが。
7つのテーマで恐竜の進化についての解説が行われます、起源、植物食、飛翔、水中進出、赤ちゃん、恒温、鳴き声がそのテーマで、この7点が恐竜の進化の中で起こった重要な出来事だそうです。
最初はこのタイプの特別展のお約束として、プロローグ的な動画から始まります。
起源
最初に出迎えてくれるのがこれ、アシリサウルス。恐竜のような外観ですが、限りなく恐竜に近い普通の爬虫類だそうです。最初は恐竜の期限がテーマなので、恐竜に近い爬虫類の模型が並んでいます、そしてその上に恐竜の進化の系統樹が貼られています。
植物食
最初は肉食だった恐竜の一部が草食に進化していったそうですが、初期の草食恐竜の歯は植物を噛むのに適していなかったらしく、結果長い消化器官が必要になって結果巨大なからだが求められ巨大な恐竜が誕生したと言う説が書かれていました。
三畳紀の植物の化石
ジュラ紀
白亜紀
飛翔
恐竜の一部が羽を持ち最終的に鳥類に進化します。その進化の過渡期、羽をまだ持たず膜を使って滑空する小型貴恐竜のイーの化石が置かれています。イーはまだ鳥と言うよりムササビみたいな恐竜だそうです。
イーの化石のレプリカ。
イーシャノルニス、もっとも鳥に近い恐竜だそうです。
羽毛の化石、羽毛の化石は滅多に残らないそうで、見つかったのはかなり貴重だそうです。
水中進出
史上最大の肉食恐竜、スピノサウルス、このスピノサウルスは水中生活に適応していたようで、鼻の穴の位置が高いところに有り水の上に顔を出して呼吸しやすいようになっているとか、骨が重く潜る事が得意だとか、ティラノサウルスのように2足では歩けず4足歩行をしていたとかそう言った事が解説されています。
スピノサウルスは戦前に1度発掘されたものの戦火で焼かれ、ロクな情報なない状態が続いていたのが近年アフリカで新たな化石が発掘されて再び研究ができるようになったとか。
スピノサウルスの全身骨格模型
最大のティラノサウルススコッティの全身骨格模型
この部屋は広く結構バラけて見れるので、この部屋以降は人がバラけるのか空いていきます。
赤ちゃん
子供の恐竜の骨は柔らかく中々化石として残らない上に、一部の骨しか見当たらない場合それが果たして新種の恐竜なのか子供の恐竜なのかわからないと言う問題があり、中々研究が進まなかったようです、それがカスモサウルスの子供の全身が発掘された事により、恐竜ほかの生き物と同じように子供から大人になる際に体の構造が変化する、その為大人と子供の区別が明確に可能で、親子や群れで生活していたのではなかろうかと考えられるようになったようです。
カスモサウルスの子供の化石
大人の化石、子供と比べ頭の骨が成長しています
パラサウロロフスの子供
パラサウロロフスの大人、突起物が成長しており、その突起物を使って鳴いていた鳴き声に差が出るとか、それは鳴き声の所で再現されていました。
恒温
これは結構大発見、恐竜は獣脚類から鳥に進化したので、その際に羽毛を得たと考えられていたのが、鳥盤類(鳥とついていますが鳥とは無関係の系統)の恐竜から羽毛が発見されたそうです、クリンダドロメウスと言う恐竜だそうです。その為まず恐竜は進化の初期から既に羽毛を獲得していた、また羽毛を持っていたということは部分的に恒温動物になっていたのではないかという事です。確かに私もびっくりですわこれは。
クリンダドロメウスの復元、全身を羽毛に覆われています。
鳴き声
先に紹介されたパラサウロロフスは、鳴き声が復元できる貴重な恐竜で、頭の突起の骨の空洞を使って鳴いていたと考えられ、その鳴き声も再現されています。また子供の骨もあるので、大人と子供の声の差もわかるようです。
子供はぶおーん、大人はぶろおおおおおおんくらいの差が有ります。これで親子でやりとりをしていたとか。
化石クリーニング
北海道で発掘された恐竜化石のクリーニングに付いて。
発掘された化石はこうやって保護するそうです。
この恐竜博で気になったのが「植物食」と「恒温」の部分です、恒温ということは消費するエネルギーも多くなりますので、結果餌が必要になるとか肉食の数が制限されますし。
私の知識なんてそれこそ小学生レベルでしかも古かったので、結構知識が更新されました、たまにはこういった所を覗いて見るべきですね。
常設展
常設展も特別展料金で見れるので、大して時間は残っていませんが一応見ます。とりあえず時間も限られているのでシアター360を見ます。
10年弱くらいまえに行った時も同じ映像だった気がします。ティラノサウルスに襲われ生き延びたトリケラトプスの映像と宇宙の誕生から太陽系の誕生です。
建物外観
最後に科博の外見と名物のクジラ、ここは色々展示が変わっても昔から同じです。
しかし寒い日でした、雨のせいであまり動けなかったですし。
ポイント・注意点
・多少の予備知識があったほうが楽しめると思いますこればかりは、古い知識とは言え少しは持っていたので、発見の凄さが理解できたと言うか。
・恐竜博だけなら1時間程、常設展もフルで回って3時間あればいいくらい
・少なくとも10年前よりはかなり研究が進んでいます、ここ数年で新たな発見も多いようです
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