2021年09月23日
【国内2例目の新型コロナ治療薬、特例承認へ】ソトロビマブの概要と海外での効果について
2021年9月6日、英製薬大手グラクソ・スミスクラインは、新型コロナウイルス感染症の治療薬「ソトロビマブ」について、厚生労働省に、特例承認の申請を行ったことを発表しました。
これに対し、厚生労働省は9月末にも特例承認する方針を決めました。
今月下旬に開く専門部会で審議し、了承されれば速やかに承認する方向です。
軽症や中等症の患者向けの薬としては国内で2例目となります。
今回の「ソトロビマブ」に付いての概要と海外での効果について紹介します。
【目次】
1,ソトロビマブの概要
2,ソトロビマブの構造について
3,海外での効果報告
4,まとめ
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【ソトロビマブの概要】
ソトロビマブは、感染防御に働く中和抗体を点滴で投与する薬で、酸素投与を必要としない軽症・中等症の患者のうち、重症化リスクが高い患者が対象となります。
グラクソ・スミスクライン社によると、海外で約1000人が参加した臨床試験で、入院や死亡を79%減らす効果が確認されたということです。
インド由来で感染力が高いデルタ株などの変異株に対して一定の効果を示す可能性もあるといい、変異株に対しても、効果が落ちにくいとのことです。
米国では、既に緊急使用許可を得ているとのことです。
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【ソトロビマブの構造について】
ソトロビマブは、従来の中和抗体療法と違って、ウイルス表面のスパイクタンパクの『保存性の高い領域』と結合して重症化を防ぐ仕組みです。
保存性の高い領域とはスパイクのほとんど変異しない部分のこと。
いわばスパイクの大本です。
スパイクの他の部分が変異しても、大本に作用するため変異の影響を受けず、抗体の効果を維持できます。
試験管内の細胞実験ではデルタ株やラムダ株をはじめ『懸念される変異株』『注目される変異株』への効果が確認されました。
このことから、今後、新たな変異株が出現しても重症化を予防できる可能性が高いということだそうです。
ちなみに、価格は1本10万円程度とのことです(日本では、新型コロナウイルスの治療は、国が負担するので、患者は無料で、治療を受けられます)。
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【海外での効果報告】
UAE(アラブ首長国連邦)では、先行してソトロビマブが使用されており、調査結果が出ています。
UAEの保健当局の発表から引用します。
『軽症ないし中等症の新型コロナウイルス感染症患者のうち、重症化リスクの高い成人、妊婦、12歳以上の小児などのハイリスク患者で、容態が重症化する危険性があった患者らが、抗ウイルス薬ソトロビマブの投与によって、死の危険から救われた。』
また、『アブダビの新型コロナウィルス感染症患者6,175人にソトロビマブを投与し、2週間、効果を観察した結果、投与を受けた患者の死亡については100%、集中治療室への入室については99%防ぐことができたと』、UAE保健当局が発表しました。
また、UAE保健当局によると、14日間で97%の患者が回復したと伝えています。
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【まとめ】
中外製薬の「抗体カクテル療法」に、ついで、国内2例目の新型コロナウイルス治療薬として、ソトロビマブの特例承認が9月末頃に行われる見通しとなりました。
複数の治療薬が出ることは、供給が安定し、また、それぞれで、使用禁止や副反応の出やすいアレルギーや病気を抱える方に取っても、選択肢が出来ることは、良いことだと思います。
ワクチンに治療薬の目処が立てば、いよいよ通常の社会生活への明るい兆しが見えてきているように思います。
今後も、新しいワクチンや治療薬が出て、選択肢がたくさん出来ることに期待しています。
今回のブログは、以上です。
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