2021年09月12日
【トリビア】マジでヤバい若者言葉にも歴史があるって本当?
「ちょ、マジウケるんですけど」
「これ、私の友達なんだけど超かわいくない?脚とか長すぎてやばいんだけど。」
街で耳にした若者たちの言葉に、それは本当にウケてるのか…?
それは可愛いのか、可愛くないのか…?
脚が長いと何がヤバいのか…?と思う方もいるかもしれません。
しかし、このような若者がよく使う言葉も、元の語源をたどれば歴史があるようです。
《やばい》
【意味】 危ない、自分にとって不都合な事態が起こりそうな状況を表す。
【由来】 牢屋や看守を意味する「厄場(やば)」という言葉があり、そのようなものと関わりあいになりそうな危険な状況を示す言葉として、「やばい」が江戸時代から泥棒などの間で使われるようになったとされる。戦後、一般にも広く使われるようになった。最近では「すごくいい」「魅力的」という肯定的な使われ方も出てきている。
《まじ》
【意味】真面目、真剣、本気、冗談ではない。
【由来】「真面目」を省略した言葉で、江戸時代から芸人の楽屋言葉として用いられるようになった。1980年代になって「まじで」「まじに」という副詞の形で広まった。「本気」や「真剣」と書いて「まじ」と読むのは当て字。
(いずれも「漢検ホームページ」豆知識コーナーより)
こうしてみると、意外に古い言葉だったということがわかります。
しかし、歴史があるといえども、「やばい」「まじ」などの言葉はあくまで仲間内で用いられるべきことばであり、文書や目上の人と話すような場面にはあまりふさわしいとは言えません。
「やばい」は元の意味とは逆の意味でも用いられるようになったためか、どんな場面でも「やばい」のひと言で片付けてしまう若者も増えているそうですが、できれば「やばい」に代わる表現に触れて、そのときの心境に見合った言葉を使えるようになりたいですね。
ちなみに、「びびる」「はぶる」「しかと」などの言葉にも、古い歴史があるようです。さらに知りたい人は、調べてみて下さい。
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