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2018年10月27日

古馬重賞はリピーター、天皇賞・秋は?

東京競馬場で行われる天皇賞・秋。過去10年からリピーター馬がいるか調べてみます。

2015年 3着イスラボニータ(2014年3着)
2着ステファノス(2016年3着)
2014年 2着ジェンティルドンナ(2013年2着)
2012年 1着エイシンフラッシュ(2013年3着)
2010年 2着ペルーサ(2011年3着)
2009年 1着カンパニー(2007年3着)
2008年 1着ウオッカ(2009年3着)

それでは前年など過去年に着外で馬券にからんでいた馬を調べます。

2017年 2着サトノクラウン(2015年17着、2016年14着)
2013年 1着ジャスタウェイ(2012年6着)

一方前年馬券に絡んでいて翌年以降馬券外だった馬も調べます。

2016年 3着ステファノス(2017年10着※2015年2着)
2016年 2着リアルスティール(2017年4着)
2014年 1着スピルバーグ(2015年10着)
2012年 1着フェノーメノ(2014年14着)
2011年 1着トーセンジョーダン(2012年13着、2013年11着、2014年17着)
2着ダークシャドウ(2012年4着、2014年10着)
2010年 2着ペルーサ(2014年16着、2015年7着※2011年3着)
3着アーネストリー(2011年14着、2012年11着)

それでは今年の登録馬で過去馬券に絡んだ馬、着外だった馬がいるのかを調べます。

前年など過去年に着外の馬
ステファノス
マカヒキ
ミッキーロケット
サクラアンプルール

前年など過去年に馬券内の馬
ステファノス

ステファノスは4年連続参戦。2015年2着、2016年3着と2年連続で馬券内と本レースとは好相性ですが、傾向通りここでも着順は落ちており、昨年は10着と馬券外。前走毎日王冠は4着と検討していますが、年齢的な面を考慮すると狙いを下げたほうがよいかと思います。

マカヒキは昨年出走し5着。不良馬場を後方からの競馬で5着まで押し上げダービー馬の意地をは見せていました。日本ダービーを制してから凱旋門賞に挑戦。帰国後勝ち星から遠ざかっていますが、前走札幌記念2着と復活気配。

フランス遠征からパワータイプに馬が変貌している印象もあるので、軽い芝の瞬発力勝負に不安を感じますが、古馬リピーターの傾向では着順を上げるパターンの馬なので注意が必要です。

ミッキーロケットも昨年出走し12着と大敗。しかしその後は中京新聞杯2着や、日経新春杯、天皇賞・春4着と力をつけてきており、前走宝塚記念で悲願のG1制覇を達成。決め手勝負では分が悪く、上がり時計のかかる展開に持ち込みたいですが、自身が先行して行く馬ではないので展開待ちとなります。

サクラアンプルールは昨年8着。不良馬場のため力が発揮できませんでした。前走札幌記念は6着でしたが、今年は中山記念4着、日経賞3着、函館記念2着と重賞で健闘しており注目。

条件戦時代に東京コースで決め手勝負で好走しており、ミッキーロケットよりは好走の下地はありそうです。

天皇賞・秋、データ分析

東京競馬場で行われる天皇賞・秋。JRAのデータ分析も見ながら有力馬をピックアップしていきたいと思います。※枠順やオッズなどレース当日に発表されるのデータがある場合、発表前なので割愛します。

参照・JRA 天皇賞・秋、データ分析
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2018/1028_1/index.html

若い馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は、年齢が「5歳以下」だった。一方、「6歳以上」だった馬は3着内率2.7%と苦戦している。6歳以上の馬は過信禁物だ。

該当馬
ヴィブロス
レイデオロ
スワーヴリチャード
マカヒキ
アルアイン
ダンビュライト
サングレーザー
キセキ
ミッキーロケット

前年以降にGTで連対経験のある馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中22頭は、“前年以降のJRAのGT”において連対経験のある馬だった。この経験のある馬は3着内率が31.9%に達している。まずは前年以降にビッグレースで連対経験がある馬に注目すべきだろう。

なお、“前年以降のJRAのGT”において連対経験がなかったにもかかわらず3着以内に入った8頭は、前走が「同年の毎日王冠かつ7着以内」、もしくは「同年の札幌記念かつ1着」だった。前年以降のビッグレースで連対経験がない上、“同年の毎日王冠で7着以内もしくは同年の札幌記念で1着”の経験もなかった馬は評価を下げたい。

該当馬
ステファノス
レイデオロ2
スワーヴリチャード2
アルアイン2
サングレーザー2
キセキ2
ミッキーロケット2

前走で単勝1番人気だった馬は堅実

前走が“国内のレース”だった馬について、前走の単勝人気別成績をまとめると、前走で「1番人気」だった馬は3着内率42.9%と優秀な成績を収めている。一方、「8番人気以下」だった馬は全て4着以下に敗れている。臨戦過程を比較する際は、前走の単勝人気にも注目してみよう。

該当馬
レイデオロ3
スワーヴリチャード3
マカヒキ2

前走の4コーナーの通過順がポイント

過去6年の3着以内馬延べ18頭中14頭は、前走が“国内のレース”、かつそのレースの4コーナーの通過順が「3〜7番手」だった。一方、「2番手以内」だった馬は3着内率10.5%、「8番手以下」だった馬は同5.1%と、それぞれ苦戦している。2011年以前は「2番手以内」や「8番手以下」だった馬の好走例も少なくなかったが、近年の傾向を重視するならば、前走の4コーナーの通過順が「3〜7番手」以外だった馬は評価を下げた方がよさそうだ。

該当馬
ステファノス2
スワーヴリチャード4
サクラアンプルール

コース適性も重要

過去10年の優勝馬10頭は、いずれも“東京競馬場のGTかGU”において3着以内に入った経験がある馬だった。ちなみに、この経験がなかった馬は2008年以降〔0・3・1・72〕(3着内率5.3%)と苦戦している上、2005年のヘヴンリーロマンスを最後に優勝がない。今回と同じ東京競馬場のGTやGUで好走したことがない馬は、勝ち切る可能性が低いと見るべきだろう。

該当馬
ステファノス3
ヴィブロス2
レイデオロ4
スワーヴリチャード5
マカヒキ3
キセキ3

以上をふまえてピックアップした有力馬はこちら

スワーヴリチャード

スワーヴリチャードは4歳、東京コース実績あり、G1馬など全てのデータに合致。前走はG1安田記念に出走。先行するアエロリットを捕らえられず、勝馬モズアスコットに切れ負けましたが、タイム差0.1秒と僅差。得意距離ではないマイルの距離で好走しており、実績のある2000mの距離ならば上位争いは十分可能でしょう。

逃げ馬不在で瞬発力勝負が予想されますが、大阪杯では3コーナーから早め先頭から押し切っており、展開不問で馬券外は考えられません。

アルテミスSはソウルスターリングの妹シェーングランツが重賞初制覇

1着シェーングランツ 1:33.7
2着ビーチサンバ 1/2
3着エールヴォア 1.1/4

それでは今回予想した馬の結果です。

◎ミディオーサ8着
エールヴォア3着
▲グレイシア11着
△ウインゼノビア4着

◎ミディオーサは道中最内から好位置をキープしましたが、これが仇となり直線で外に持ち出せず、内も空かずに詰まって追い出せずに8着。力負けではなさそうなので、次走以降馬券妙味があれば再び狙ってみたい馬です。

〇エールヴォアは中団から進出し直線ジンワリ伸びて3着。時計面では問題無さそうですが、レース振りを見ると切れ味があるタイプには見えないので、先行して押し切るレースがあっていそうです。

▲グレイシアは積極的な競馬をしましたが、結果から言うと決め手不足が露呈した形に。前走のような差す競馬が向いているのでしょうか。

△ウインゼノビは逆に前走までの積極性がなく中途半端な形に。それでも4着にきているので展開次第ではもっと活躍できるのかもしれません。

スワンSはロードクエストが復活Vで重賞3勝目

1着ロードクエスト 1:21.5
2着モズアスコット ハナ
3着グァンチャーレ 1/2

それでは今回予想した馬の結果です。

◎レーヌミノル7着
ロードクエスト1着
モズアスコット2着
△ベステンダンク4着

◎レーヌミノルは予想通り逃げ馬不在なのでハナを切りました。前半3F34.7秒も重賞や馬場を考えると十分に逃げ切れるタイムでしたが、同馬は逃げ切り勝ちが今までにないので、番手の競馬が向いているのかもしれません。現に好位から進出のグァンチャーレが3着、ベステンダンクが4着とペースは平均ペースだったと思います。

〇ロードクエストは近走好位からの競馬ができているので、ペースも上がらないので展開的に向くと思いましたが、出遅れてかつての追い込み競馬に。ですが結果瞬発力が生きる流れとなり、かつての追い込み競馬で復活することができました。

鞍上デムーロ騎手は後手を踏んでからはすぐさまモズアスコットを目標にし、直線も追い出しを最大限に我慢できたことで、最後の伸びにつながりました。距離もマイルよりこのぐらいがあっているかもしれません。

しかしまぁ騎手でここまで成績が変わるものなのでしょうか。自分はそれを見越して馬券勝負はデムーロ&ルメール騎手で勝負しているので、現状逆らわず素直に勝負したほうが良いと思います。

▲モズアスコットは58kgの斤量やマイルG1の連覇がかかっているので、ここはひと叩きというのは読めました。しかし斤量を苦にせず最後はハナ差2着と仕上がり途上の中勝負けの競馬をしているあたりは、本番ではやはり押さえておかなければいけない馬だと再確認しました。

△ベステンダンクは近走の好調さをキープしており重賞でも活躍できるところを見せました。上位馬とは切れ負けしましたが、先行しての粘りは十分重賞で通用するものなので、今後も注目していきたいですね。

アルテミスS◎ミディオーサ

ミディオーサ
エールヴォア
グレイシア
ウインゼノビア

◎ミディオーサは東京の新馬戦2着のあと新潟の未勝利戦で1着。共にマイル戦で上がりも最速と、このレースの好走条件に合致する結果を残しています。キャリアの少ない2歳戦で個人的に重視している「複数レースを要して勝ち上がり即重賞挑戦する馬は好走する傾向」に合致しており注目したいです。

〇エールヴォアは札幌の新馬戦で2着のあと前走阪神の未勝利戦で1着。こちらも「複数レースを要して勝ち上がり即重賞挑戦する馬は好走する傾向」に合致。マイル戦の経験はありませんが、2戦共に4コーナー好位置におり前走は上がり最速と決め手もありそうなのでいきなり重賞制覇の可能性もあるかもしれません。

▲グレイシアは新潟新馬戦、中山アスター賞を連勝。新馬戦では逃げて圧勝、前走は出遅れながらも中団からの差し切りで勝利と、少ないキャリアの中で自在な脚質を見せています。出遅れなければ先行してくると思うので、強力な先行馬も不在なので展開面で注目です。

△ウインゼノビアも未勝利、札幌のクローバー賞を連勝。ここ2戦の上がり3Fは特別早いものではなく決め手勝負では不安はありますが、東京の新馬戦で上がり最速で2着と時計勝負もしかしたら対応できるかもしれません。
posted by bababaken at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 予想

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以前競馬サイトで働いていて、今は本とかCDとか個人で売っています。 競馬歴は20年以上。血統より馬券派(単複馬券)。 画像は競馬のブログなので、上田馬之助さんのイラストを描きました(全然関係ないかなw)。 ちなみに以前週刊プロレスにイラストを投稿してました。
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