2016年03月04日
国立西洋美術館のカラヴァッジョ展に行きまして
上野公園の国立西洋美術館でやっているカラヴァッジョ展に行ってきました。美術館に行く前に腹ごしらえ、アメ横行けば何かあるだろうとアメ横に入ります、しかしチェーン店が多く中々ちょうどよさそうな店が見つからず、少しうろついて発見したのが宇奈ととなる店、うな丼がなんと500円からとか言うリーズナブルなうなぎ屋です。私は800円のうな重を食べましたが、たまにうなぎが食べたくなるのでこの安さはありがたい。
そういえば去年うなぎ味のなまずの話がやっていました、結局あの話どうなったのかと思ったら今年から提供されるとか言う話もあるそうで、既に近大の学食で試験的に提供されているとかなんとか。
そして美術館へ、とりあえずロッカーはあるのですが、封切られてすぐということもあってかロッカーは割と大体埋まっています、大した荷物は無いのでもって入ります。
美術館外見
国立西洋美術館は企画展に入るとついでに常設展に入れるサービスがあるのですが、そもそもずっと休館中で、カラヴァッジョ展も休館明け初の企画展、常設展は未だ準備中で入れない。国立西洋美術館は常設展も結構いいのが揃っているのですが、まあ見る機会は多いだろうと普通に入ろうとしたらなにかを入口で配っています、常設展の無料券です、これは流石ですね。
入口にあった顔を出して撮影出来るアレ(何ていうのかよく知らないです)。
入口の前ではカラヴァッジョの生涯を辿る映像が流れています、果物などの絵を描く画家としてローマで頭角を現し、新しい表現で一世を風靡するも、生活は乱れ暴力事件を度々起こし、ついに殺人を犯してしまいローマを離れる事に、そこでマルタでヨハネ騎士団の聖堂の絵を描く等した後恩赦を求めるためにローマに戻ろうとするも38歳の若さでこの世を去ると言う話。(なんの予備知識もなく1回見ただけの内容を寝不足状態でうろ覚えで記憶してそのまんま書いているので、絶対どこかおかしい気がします)。
とりあえず中に入ります、展示内容はカラヴァッジョ自体が描いた絵が11点、それから影響を受けた画家の作品40点、計51点(うろ覚え)が展示されています。
そもそもカラヴァッジョの絵で現存しているのは60点、しかも動かせない絵を含めるので11点と言うのは日本最大級だとか。
入口付近は結構混雑気味、中も人の数は多いですが絵が大きく、多くの絵が人の身長くらいあるような大型のもので、それゆえに割と絵の前に何人も立てるのでまあ見やすいです。
カラヴァッジョは絵画の光の演出に大きな影響を与えた人らしく、静物画、人物画ともに自然の光に照らされる人や物を描き、それにより立体感を出すと言う方法を取り、それが多くの模倣を産み、非常に立体的な絵を生み出したと開設されています。
また斬首がテーマの絵があり、メデューサの首の絵が有ります、かなり念入りに下書きをしたような緻密な絵だそうです、近年はX線でその下に描かれていた古い絵を見ることが出来るようになっているそうです、若い頃の絵は不要なキャンバスを再利用したようで、その絵の下に描かれていた失われた作品もチェックできるとか。
また官能的な絵も多く、当時は結構物議を醸したような事が書かれています。バッカスは日本初公開、割と若いバッカスです、そして法悦のマグダラのマリアは世界初公開とか、模写が多くなかなか本物が見つからなく、14年にやっと見つけたらしいです、カラヴァッジョが亡くなった時の荷物の中にこの絵が入っていたそうです、自分の支援者に支援を頼むために持ち歩いていたとか。
終盤に出てきた洗礼聖者ヨハネ、どこかで見たようなと思ったら瀕死のガリア人に着想を受けたとか、納得。
芸術的な方向というより外見的な方向で気になったのが長崎の殉教、つまり日本を描いた絵が有ります、なにが気になったかというと当時の西洋の日本観と言うか、完全に登場人物が西洋のそれで、なるほどなとなりました。
カラヴァッジョという人は日本ではまだ無名と言うより、そもそも多数のフォロアーを生み出しながら最終的に批判され忘れられ、近年再評価されて知名度が上がったと言う過去があるようです。
ポイント
・日本初公開、世界初公開がそれぞれ有り
・通常は17時30分までですが、金曜は20時まで開いています(入館は30分前まで)
・常設展は調整中なので入れないので、入場券がもらえます
注意点
・常設展は18日まで入れません、入場券はもらえます
そういえば去年うなぎ味のなまずの話がやっていました、結局あの話どうなったのかと思ったら今年から提供されるとか言う話もあるそうで、既に近大の学食で試験的に提供されているとかなんとか。
そして美術館へ、とりあえずロッカーはあるのですが、封切られてすぐということもあってかロッカーは割と大体埋まっています、大した荷物は無いのでもって入ります。
美術館外見
国立西洋美術館は企画展に入るとついでに常設展に入れるサービスがあるのですが、そもそもずっと休館中で、カラヴァッジョ展も休館明け初の企画展、常設展は未だ準備中で入れない。国立西洋美術館は常設展も結構いいのが揃っているのですが、まあ見る機会は多いだろうと普通に入ろうとしたらなにかを入口で配っています、常設展の無料券です、これは流石ですね。
入口にあった顔を出して撮影出来るアレ(何ていうのかよく知らないです)。
入口の前ではカラヴァッジョの生涯を辿る映像が流れています、果物などの絵を描く画家としてローマで頭角を現し、新しい表現で一世を風靡するも、生活は乱れ暴力事件を度々起こし、ついに殺人を犯してしまいローマを離れる事に、そこでマルタでヨハネ騎士団の聖堂の絵を描く等した後恩赦を求めるためにローマに戻ろうとするも38歳の若さでこの世を去ると言う話。(なんの予備知識もなく1回見ただけの内容を寝不足状態でうろ覚えで記憶してそのまんま書いているので、絶対どこかおかしい気がします)。
とりあえず中に入ります、展示内容はカラヴァッジョ自体が描いた絵が11点、それから影響を受けた画家の作品40点、計51点(うろ覚え)が展示されています。
そもそもカラヴァッジョの絵で現存しているのは60点、しかも動かせない絵を含めるので11点と言うのは日本最大級だとか。
入口付近は結構混雑気味、中も人の数は多いですが絵が大きく、多くの絵が人の身長くらいあるような大型のもので、それゆえに割と絵の前に何人も立てるのでまあ見やすいです。
カラヴァッジョは絵画の光の演出に大きな影響を与えた人らしく、静物画、人物画ともに自然の光に照らされる人や物を描き、それにより立体感を出すと言う方法を取り、それが多くの模倣を産み、非常に立体的な絵を生み出したと開設されています。
また斬首がテーマの絵があり、メデューサの首の絵が有ります、かなり念入りに下書きをしたような緻密な絵だそうです、近年はX線でその下に描かれていた古い絵を見ることが出来るようになっているそうです、若い頃の絵は不要なキャンバスを再利用したようで、その絵の下に描かれていた失われた作品もチェックできるとか。
また官能的な絵も多く、当時は結構物議を醸したような事が書かれています。バッカスは日本初公開、割と若いバッカスです、そして法悦のマグダラのマリアは世界初公開とか、模写が多くなかなか本物が見つからなく、14年にやっと見つけたらしいです、カラヴァッジョが亡くなった時の荷物の中にこの絵が入っていたそうです、自分の支援者に支援を頼むために持ち歩いていたとか。
終盤に出てきた洗礼聖者ヨハネ、どこかで見たようなと思ったら瀕死のガリア人に着想を受けたとか、納得。
芸術的な方向というより外見的な方向で気になったのが長崎の殉教、つまり日本を描いた絵が有ります、なにが気になったかというと当時の西洋の日本観と言うか、完全に登場人物が西洋のそれで、なるほどなとなりました。
カラヴァッジョという人は日本ではまだ無名と言うより、そもそも多数のフォロアーを生み出しながら最終的に批判され忘れられ、近年再評価されて知名度が上がったと言う過去があるようです。
ポイント
・日本初公開、世界初公開がそれぞれ有り
・通常は17時30分までですが、金曜は20時まで開いています(入館は30分前まで)
・常設展は調整中なので入れないので、入場券がもらえます
注意点
・常設展は18日まで入れません、入場券はもらえます
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